夏フェスを支えたソーラー音響
vol. 3 2013-09-26 0
おかげさまでただいま達成率60%、チケットご購入ありがとうございます!
いよいよファウンディング終了まで残り10日あまりとなりました。
何とか100%達成したいです、最後の最後までがんばります、ありがとうございます!
みなさまの一票も、お待ちしております!!
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オフグリッドなソーラー音響から出てくる音は
発電所の横でライブを聴いているようなもの。
音を曇らせる様々なノイズが一切ないんですよ。
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今日は新木場にある「田口造形音響」の田口和典さんの作業場を訪問してきました。
木工作業場に併設された田口さんの作業場。田口さんを慕う様々なクリエイターやアーティストが集まる場所。
田口さんはライブハウス、カフェ、お寺などに納めるハイスペックなオーダーメイドスピーカーを作ってらっしゃいますが、背中に背負える携帯型のソーラー発電システムの開発や、ソーラークッカーのワークショップなどソーラーエネルギーを広げる活動もなさっています。
田口さんが開発したソーラー音響システムはフジロックフェスティバルなどの野外フェスやライブ会場、薪能などの宗教儀式でも使われています。
田口さんが制作したスピーカーの一つ。音の出る球体。
制作途中のスピーカー。タグチスピーカーならではの独特な形をしています。
ソーラー発電に取り組むようになったきっかけは8年前に明治神宮で開催された演奏会。その音響を担当していた田口さんは電源にジェネレーター(発電機)を使っていたところ、エンジンの音と石油の匂いでせっかくの演奏と厳かな空間が台無しになってしまったそうです。
ライブで使われるモバイルソーラー音源。7.6kw/hのバッテリーの上にチャージコントローラーとインバーターが組み込まれています。
それ以来、音響にソーラー電源を使うようになり、環境や騒音の面だけでなくスピーカーから出てくる音まで良くなったそうです。コンセントの電気は発電所から各家庭に送られるまでに様々なノイズが入り、家の中に入ってからも電化製品から発生するノイズが電気ケーブルを伝わって混じってくるそうです。
オフグリッドなソーラー電源から出てくる音は、電気に含まれるノイズがなく、プロのミュージシャンや音にこだわる人たちに支持されています。
実際に私たちも、家庭用のコンセントに繋げた音とソーラー電源に繋げた音を聴き比べてみましたが、素人の耳にも分かるくらい音が大きく変わりました。
家庭用電源から出てくる音がのっぺりした丸い音なのに対し、ソーラー電源の方は一つひとつの音がよりクリアになり際立つ感じがします。目を閉じると、まるでライブ会場にいるような感覚になりました。
「スピーカーの存在が消えて、音が生まれる空間や情景を再現できるんです。
オフグリッドなソーラー音響から出てくる音は発電所の横でライブを聴いているようなもの。
音を曇らせるノイズが一切ないんですよ。」と田口さん。
みどり荘ソーラープロジェクトでは、田口さんをエネルギー勉強会の講師としてお招きし、音の聴き比べもチケットを購入された方々に体験していただく予定です。
みなさんもぜひソーラーの音をみどり荘で体験してみてください!