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すべての街で映画を上映できるようにする「popcorn」をクラウドファンディングで実現!
だれもが映画を上映できる世界をつくります。そのために誰もが自主上映できるサービス「popcorn」をスタートさせ、自主上映を広げる拠点「popcorn screening & development」をつくります。
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だれもが映画を上映できる世界をつくります。popcornは誰もが自主上映できるサービスです。
だれもが映画を上映できる世界をつくります。そのために誰もが自主上映できるサービス「popcorn」をスタートさせ、自主上映を広げる拠点「popcorn screening & development」をつくります。
2016年12月1日、映画の日。この日から、自主上映サービスpopcornをスタートさせて、だれもが映画を上映できる世界をつくります。
まずはそのロールモデルを東京・清澄白河につくり、自主上映を広げる拠点「popcorn screening & development/ポップコーンスクリーニングアンドディベロップメント(PSD)」をつくります。
映画館がなくなった街にも映画が届けられるように。いつのまにか上映が終了してしまった映画をもっと長く上映できるように。まったく新しい映画体験をつくれるように。
こんにちは。だれもが自主上映できる仕組みpopcorn(ポップコーン)のナカムラケンタです。
私たちのプロジェクトに目を止めていただきありがとうございます。popcornとはどういうものか、どういう未来を考えているのか、一つひとつお伝えしていこうと思います。
popcornはナカムラケンタと大高健志によるプロジェクトです。
私ナカムラケンタは、日本仕事百貨という求人サイトを運営しています。はじめに建築家を志してていましたが、ゼロから自分の場所をつくるにはデザイン以外にも必要なことがたくさんあると思い、不動産会社に就職しました。いろいろなことを経験させていただいて気づいたことは、素晴らしい場所にはそこに合った人がいるということです。ソフトやハードよりも大切なことは、そこで覚悟をもって場所をつくっていく人がいること。だから人と場所をうまくつなげることができれば、たくさんのいい場所ができると思い、まずは求人サイトをはじめました。
ですから求人サイトを運営しているのですが、「場所づくり」や「人と人の関わり」に大変興味がある人間です。
また大高健志も変わった経歴の持ち主で、もともとは「映画や現代アートで何かアクションをして行きたい」と考えた末に、大学を卒業してから、一旦外資系コンサルティング会社に入社します。そこで経た経験と共に、東京藝術大学へ進学することになります。そこで感じたことは「制作費を下げることは難しい」というもの。それなら「制作費の調達方法をもっと工夫することにしよう」と考えて、クリエティブ領域に強いクラウドファンディングサービスMotionGalleryが生まれることになりました。
大高は映画をとても愛している人間であり、さらに持ち前の論理的な思考で、クリエィティブ業界全体をよりよくしていくことを考え、実行できる力を持っている人間だと思っています。
2人はまったくバラバラのようでいて、実にいいコンビだと自負しています。
ナカムラと大高。二人が出会ったのは2012年でした。
さらに虎ノ門につくった旧リトルトーキョーのためにクラウドファンディングを利用したことがお互いを知る大きなきっかけになりました。クラウドファンディングサービスはたくさんあったものの、MotionGalleryは手数料がとても安いながらも面倒見のいいサービスであり、多くの実績を残していたからです。結果として、目標額を上回る2,219,000円の支援が集まりました。
それからしばらく経った、2015年7月23日のこと。
ぼくは日本仕事百貨のスタッフを採用するため面談をしていました。面談でよく聞くのが「もし今回の募集がなかったら、どんな仕事がしたいですか?」という質問。なんだか揚げ足をとるようですが、そうではなくて、まずは本当にしたい仕事がどういうものなのか考える。そこから一緒に働くイメージをつくっていきます。そのときに面談にいらっしゃったMさんはとても映画が好きな方でした。学生時代は映画のことも勉強していた方なのですが、ただ映画をつくる仕事は自分には向いていない、ということでした。
