伊深親子文庫による冊子『戦争の記録』を読み直しています
vol. 25 2022-11-16 0
[撮影=現地プロジェクトメンバー(T)]
戦時中の『慰問文集』の再々発行に取り組むプロジェクト「なぞるとずれる」。オンラインの編集会議では、ICレコーダーの録音を聞いたり写真を見たりしながら、これまでの取材を振り返っています。AHA!のTwitterでは、伊深周辺の風景や編集会議のなかで考えたことをプロジェクトメンバーがつぶやいています。
──月食前の満月です。一面の田んぼの上にぽかんと浮かんでいます。昔の稲刈りは寒くなってからだったと聞いたので、こんな月を見ながらみんなで帰ったのかなと思いました。(T)
──伊深親子文庫が毎年終戦の日に刊行し続けた冊子『戦争の記録』。この巻末に親子文庫に収蔵された「戦争に関する本」のリストが掲載されています。その蔵書の変遷を見ながら、女性たちはどんな気持ちで選書したのだろうと、40年にわたる文庫活動のあゆみを重ねながら想像をめぐらせます。(み)
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2019年に実施した「なぞるとずれる|『慰問文集』再々発行プロジェクト」のクラウドファンディングでは、205名の方のご支援をいただき、同年4月6日に岐阜県伊深町での調査・取材を開始して以来、延べ94名の方のインタビューを実施しました。
2020年春以降、新型コロナウイルス感染拡大のため、ご高齢の方にお会いする機会も多いことから現地での調査・取材を中断し、取材方針を改めました。これにともない、2020年の夏に予定していた再々発行の刊行時期を見直しました。刊行見通しがわかり次第、本アップデートおよびAHA!のTwitter、ニュースレターなどでお知らせいたします。ながらくお待たせしてしまいますが、本プロジェクトの取り組みを見守っていただけますと幸いです。