書籍完成時期に関するお知らせ
vol. 9 2019-10-10 0
左|昭和14年発行版。和紙(美濃和紙)に謄写印刷(ガリ版)。カラー出力。こより製本。(美濃加茂市民ミュージアム所蔵)
右|昭和54年発行版。洋紙(パルプ)に謄写印刷(ガリ版)。モノクロ出力。ホチキス製本。(伊深親子文庫所蔵)
本プロジェクトが今年の5月に本格始動して以来、私たちは、東京・大阪から岐阜の伊深まで定期的に通い、その村で80年前に何が起きていたのか、40年前に何が起きていたのかを、残された資料や関係者の聞き取りをつうじてたどり直してきました。そこで私たちが出会ったのは、子どもたちの言葉に託された、様々な人々の思いでした。それは、私たちの想像を超えたものでした。
私たちは議論を重ね、2019年10月に終了する予定だった伊深での現地取材を延長し、取材回数も増やし、約40篇の手紙に込められた思いをできるだけ一篇ずつなぞり、記録に残し、皆さまと共有したいと思うようになりました。そして、本書をより充実させたものとしてお届けしたいという決断に至りました。
クラウドファンディングの開始時では、本書の完成時期を2019年12月としていましたが、2020年夏ごろに改めることとしました。どうぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
2019年10月10日 『慰問文集』再々発行プロジェクト