それではどんな仕事がいいのだろう。じっくり聞いていくと「自分がいいと思う映画を紹介したい」ということでした。それなら映画館をつくるのはどうだろう?という話に。けれども映画館をつくるのは簡単ではありません。設備投資がとても大きなものになりますし、世の中のスクリーン数は増えているものの、ほとんどが大手のシネコンです。小さな映画館はどんどんなくなっているのが現状でした。たしかに地方の映画館を訪れてもほとんど人が入っていないということは珍しくありません。大手のシネコンでなければ、映画を上映するだけで場所を維持するのは難しいのです。
それならば、と考えたのが自主上映でした。普段はカフェやバーなどを運営する。そしてときどき自分が好きな映画を流す。全体の事業もうまくいきやすいだろうし、そこまで大きな設備投資も必要なさそうだ。さらに映画を観に来てくれた方がお店を利用してくれるかもしれないし、その逆もあるかもしれない。こういう形でポップアップの小さな映画館が生まれることで、Mさんのような映画好きの方に新しい仕事をつくることができるかもしれないと考えました。
とはいえ、自主上映も簡単ではないことがわかりました。まずどの作品を上映できるかよくわからない。それがわかったとしても、1回上映するだけで数十万円かかることもあるそうです。仮に10万円だとして、映画館と同じ1,800円の入場料だとしても56名集客できなければ赤字です。自主上映には100人以上集まるものもありますが、ほとんどの人は集客の壁が高く、損益分岐点を超えることが難しいために、自主上映をあきらめることが容易に想像できました。
ただ、一方で映画の権利をもっている配給会社などの立場で考えれば10万円という費用は決して高いものではありません。その都度、ブルーレイディスクを送付して、期日までに送り返してもらう。それを一つひとつ確認するだけでも管理に手間がかかりますし、そもそもの映画の価値もあります。
とはいえ、このままだと大規模な自主上映しか成り立たないことになってしまいます。
面談のあとに頭に浮かんだのが大高です。すぐに電話して概要を説明したら「難しいけれども、やってみよう」ということになりました。
2015年7月23日にpopcornが動きはじめることになりました。
今、自主上映会を開催したい人が増えているように思います。なぜそんなふうに考えるのかといえば、インターネットによるところが大きいと思うのです。
最近、不思議だなと思うことがあります。そのひとつがハロウィン人気です。
少し前までは、そんなに仮装する人は多くなかったのですが、コスプレ人気も相まって今ではたくさんの方々が参加しています。ほかにもプロ野球の観客数も過去最高となったようです。
なぜそんなにリアルな場に参加する人が増えたのか。
いろいろな要因はあると思いますが、ひとつはインターネットによってリアルの価値が変わってきているからだと思います。情報を得るだけならインターネットでどこでも可能になりました。その代わりに、リアルの価値が見直されているように思います。
もう少し詳しく説明するならば、インターネットによって「人と人が関わること」の価値が高まっているのではないでしょうか。
インターネットでもSNSなどコミュニケーションする機会は増えていますが、顔を合わせて会うという体験はまったく別のもの。インターネットによって世の中が便利になる一方で、相対的にリアルの価値が高まっているとも言えるのです。
そんななかでの自主上映会の人気の高まりです。
ねぶくろシネマ。満月の夜にねぶくろに包まりながら「ET」を上映したことも。
清澄白河gift_lab。ただ、映画を上映するだけでなく、さまざまな実験的な試みも行われてている。
映画も同じようにインターネットで見る機会は増えてきました。レンタル店に行かなくても簡単にダウンロードできるようになりましたし、映画を見放題できるサービスも生まれました。どこでも映画を簡単に見ることができるようになったからこそ、リアルで映画を見るということも再考されてきているのかもしれません。そういう理由で自主上映会がじわじわと増えているのだと思います。
もちろん、単に映画を見るだけならば設備が充実した映画館で、ポップコーンでも食べながらフカフカのシートに座って見るほうが快適です。でもそれ以外の価値を求める人も増えてきているわけです。
