クラウドファンディングって?
vol. 3 2025-11-03 0
クラウドファンディング ”写真集「GARLOCHÍ」出版プロジェクト”の達成率が130%を超えました。大きなご支援をいただき本当にありがとうございます。
写真集自費出版には275万円、写真展開催には130万円ほどかかる見込みなので、まだまだ拡散し、ご支援を集めていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年8月末のこと。ガルロチの写真集を作って写真展を開催したい。でも、かき集めた自己資金でその費用を賄った場合、今後の写真家としての活動が極めて困難になっていくだろう、と思い悩みました。
そこで、クラウドファンディングを行うことを考えました。
しかし、新型コロナのパンデミックを機に日本で一気に定着したそのシステムについては、私自身よくわかっていませんでした。
納得がいかないと前に進めない性質なので、そこから、その仕組みについていろいろ調べました。
実際に経験した方達のお話も聞きました。これだけ便利な世の中になってもリアルな経験談は一番有意義な情報です。
ちなみに、クラウドファンディングの起源はいくつかあり、その一つは数世紀前のヨーロッパで書籍の予約販売システムだと言われています。
Wikipediaによると「執筆者と出版社は、何らかの本を出版するプロジェクトを練り上げると、まずそのプロジェクトについて広告で人々に知らせ、購入予約や予約購読の形式で申し込みをさせた。申し込みの数が十分な数に達し、出版した場合にそれにかかった費用を回収できるくらいの数だけ購入者がいる、と判明すると、書物の本格的な執筆・校正・印刷が進められて実際に出版されることになる。」とあります。
その時代、本は高価なもので、出版は今よりずっと難しかったことでしょう。そして、その予約販売システムが形を変えて、現代に繋がっていることを知り、私の中で何かが腑に落ちた気がしました。
今日の写真は、スペインの南アンダルシアに位置する小都市、ヘレスの公営図書館の様子です。
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