フラメンコの聖地・ガルロチの記憶を残したい！
写真集「GARLOCHÍ」出版プロジェクト

タブラオ・フラメンコ・ガルロチ(GARLOCHÍ)で現在開催中のフアナ・アマジャ&ぺぺ・トーレスグループの公演も残すところあと5日となりました。

踊り手のぺぺ・トーレス氏はガルロチ招聘公演4度目です。踊り手では最多なのかな。毎回、違う女性の踊り手さんと組んで舞台に立たれていましたが、今回は同郷のフアナとの共演で、会場は毎日大変な盛り上がりを見せています。

最近、少し驚いたのは、ぺぺさんがまだ40代だということ。勝手に自分より年上だと思っていたら、5歳年下でした、なんと。　どう生きたら、何を食べたらあんな風格を醸し出せるのか。

そんな話を会場のお客様としていたら、「昭和の40代」というキーワードを教えてもらいました。なるほど、自分が子供の頃、石原裕次郎とか、高倉健とか。40代で既にベテラン俳優として活躍してましたよね。あまり多くを語らず、大人の色気と風格を兼ね備え。

そうか、ぺぺさんはあの頃の“等身大ではない銀幕のスタァ”みたいな感じか。

今、少しだけ寂しいのは50代、60代になったぺぺさんを、ガルロチで撮ることができないことでしょうか。

もしかして、いつかどこかでまた舞台の上のぺぺさんを撮影することがあるのかもしれないけれど、それもまた“フラメンコが決めること“のような気がします。