クラウドファンディングの特典『なぞりがき』第2号お届けしました
vol. 34 2024-02-13 0
「なぞるとずれる|『慰問文集』再々発行プロジェクト」は、1939(昭和14)年に岐阜県伊深村(現伊深町)の子どもたちが戦地の“兵隊さん”に宛てて書いた手紙を再々発行する取り組みです。
2023年11月1–3日、私たちは伊深で現地取材を行いました。コロナ禍による中断を経て、2度目の訪問です。伊深親子文庫の創設に関わった女性に、当時のお話をうかがうことができました。
1979年に『慰問文集』を再発行した伊深親子文庫は、地域の女性たちが中心となってひらいた私設の図書室です。活動の拠点となった旧村役場庁舎の改修が始まる2017年まで、読み聞かせや本の貸し出しを40年近く行ってきました。
文庫活動をはじめたきっかけについて、「市の読書サークル協議会の仲間たちと、岐阜県徳山村の増山たづ子さん宅を訪れたときのことだった」と、お話を聞かせてくれた女性は振り返ります。「徳山村で何を見たのかはほとんど覚えていないんですけど、むしろ(筵)の上にたくさんの土用干しがあったから、夏だったと思います。帰り道のバスの中で、『子どもたちと本を読める場所があったらいいね』という話をしたんです」。
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今年(2024年)1月下旬に、リターンのひとつ『なぞりがき』第2号を、すべてのコレクターのみなさまにお届けしました。『なぞりがき』は、慰問文集を読みながら考えていることや、これまでの取材で出会った資料などを、ご支援いただいているみなさまにお伝えする広報誌です。全4回の発行を予定しています。
『なぞりがき』第1号 2023年7月23日発行(詳細はこちら)
『なぞりがき』第2号 2024年1月24日発行
もし、以上の広報誌がお手元に届いていない方は、お手数ですがクラウドファンディング(MotionGallery)のお問い合わせフォームより、送付先をお知らせください。
2024年2月13日
なぞるとずれる|『慰問文集』再々発行プロジェクト