慰問文の記憶を振り返っています
vol. 24 2022-10-27 0
[撮影=現地プロジェクトメンバー(T)]
戦時中の『慰問文集』の再々発行に取り組むプロジェクト「なぞるとずれる」。編集会議では、文集を再発行した伊深親子文庫の創設メンバーへの取材を振り返っています。
──稲刈りが済んだところは、二番穂がのびてきています。落ちた米を食べに鳥がちらほら。品種によってはまだ稲刈りをしていないところも。昔はもっと遅い時期に刈っていたそうです。写真は伊深親子文庫の創設メンバーの家族が使用していた足踏み式の脱穀機。(T)
──複数の方に取材をしていると、しばしば本題から逸れて「柿の木」の思い出が登場することがあります。そういえば、谷口ジローの漫画『歩くひと』のなかに、家がなくなったあとも敷地に残る桜の木が登場するエピソードが描かれています。木と記憶の関係、きになります。(み)
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2019年に実施した「なぞるとずれる|『慰問文集』再々発行プロジェクト」のクラウドファンディングでは、205名の方のご支援をいただき、同年4月6日に岐阜県伊深町での調査・取材を開始して以来、延べ94名の方のインタビューを実施しました。
2020年春以降、新型コロナウイルス感染拡大のため、ご高齢の方にお会いする機会も多いことから現地での調査・取材を中断し、取材方針を改めました。これにともない、2020年の夏に予定していた再々発行の刊行時期を見直しました。刊行見通しがわかり次第、本アップデートおよびAHA!のTwitter、ニュースレターなどでお知らせいたします。ながらくお待たせしてしまいますが、本プロジェクトの取り組みを見守っていただけますと幸いです。