Lockdown Cinema Clubについて
vol. 6 2020-05-09 0
こんにちは。「Purple Sun」共同プロデューサーの今井太郎です。
クラウドファンディングを開始して早くも2週間が経過しました。お陰様で35人の方々から合計272,000円のご支援を頂いております。
皆さま大変な状況の中、これだけのご支援を頂き、大変感謝しております。
さて今日は先日のオンライン上映会でカルロ・エンシーソ・カトゥ監督から紹介のあったフィリピンのLockdown Cinema Clubについてご紹介します。
https://www.facebook.com/lockdowncinemaclub/
Lockdown Cinema Clubは3月頃にフィリピンのプロデューサーや監督達が自主的に始めた活動で、コロナウイルスの影響で仕事を失った現場スタッフを支援する活動です。政府の公的支援もあるようですが、現場のスタッフには身分証明書がなかったり、公的支援を受けるための申請をできない人が多いので、そういう人たちを支援しようと民間の寄付を集めることになったようです。
仕組みとしては、無料でショートフィルムを公開し、視聴者は自主的に好きな金額を寄付するというシンプルな方法です。作品のリストは以下から見る事ができます。
https://bit.ly/LCCVolume1
https://bit.ly/LCCVolume2
https://bit.ly/LCCVolume3
フィリピンだけでなく世界の映画祭で活躍する東南アジアの監督の作品がずらりと並び、東南アジア映画ファンにはたまらないラインナップとなっていると思います。アジアを代表する巨匠ラヴ・ディアスの作品も入ってますし、Volume3では長編も含まれるようになりました。
上記の写真にあるように、支援対象は日給2,000ペソ(4,000円)以下のスタッフで、1人当たり4,000円を1,000人に支給するという事で400万円を目標として開始されました。
結果、Lockdown Cinema Clubは900万円の寄付を集めて無事終了し、今はもう寄付は受け付けていないようです。物価が日本の1/3と言われているフィリピンでの寄付金としてはかなり大きな金額だと思うので、大成功だったと言えると思います。
ところで先日の「ぼくは詩の王様と暮らした」のオンライン上映会の後、もっとやって欲しいという要望があったので、定期的にフィリピン映画や東南アジアの映画のオンライン上映会をやりたいと思っています。次回の上映会ではクラウドファンディングとは別途寄付金を募り、Lockdown Cinema Clubに寄付しようと思っていたのですが、もう受け付けていないという事で、別の活動等を探しています。
Open Houseというパフォーミング・アーティストを支援する活動もあるようです。
次回のオンライン上映会については、5月後半〜6月前半を考えていますが、今、作品と日本語字幕の交渉中で、決まればまた別途告知いたします。
肝心の「Purple Sun」のクラウドファンディングは、現在私の個人的な知り合い一人一人にお願いしているところですが、皆様も引き続きご家族、お友達、ご同僚、お知り合いにお勧め頂いたり、SNSでシェアして頂けると幸甚です。
残り17日間、達成に向けて頑張っていきますので、よろしくお願いします。
harakiri films
今井太郎