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小豆島に小さな獣肉加工場をクラウドファンディングで実現!

『世界屠畜紀行』の内澤旬子と地元有志が小豆島に小さな獣肉加工場を作るプロジェクト

小豆島で年間千頭近く捕獲される猪や鹿。そのほとんどがそのまま埋設されています。衛生設備の整った施設を作り営業許可を取り、解体と精肉を行うことで、自家消費以外に販売や不特定多数の方々に食べていただくことが可能になります

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2017年6月30日23:59に終了しました。

コレクター
472
現在までに集まった金額
4,407,283
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2017年6月30日23:59に終了しました。

Presenter
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PRESENTER
内澤 旬子

ノンフィクション、エッセイ、イラストを書いたり描いたりしています。「捨てる女」本の雑誌社「内澤旬子のこの人を見よ」小学館「おやじがき」講談社文庫「世界屠畜紀行」角川文庫「身体のいいなり」朝日文庫。「飼い喰い 三匹の豚とわたし」岩波書店。お返事は仕事の合間にしますので、すぐにできないときもあります。ご了承くださいませ。

獣害対策、難しいです。

vol. 32 2021-08-30 0

ウリ坊、また捕まえました。ウリ坊捕獲のコツがわかってきました。

可愛らしいのですが、すでに今もくくりわなを掘り出して親に知らせたりと困らされています。

それと小さいためにヤギ舎の中にも入り込んでいるのも心配です。

それと生体30キロくらいのイノシシも入りましたのでもうすぐストアズにアップいたします。

よろしくお願いします。

農作物を野生動物から守るために、何が必要なのかについて

少し書きます。

罠を仕掛けて捕獲すること以外にも、いくつかやるべきとされていることがあります。獣害対策の講演などで必ず言われることです。

一つは放置果樹をなんとかする。小豆島には今は山としか思えないところも以前は果樹畑で

今も果樹が実をつけていることが多いのです。スモモ 、柿だけでなく山の中を歩いていて石榴や桃まで見たことがあります。収穫できないならば、切り倒してしまうのがいいんですが、持ち主が分からない、遠方にいる、そもそも土地境界が細かくて持ち主がわからない?誰が相続したのか分からない。などなどの問題があり、放置果樹に手をつけられないことがほとんどです。私が関わっている地区では。

猿もイノシシもどこになんの木があるのかいつ熟すのかを知っていて、熟した頃には必ず現れます。彼ら、勤勉です。それと人間が食べる分だけ収穫する果樹ってのもあるあるなのですが、あれも本当は手が届かない枝は伐採するなどするといいんですけどね。。

もちろん畑には完全に柵を回す。これは基本。でもそれもやらない人も多い。食べそうなゴミは放置せずに埋設する。これも以下略。そうして地道に彼らの餌を減らしていけば、生息数自体が抑えられるのだと教わりました。

しかし小豆島では、ほとんどできていません。獣害って実害がない限り実感できにくいので、なかなか地区全員が一丸となって対策するとかいうことがむずかしいようです。

もう一点は、里や畑地と山の境界をきっちり作ること。野生動物、とても怖がりなので真っ平らなところを歩くのは本当は怖い。飛び込める隠れ場所を常に頭に入れて行動しているようにも思えます。だからこそ安易な隠れ場所を作らないことで、里に近づけないように、近づきたくないと思わせることが大事なんだそうで。

とは言え草刈りを徹底することは、本当に大変です。特にこの季節はあっという間に草丈が伸びます。ヤギに食べさせるという手もあるんですが、果樹畑があまりにも近く、そっちを食べてしまいそうでなかなか放牧できません。。。

早いところ自動草刈りロボット(段差傾斜地対応)が普及して欲しいです。

何よりも住宅と山と果樹畑がマダラに混在している島の状況では、はっきり境界線、緩衝地帯を作ることは難しいです。私が関わっている山羊舎近辺の様子をみていても、そう簡単にはいかないんだよなあと思います。

それでもこの木を切ったらここまで猿が来ることはないのになあと思うこともあり、木を切っていいかどうか、交渉することもあります。

獣が採れた方がいいとも言えますが、猿は食べられませんし、やっぱり畑に近づけないようにするべきなのではと思っています。

闇雲に捕獲するばかりではなく、なるべく減らす、里に近づけない方法も考えつつ、その上で猟圧もかけるのが理想です。が、本当に難しい。

ウリ坊も一匹とってしまうのと捕まらなかった方が知恵をつけて育ってしまう可能性があります。本当は両方一気にとった方が将来的には良いです。それでも採らないよりはマシかと思いながら捕獲しています。

来年は水路で一網打尽にしようじゃないかと策を練りつつ、今はハウスの中に逃げ込んだウリ坊を追いつめて手掴みで獲っています。

まあ、ウリ坊は格別に美味いですしw

土地の事情は新参者にはわからないこともたくさんありまして、時間をかけて見ていって理解できることも少なくありません。

とりあえずは少しずつ捕獲したものを肉にしつつ、野生動物との関わり方を考えております。十年後にはどうなっているんでしょうねえ。

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    イラスト手ぬぐい、絵葉書、て 著者サイン入り新刊 『汝、地の肉を獲れ』(仮題) 3点セット

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    • 著者サイン入り新刊 『汝、地の肉を獲れ』
    • 『漂うままに島に着き』表紙イラスト手ぬぐい
    • 2018年03月 にお届け予定です。
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