麦秋の季節を迎えました
vol. 20 2022-06-14 0
田植えを終えた伊深の風景。80年前の慰問文集には、牛や馬で田植えを行う様子が描かれています。
[撮影=現地プロジェクトメンバー(T)]
岐阜県伊深村の尋常小学校の子どもたちが書いた慰問文には「田植え」や「麦刈り」といった言葉がよく見られます。現在の伊深では麦畑がひろがる風景は見当たりません。二毛作はいつまで続いていたのでしょうか。80年前、40年前の風景に、現在のそれを重ねながら慰問文を読み返しています。AHA!のツイッターではプロジェクトメンバーがつぶやいています。
──インタビューで聞いた内容をメモを見返して思い出しています。お話を聞いた方は何年の何月何日にこういう事があったと具体的にお話されることが多いので、昭和生まれの方の記憶力はほんとにすごいなーと常々思うのでした(わたしも昭和生まれでした笑)(T)
──週に1度、短いあいだに仕様→設計→実装→検討を繰り返す“高速編集会議”を続けています。80年前、40年前、現在の層をどうやって書籍のかたちに落とし込めるのか、試行錯誤が続きます(み)
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2019年に実施した「なぞるとずれる|『慰問文集』再々発行プロジェクト」のクラウドファンディングでは、205名の方のご支援をいただき、同年4月6日に岐阜県伊深町での調査・取材を開始して以来、延べ94名の方のインタビューを実施ししました。
2020年春以降、新型コロナウイルス感染拡大のため、ご高齢の方にお会いする機会も多いことから現地での調査・取材を中断し、取材方針を改めました。これにともない、2020年の夏に予定していた再々発行の刊行時期を見直しました。刊行見通しがわかり次第、本アップデートおよびAHA!のTwitter、ニュースレターなどでお知らせいたします。ながらくお待たせしてしまいますが、本プロジェクトの取り組みを見守っていただけますと幸いです。