「こうじゃなきゃいけない」ということはない
vol. 2 2013-09-18 0
おかげさまで40名の方々にチケットご購入いただき、
達成率ももうすぐ50%です、ありがとうございます!
残りあと20日、最後までご協力よろしくお願いいたします!
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自然エネルギーを取り入れることで、
「電気は電力会社から買うしかない」
という多くの人の思い込みが絶対的なものでないことが分かります。
「他の発電手段もあるんだ」
ということを身をもって知ることで、エネルギーを相対化でき、
目的に合った多様なエネルギーの可能性に気付くことができます。
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プロジェクトチームも着々と準備を進めております。
9月11日には藤野電力の本拠地がある神奈川県相模原市の藤野町、廃校になった小学校の木造校舎をアーティストのアトリエとして転用した「牧郷ラボ」を訪問してきました。
この小学校の一室が藤野電力の小田嶋電哲さんのオフィスです。
仕事で使うノートパソコン、スマホの充電、ライト、ルーターなど、デスクの上の電化製品は
独立した一つのソーラー発電システムでまかなわれています。
一般的にソーラー発電のシステムは下記のような機材で構成されます。
・ソーラーパネル
太陽光を電気に変えるためのパネル。発電されるのは「直流(DC)」の電気。
・チャージコントローラー(左側の機器)
ソーラーパネルからの電気を効率よくバッテリーに貯めるための装置。
・バッテリー
電気容量や電圧毎にさまざまなバッテリーがある。藤野電力ではDC12Vのバッテリーを複数個つなげて使用。自動車などで使われるバッテリーと同じ種類。
・インバーター
直流の電気を、私たちが普段つかっている電源コンセントと同じ「交流(AC)」の100Vの電気に変える。
この日、小田嶋さんから教えてもらったのは、ノートパソコンも本当は直流で動くということ。
コンセントからACアダプターを通してわざわざパソコンで使える電気に変えているんです。
小田嶋さんのデスクではインバーターを使わずに、パソコンやデスクライトなど直流のまま効率的に使っています。
身の回りの電気器具の消費電力を表すワット(W)や電圧を表すボルト(V)、電流を表すアンペア(A) など、難しく感じる記号や数字の読み方も、みどり荘ソーラーデスクプロジェクトの勉強会で分かりやすく解説していく予定です。
これは藤野電力さんのワークショップで作ったというモバイルデスクの試作品。
この中にバッテリーとインバーターが入っています。
現在、この牧郷ラボで使用する電気すべてをソーラー化するための工事をしているそうです。
10月25日から27日まで開催される「ひかりまつり」までに完成予定。
校舎の裏山には大きなパネルが設置され、バッテリーが何台も繋がっていました。
この電気を建物の配電盤に繋げて、電力を完全自給できるようにするそうです。
私たちは、お金さえ払えば電気は無限につかえると思いがちです。
しかし、本当は地球上の限られた天然資源を燃やして、
さまざまな見えないコストをかけて電気は作られています。
自然エネルギーを自分たちの生活に取り入れるためには
まずは普段つかっている電気の優先順位をつけること
「何がないと困るのか」を考える事が大事。
本当に必要な電気製品を使うための電力から
自然エネルギー化を進めるのが近道です。
自然エネルギーを取り入れることで、
「電気は電力会社から買うしかない」
という多くの人の思い込みが絶対的なものでないことが分かります。
「他の発電手段もあるんだ」
ということを身をもって知ることで、エネルギーを相対化でき、
目的に合った多様なエネルギーの可能性に気付くことができます。
「こうじゃなきゃいけない」という思い込みが、
社会の閉塞感や生きづらさにつながっているのではないか。
自然エネルギーを取り入れることで、
世の中はもっと多様性に満ちている、という気付きにつながればいい。
と、小田嶋さんは語ってくれました。
みどり荘のソーラーデスクプロジェクトも、
働き方や働く場所の多様性をつくるための試みでもあります。
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*会社経営者、個人事業主さまへ
寄付ではなく「購入」ですので、経費として落とせるそうです!