帰省者と街を結び直す、新しい本屋「本屋プラグ」での上映会
vol. 6 2017-03-10 0
こんにちは、大高です。
和歌山でリニューアルオープンした「本屋プラグ」での上映イベントが3月8日に行われました。
この「本屋プラグ」の立ち上げ&冊子製作に向けてMotionGalleryで応援を集めているのですが、
お披露目に際してpopcornでの限定上映会も開催となり、「これからの街づくり」をテーマにトークゲストにもお呼び頂き、参加してきました。
和歌山と聞くと、熊野古道など世界遺産が頭に浮かぶ方も多いと思いますが、今回訪れたのは、和歌山市。初めて行く街でしたが、イベントを通してすっかり“また訪れたい街”になりました。
この日のイベントは、店主の小泉さんとの対談つき。これからの映画体験やローカルにおける街づくりについて、会場に来てくれた方々と一緒に考えるような場を企画してくれました。
映画の感想が聞けるのも上映会ならでは。笑い声が絶えませんでした!
会場にはポップコーン専門店のPop 'N' Rollさんが。みんなで頬張りながら映画を見ました。
僕自身、小泉さんのお話を聞いていて面白かったのは、「popcornは文化への“渇き”を作ることができるサービス」という視点。“渇き”があるからこそ欲求が生まれ、知らないものとの出会いを楽しめる人や、主体的に街を面白くしていこうと行動する人が増えるというお話でした。
「隣町のシアターが良さそうだから、行ってみよう」
「あの人に見せたいから上映会を開こう」
そんな気持ちが街の刺激になることが、嬉しい発見でした。
映画の感想を文章に書いてくださった方や、見たい映画を教えてくださった方も。
本と映画は、とても近しいものかもしれません。せっかく読む/観るなら、作品選びで失敗したくないと思ってしまいがちですが、偶然の出会いって、実は一度体験すれば病みつきになるぐらい面白いんです。
何が自分の世界を広げてくれるかわからない。だからいつだって、想定外の出来事を楽しむくらいの余裕をもっているのがいい。ふらっとお店に訪れる感覚で本や映画と出会える街、そしてそんな風に面白がれる人たちがいる街は、きっと魅力的です。
今回の上映会のように、フラットに感想が話せたり、暮らしについて街の人と意見交換ができたりするイベントが、いろんなローカルで生まれると良いなと思います。
イベント終了後も会話は尽きず、あっという間に時間が過ぎていきました。
これからの和歌山で、文化を作り、発信の場となっていく本屋プラグ。これからどんなお店になっていくのか、本当に楽しみです。
和歌山の皆さん、ありがとうございました!
※掲載している写真は、カメラマンの寺内 尉士さんが撮影くださいました。