たとえば、旧来の映画館では、あまり来場者同士で関わることがありません。どんなに感動してもとなりの人にその思いを話す機会はほとんどないのではないでしょうか。大高も「もし映画を観に行ってすごくつまらなかったとしても、そのつまらなさを話したり共有できるだけで救われるんじゃないか」と言っていました。たしかにそのとおりかもしれません。
キーワードは「シェア」だと思います。
ドライブインシアターは一時期、日本ではなくなってしまったが復活した。
鶴岡・山王ナイトバザールで開催されたhappy outdoor theater。
たとえば、映画を見たあとに映画で登場した食事を一緒に食べながら会話をする。ロケ地で映画を鑑賞するという体験を共有する。話しながら映画を見てもよければ、赤ちゃんも一緒に映画を見ることもできるかもしれない。
受け身になるだけでなく、誰かと何かをシェアすることに価値があるわけです。
popcornでどういう風景が広がっていくのでしょう。少し想像してみます。
カフェのお客さんと前回の上映について盛り上がる。「先週の上映した映画面白かったね。続編を映画館に観に行きたいな」「次はどんな映画を流そうか」「わたしはあれ観たけどよかったよ」などと、会話している時間も楽しい。
上映する日になると、友人を誘って観に行く。その友人はそのカフェを訪れるのははじめてだったけれども、上映会がきっかけになってよく通うようになった。別の方は、最近ではあまり映画館に足を運んでいなかったのが、また映画をよく観に行くようになった。
上映が終わると、食事をしながら映画の感想を話し合う。「自分はあの主人公に感情移入してしまったな」とか「あの場面にヒントがあるよね」というように。
映画を純粋に楽しめるだけでなく、いろいろな可能性が生まれると思います。好きな映画が同じということで仲良くなったり、popcornを通して人気が出る映画もあるだろうし、それで映画館でも再上映されることもあるかもしれない。もしかしたら鑑賞体験もセットでデザインされた映画をつくる監督が生まれるかもしれない。
popcornはまったく新しい映画鑑賞体験を発明するプラットフォームになることを目指しています。
popcornではストーリーミング配信で映画を配信することで、映画製作者や配給会社が自主上映者に映画を提供する手間やコストを低減します。一度、データをいただければ、あとはこちらで管理・配信し、入場者数に応じて手数料をお支払いします。
また自主上映をされたい方には、入場者数に応じて手数料をお支払いいただく形になります。こうすれば、たとえ入場者数が少なくても上映するための費用により赤字になることはありません。またどの作品が上映できるのかわかりやすいので、インターネット環境と上映環境がある方であれば、映画館のない地域でも上映することができるようになります。
今、上映作品は続々と集まっています。もうしばらくしたら、どんな作品が集まっているのか発表もできると思います。
上映することを断念していた方にも、そして映画製作者や配給会社にも、新しい機会を提供できるようにしていきたいです。
ポップコーンスクリーニング&ディベロップメント(以下、PSD)は、自主上映者や映画関係者が集まり、コミュニケーションしたり、自主上映について学ぶ場を提供・開発する場所です。場所は清澄白河にあるリトルトーキョーです。
ここは私、ナカムラが運営する求人サイト「日本仕事百貨」の事務所などが入っているビルで、1階では毎晩のように「しごとバー」というイベントが開催されています。しごとバーはさまざまな職業の方が1日バーテンダーを務めており、お酒を飲みながら一緒に話すことができる場です。集まったお客さんの間にも自然と会話が生まれます。
前述したとおり、自主上映をとりまく環境は変化しているものの、まだまだニーズに十分応える状況ではありません。もちろんpopcornができれば、自主上映はそれまでよりも簡単に行えるものになりますが、それでもよりよい上映を実現するには学ぶべきことが多いのも事実です。
映画を誰もが上映できるようにしたい。すべての街で映画を上映できるようにしたい。
これを実現するために、上映するための技術や知識、そして実践する場をつくりたいと思います。そうすることで、よりよい映画文化を育んでいきたいです。
そのためにPSDでは次のようなことを考えています。
自主上映会を開催する!
