映画「虹をつかむ男」ならぬ「虹をかける男」から応援のメッセージを頂きました。
vol. 12 2025-07-21 0
「中華そば みみお」は、ラーメン好きだけが集まる場所やない、ラーメン職人と映画監督の佐藤訪米の下、映画人が映画好きが集い語れる場所。
昨今、街の小さな映画館はどんどん無くなり、映画を観る場所もネットの中、本来の映画の姿や文化がどんどん衰退していき、映画を語れる場所も無くなっていく…
数少ない映画を語れる場所 「中華そば みみお」!
そんな場所を皆の思いと行動で守っていこう。
そして、そんな映画を語れる場所で語りたい映画、30年以上にわたって活動を続けるビッグバンド「渋さ知らズ」の実像に迫ったドキュメンタリー。
ジャンルとしては、ドキュメンタリーとされてるが、この作品は映画だ!
人が生きる根本が描かれた映画だ!
『NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇』
映画「かば」監督 川本貴弘
川本ドラゴン貴弘は、この映画「かば」を撮るため、とにかく資金集めに駆けずり廻っていた。時に嬉び、ときに落胆して涙することもあったが諦めずに作りあげた。そしてようやく劇場公開となったのがコロナ騒ぎの丁度はじまりの頃。それでも諦めずに全国津々浦々で上映をつづけ、4年をかけて47都道府県完全制覇したという。現在もひとり車中泊をしながら継続中だ。これぞ映画「虹をつかむ男」ならぬ本物の「虹をかける男」。
彼は言う「佐藤さんもこの映画、もっと全国へもって廻らなあきまへんで。ぼくも手伝いますやん。ええ映画なんやから、勿体ないで。映画館でやってもらえるのはそら嬉しいけど、劇場で待ってるだけではもうあかんで。こっちから出向いていかんと」
かつては私も自らフィルムを持って全国を廻ったこともあったが、いまはラーメン屋の身。なかなか身動きできないでいるが、ドラゴンの気持ちに後押しされるように現在、京都市内のライブハウスを巡回上映中だ。8月の上旬には東京〜焼津の上映ツアーも決まった。
二刀流などと軽々しく言ってみたものの、体力的、資金的にも相当厳しいのですが後はやり切るしかない。なんせ日本音楽界の国宝級の方々に出演していただいてる映画なんですから、もっと一人でも多くの方々に観てほしいのです。
映画館でも集客が難しいのに、ライブハウスで映画って余計にハードルが上がってるのかもしれませんね。30年前だったらいつも満員になっていたのですが、世の中はここまできたか、ソーシャルディスタンスってこのことかと。
ライブハウスとは「生きる場」とも言えます。あらゆる価値観や人々の差異を越えて、映画「ネバ渋」を通じて「一体感」の少しばかりでも感じていただきたい。そして願わくばわたしも「虹をかける男」の一旦を担いたい。