2021年に作品DVDとパンフレットをご提供予定です
vol. 36 2020-11-26 0
「小名木川物語」にご支援いただいた皆様へ
ご無沙汰しております。プロデューサーの東海です。
リターンのご提供が終了していない中、久々の投稿となり誠に申し訳ございません。
本日は現状と来年ご提供予定のリターンについてお知らせいたします。
1.上映について
今年2020年は大変な年となってしまいました。
実は5月上旬に上映会を予定し、準備を進めていましたが、
コロナの感染拡大のため、告知を開始する前に中止を決定することとなりました。
それから現在に至るまで、お客様に足を運んでいただく「リアル上映会」はまだ難しい
との判断で企画しておりません。
2021年中に感染が収まるようなら、ぜひ再びリアル上映会を企画したいと考えています。
ただ少なくとも、あと半年以上は無理でしょう。
2021年はオンラインでの上映イベントを企画することになると思います。
2.作品DVDのお届けについて
これまで監督の大西みつぐさんとは、上映活動に一旦区切りをつけるタイミングでDVDを商品化し、該当する支援者の方にお届けしようと話しておりました。そこで当初は2020年の上映会を終了したらと考えていました。
しかし現状を鑑み、来年上映会を実施するかどうかに関わらず、2021年にお届けすることにいたしました。
東京以外にお住まいで、まだ作品を一度もご覧になっていない方がいらっしゃることを存じております。お待たせして、本当に申し訳ございません。
3.パンフレットのお届けと、これまでの経過について
パンフレットは現在制作作業が進行中で、2021年の、できれば前半にお届けしたいと考えております。10,000円以上ご支援いただいた方には、DVDも同時にお送りする予定です。
クラウドファンディング当初にお知らせした予定から大幅に遅れてしまったことを深くお詫び申し上げます。
この3年間の状況について以下にご報告いたします。少々長くて恐縮ですが、ご一読いただけますと幸いです。
2017年夏に、夫でプロデューサーの東海亮樹が他界し、それから約10カ月ほど本作に関する作業が停止しました。リターンに関する作業を含め、夫が責任者だったこと、そして夫が亡くなったときはまだ上映活動に集中していて、リターンについては制作が手つかずだったためです。
以後は私が代わって担当することになりましたが、しばらくは死後のさまざまな処理に追われ、混乱状態が続いておりました。
ポストカードだけは何とか2018年の春にお送りできましたが、ようやく他のスタッフと新たに作業を開始したのは2018年のGWとなりました。
ただ、そのとき真っ先に取り組んだのは「リマスター版」の制作でした。
本作は2017年2月に初上映を行いましたが、完成させたのは上映日の一週間前でした。深川で開催されたアートイベントに合わせて、まだ完成していない状態で上映会を企画したためギリギリとなったのです。
初上映では結果的にご好評をいただけたので胸をなでおろしたのですが、突貫工事だったこともあり、その後音声面で何カ所か修正作業を行うことにいたしました。(その作業に取り掛かっていた最中に夫が亡くなりました。)
幸い、スタッフのMさんが編集ソフトを使うことができたので、夫に代わり、2018年の5月から8月まで、ほぼ毎週末埼玉から東京に通って作業してくれました。
それが2018年9月から上映しているリマスター版です。
Mさんはもともと音楽家として一部の映画音楽の録音やミキシングを担当していたので、2019年初めにお届けしたサウンドトラックCDの完成にも尽力していただきました。
その次の作業として、昨年2019年は英語字幕の制作に取り組んでおりました。
まだギリギリ応募できそうな映画祭があったため、急ぎこちらを優先いたしました。リターンとは直接関係ありませんが、「海外の映画祭に応募する」ことをクラウドファンディングの一つの目的に挙げていましたので、お約束を守るためにも、やるだけやってみようということになりました。
字幕制作自体は外注しましたが、私は以前英語翻訳の仕事をしていたため、一部の翻訳と監修に携わりました。字幕版は2019年内に完成しました。
海外の映画祭にはいくつか応募しましたが、残念ながら入選は果たせておりません。ただ今年に入ってコロナの影響によって延期や縮小開催が相次ぎ、私達も影響を受けることとなりました。まだ来年に結果が出るものもあります。またご報告いたします。
私やスタッフもコロナのため、仕事や生活に影響が出ておりましたが、仕切り直し、夏以降残りの作業を進める話し合いを行いました。
そんなこんなでパンフレットの制作がすっかり遅れてしまいました。
何卒ご容赦いただけますと幸いです。
パンフレットは、制作過程やロケ地などの情報はもちろんですが、この3年余り、上映活動を通じて貴重な出会いや体験を重ね、「小名木川物語」の一部として皆様とシェアしたいと考えております。そうした「その後の時間」も含めた内容になる予定です。
ご覧いただいた方には作品と土地への良きガイドとなり、数年後、数十年後にも興味を持ってもらえる内容を目指しております。
編集、制作はwebデザイナーのスタッフKさんと私が担当します。もちろん大西監督にもご協力いただきます。
どうかもうしばらくお待ちいただけますと有難く存じます。
コロナの感染が再び拡大しています。くれぐれもお気をつけて、どうかお元気でお過ごしくださいませ。
プロデューサー 東海明子