【残り6日】映画をあなたの街へ持っていきます(Phase 1 & 2)
vol. 15 2026-01-28 0
皆様、こんにちは。
映画『OUT』監督の川俣正志です。
クラウドファンディング終了まで、ついに残り6日となりました! 連日の熱いご支援、本当にありがとうございます。
今日からは、昨日はお伝えした「今後の展開計画(ロードマップ)」を具体的に紐解いていきます。 まずは、全ての始まりである【Phase 1】と、独自の生存戦略としての【Phase 2】についてです。
【Phase 1】 完成と市場対話(2026年 2月〜3月)
まず最初に取り組むのは、当然ながら「映画『OUT』の完成」です。 現在いただいている資金は、編集・整音・カラーグレーディングといった最終仕上げ、クオリティの底上げに使用させていただきます。
そして完成後、一番最初にこの作品をお届けするのは、映画祭の審査員でも業界関係者でもなく、ご支援いただいた「皆様」です。
これには明確な理由があります。 「皆様の感想を伺い、この映画の『届け方』を一緒に考えたいから」です。
映画業界では、関係者だけで絶賛されたものの、一般の観客には全く届かなかった……という事例が後を絶ちません。 一方、あのピクサー・アニメーション・スタジオは、制作途中で何度も試写を行い、徹底的に「観客の声」を作品に反映させるそうです。
*ドイツベルリン在住・編集者とのリモート作業時の写真
巨額の予算があるわけではない自主制作映画だからこそ、僕たちは「スタートアップ企業」のようなアプローチをとります。 想像上の観客に向けて闇雲にボールを投げるのではなく、まずはこのプロジェクトを信じてくれた皆様に見ていただき、「誰がこの映画を必要としているのか?」「どうすれば社会課題(ひきこもり)解決のツールとして機能するか?」という市場調査(対話)をさせていただきたいです。
作品をただの「鑑賞物」としてではなく、社会を変えるための「物語」として、まずは皆様のご意見をお聞かせください!
【Phase 2】 行商と種まき(2026年 4月〜7月)
Phase 1での対話を経て、次に打って出るのが「自主配給ツアー」です。
多くのインディペンデント映画は、完成後、「配給会社が見つかるのを待つ」か「映画館が枠をくれるのを待つ」という受動的な時間を過ごします。 しかし、運よく映画館で上映できたとしても(業界用語で「館(ハコ)が開いた」と言います)、宣伝費のない作品は集客できず、ひっそりと終わってしまうのが現実です。
僕は、待つのはやめました。 配給会社がつかないなら、自分たちで届ければいい。
本作は稲荷鬼王神社様(東新宿・歌舞伎町)に準備、撮影、上映まで、全面サポートしていただきました。昨年秋、現地でキャスト・クルー向けの上映会(完成(仮))を行なったのですが、当時は試写室を借りる予算もなく、Amazonで安いプロジェクターと組み立て式スクリーンを購入し、まるでキャンプに行くような装備で歌舞伎町へ降り立ちました。
*東新宿・稲荷鬼王神社様での上映
手弁当の上映会でしたが、そこで気がついたことがあります。
「映画館でなくても、暗闇の中で物語を共有すれば、必要な『対話』が生まれる」
『OUT』が描く「孤立」や「つながり」というテーマは、観終わった後に誰かと語り合って初めて完成します。 だからこそ、大学の講堂、地域の公民館、海外のジャパンフェスティバル……そういう「対話ができる場所」へ、僕自身が出向きます。
ありがたいことに、既に今年7月の全米最大規模の日本文化祭での上映や、いくつかの自治体・教育機関へ本件を打診させていただいております。
「うちの大学で上映してほしい」
「地元のイベントで流したい」
そんなオファーがあれば、ラップトップとプロジェクターを担いでどこへでも行きます。 今回のクラウドファンディングでいただいた資金は、そのための「宣伝費」としても大切に使わせていただきます。
*上映に駆けつけた本作のキャスト・クルー一部(写真:坂本悠馬)
自らの足で稼ぎ、自らの言葉で伝え、草の根から日本中に火をつけていく。
そして最終的に、皆様と「映画館」で再会する日を目指します。
残り6日。 この「行商の旅」に出るための背中を、どうか押してください。
川俣正志

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