自主上映会とはどういうものなのか。それを知るには実際に体験してもらうのが一番です。
ただ上映するだけではなく、実験的な上映会を開催していこうと思っています。新しい鑑賞体験を提案するのがPSDの役割でもあるからです。たとえばビルのなかで複数のスクリーンを用意して、それぞれが落ち着く場所を探しながら鑑賞してもらったり、終わったあとに1階のバーでコミュニケーションできる場をつくったり、2回続けて上映して2回目は一緒に話したり食事をしたりしながら見たり。あとはルーフトップのビアガーデンでBBQしながら鑑賞したり、目の前の銭湯に入ってから夜通しパジャマで映画を見たり。まだまだたくさん発明できそうです。
自主上映を学ぶ機会を提供
映画を上映するって、なんだかとっても敷居が高いように思えます。でもプロジェクターやスクリーン、音響、そしてインターネット環境さえあれば、popcornで映画を上映することは可能です。ただ、どうせ上映するなら予算や環境に応じて、最適なものを考えたいですよね。必要な機材の知識や法律、そして上映する映画のことまで、学べる機会をつくろうと思います。
さまざまな映画作品や製作者、配給会社との出会いの場
試写会やトークショーなどはもちろん、新しい上映スタイルを広める場にもなればと思います。popcornなどを通して、新しい上映スタイルを発明した人が集まる場。何かをはじめるときって、すでに実践している人の話を聞いて勇気がわいたから、ということがよくあります。「こんな上映ができるなら、わたしにもできるかも!」と思うことで、どんどん新しい上映スタイルが発明されていくことを願っています。
1階のバースペースでイベント開催
すでに1階では「しごとバー」などのイベントを開催するなど、いろいろな人が集まる場が生まれています。ここでも映画にまつわるイベントを開催していきたいと思います。
12月1日(水)。リトルトーキョーの1階にてpopcornのお披露目をお祝いするため「しごとバー」を開催します。
popcornは日本を飛び出して、世界に広げていきたい。そして誰もが自分が好きな映画を上映できる世界をつくろうと思っています。その第1歩となる日を一緒にお祝いしましょう。
現在もpopcornのシステム開発は行われており、基本的な機能は完成していますが、日々進化しています。また上映作品も続々と集まっており、上映を希望する方からの問い合わせは400件以上になりました。
まずは試験も兼ねて、全国で自主上映会を開催し、2017年4月以降に本格的にサービスをスタートさせ、誰もが映画を上映できるようにする予定です。
まずは全国をまわってプレ上映ツアーを開催します。その後、2017年4月以降にだれもが映画を上映できるようになる予定です。
今のところ、次の予定が決まっています。
12月17日(土)19:00@清澄白河リトルトーキョー
12月20日(火)19:00@雑司が谷あぶくり → 年明けに延期になりました。
そのほかにも那須chus、熊谷NEWLAND、千葉松戸FANCLUB、東京谷中HAGISO、石川HUM&Go# Coffee and stock、島根石見銀山群言堂、北九州cafe causa、福岡Albusなどでも予定されています。日程が決まり次第、こちらでもご案内させていただきます。
自主上映ツアーによって運用のチェックをしながら、自主上映会というものを実際に体験していただく機会をつくっていこうと思います。さらに訪れた先でお会いした方と話し合いながら、popcornやPSDをどうしていけばいいのか、一緒に考える機会となればうれしいです。
最後まで目を通していただき、本当にありがとうございました。
わたしは建築を学び、不動産の仕事を経て、日本仕事百貨という求人サービスを立ち上げました。そして、いい場所とはどういうものかずっと考えてきました。
わたしが至った結論は「人」です。ソフトでもハードでもなく、そこにいる人がいい場所をつくる。建築や不動産も大切なことですが、また行きたくなる場所には、そこにいる人の顔が思い浮かびます。映画にもそういう場をつくることができると思うのです。
「あの人がオススメする映画だから見たい」「あの人と一緒に鑑賞したい」というように。
上映者が1000人いたら、1000個の新しい映画体験が生まれていくと想像しています。
便利になった世の中だからこそ、人と関わることこそ生きる喜びであることがはっきりしてきているように思います。どんなものよりも、誰かと一緒に過ごす時間は大切なものだと思います。
popcornはそういう場所をつくるとともに、映画文化を醸成させていくきっかけをつくりたい。多様な映画を見る機会をつくりたいし、映画を仕事にする人を増やしたい。
そんな世界をつくりたいです。ぜひ応援よろしくお願いします。がんばります!!!
popcornというサービス自体はほぼ完成しており、上映作品も続々と集まっています。
またすでに上映されたいという方から400件以上の連絡がありました。
目標金額に達成しなかった場合でも、popcornに注力しながら、時機を見てPSDを開設したいと思います。
今回、MionGalleryでいただいたお金は次のような使い道を考えています。
合計419万円。そのうち内装工事費・一部設備費250万円は株式会社シゴトヒトも利用するので、シゴトヒトが全額負担します。残額169万円の支援を募集させていただこうと思っています。
3000 円
6000 円
10000 円
SOLDOUT
15000 円
SOLDOUT
50000 円