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写真集「GARLOCHÍ」出版をクラウドファンディングで実現!
今年12月に閉店する日本のフラメンコの聖地、タブラオ・ガルロチのオフィシャルカメラマン近藤 佳奈が 写真集「GARLOCHÍ」の自費出版と、東京・銀座のギャラリーで記念写真展を開催するためのプロジェクトです。
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1973年、三重県生まれ。埼玉県在住の写真家です。 日本とスペインで、フラメンコやサンティアゴ巡礼路、アーティスト写真などを撮っています。
今年12月に閉店する日本のフラメンコの聖地、タブラオ・ガルロチのオフィシャルカメラマン近藤 佳奈が 写真集「GARLOCHÍ」の自費出版と、東京・銀座のギャラリーで記念写真展を開催するためのプロジェクトです。
“Garlochí“とは、フラメンコの起源と発展に重要な役割を果たしたスペインのジプシー(ロマ族)たちの言葉で「心」を意味します。
その心という名のタブラオ・ガルロチ(Garlochí)は新宿3丁目、伊勢丹会館ビルの6階にあります。
前店名のエル・フラメンコ時代を合わせると58年もの間、その店ではスペイン本国から招聘されたトップクラスのダンサーやミュージシャン達によるフラメンコのショーが開催されています。
ちなみに”タブラオ”というのは、フラメンコのショーを観ることができる飲食店です。
今から9年前。私、近藤佳奈はその日本で最も有名なタブラオのオフィシャルカメラマンになりました。
私の仕事は、店や公演の宣伝のために舞台写真を撮影することでした。
実は、ガルロチでの撮影が私のカメラマンとしての最初の仕事でした。
その時私は43歳でした。
20代の頃は絵を描いていました。でも、それもやめて、とある電機メーカーのコールセンターで働いていました。
会社勤めは楽しかった。けれどまだ自分の中に残っている密かな熱を感じながらも穏やかに暮らしていたように思います。
そんな時、ふと手にした小さなカメラが人生を変えました。
最初は身の回りのささやかなものを撮って楽しんでいましたが、すぐに人を撮りたくなりました。私は臆病な人間ですが、人がとても好きだったのです。
そして、出会ったのが舞台上の人々。フラメンコの世界でした。
都内のタブラオを渡り歩いて写真を撮っているうちに、私が撮る写真に注目する人が現れました。その一人が、エル・フラメンコというタブラオを引き継いだばかりのガルロチ前オーナー夫人でした。
彼女は、キャリアもなければ技術的に優れていたわけでもない私にガルロチの柿落としの舞台撮影を依頼してくれました。最初の撮影は2016年10月15日、土曜日だったことを覚えています。
並外れた幸運を手に入れた人間は与えられた役割を全うしなければならない。
だから、残りの人生の多くを捧げるつもりで私はガルロチの舞台に上がる人々を撮り続けてきました。
そのガルロチも、2025年12月をもってその扉を永遠に閉ざします。
8月に閉店の知らせを受けた私は、写真集「GARLOCHÍ」を自費出版し、その出版に合わせて写真展を行うことを決意しました。
なぜなら、私が撮影し宣伝に使用された写真のほとんどは、SNSなどを媒体とし、インターネット上のみで公開されてきたからです。
インターネットというのは、流れの速い大河のようなものです。
一瞬で世界中に情報を拡散できる反面、美しい写真も楽しい動画も、世間を騒がすフェイクニュースですら、あっという間に忘れ去られます。
時代が変わり、日本のフラメンコ愛好家たちの憧れであり、学びの場であり、思い出の地であったガルロチが失われるのは仕方がないことなのかもしれません。
でもそれなら、振り返って思い出せるような何かを形にして残したい。
だから私は写真集「GARLOCHÍ」を作ることにしました。
Esperanza Fernández
Paco Fernández
Mercedes de Córdoba
さて、写真集を作ろうと考えた私は、9年間撮り溜めた写真の全てをチェックし、まずは300枚ほどを選び、そこからさらに心に残るもの120枚を残し、小さくプリントして並べてみました。
どのアーティストも舞台の上で花開くように美しく、激しく、その魅せ方をよく心得ていました。
でも、それだけではない写真があるのです。
María Moreno
例えば、この上のモノクロームの写真。2017年9月に撮りました。
彼女はマリア・モレーノという素晴らしい踊り手です。
この写真を撮った3日後に、私は子宮体癌の手術をし、子宮と卵巣を失うことが決まっていました。
この頃の私は、食事を摂ると数時間後には腹部に激痛が走り動けなくなるため、水とほんの少しのチョコレートなどを口にしていただけでした。
フラメンコはとてもエモーショナルな芸術です。
「生殖機能を完全に失った私は、フラメンコに共鳴することが難しくなるかもしれない。そうでなかったとしても自分の中の何かが変わる。おそらく写真にも影響が出るだろう。」
そんな予感がして、この日はいてもたってもいられず新宿に出かけて行きました。
写真は全てモノクロームで残しました。
あれから8年が経ちましたが、いまだにあの日の自分の熱量を越えることはできません。
このように自分の人生の一大事、また、舞台上の彼らに特別な何かが起こった時、そして世界的なパンデミックを経て再びガルロチの舞台に光が灯ったあの日。
私の心は動き、仕事という範疇から外れた写真を残しました。
María Moreno, Juan Amaya"El Pelón" , Manuel de Gines
写真集「GARLOCHÍ」
2026年5月に株式会社日本写真企画より出版予定。
仕様:ハードカバー、120ページ前後、カラー、モノクロ
寸法 : 縦29.7 x 厚さ1.7 x 横21 cm
(写真集は、ガルロチという場の記憶を後世に残すための一つの作品と考えています。
出演アーティスト全員の写真や記録を掲載したカタログや図録ではないことを、ご理解ください)
近藤 佳奈 写真展「GARLOCHÍ」
日時:2026年5月22日(金)〜28日(木)
場所:富士フォトギャラリー銀座 スペース1
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目2−4 サクセス銀座ファーストBld
協力:株式会社バモス Flamenco GARLOCHÍ
後援:スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京
2022年 近藤佳奈写真展「ULTREIA」会場にて。撮影 ヤマグチ ハルク
2025年
10月23日〜11月9日:フアナ・アマジャ&ぺぺ・トーレスグループ公演撮影
12月9日〜18日:マヌエル・リニャン来日公演撮影
12月26日〜:リターン品として、コレクター限定アップデート・写真エッセイ「ガルロチの猫」連載開始。10回連載を予定。
2026年
3月:リターン品のアーティストポートレート撮影を開始。
5月:写真集「GARLOCHÍ」刊行。
写真集、ポストカード12枚セットをリターン品として発送。
近藤佳奈写真展「GARLOCHÍ」開催。
6月:リターン品の写真プリント、額装品を発送。
プロジェクトを通して皆様からご支援いただいた資金は、以下の写真集の制作費及び写真展の開催費用の一部に活用させていただきます。
写真集制作費(800部)
印刷費、流通管理費、レイアウト費、編集費、出版名義料、消費税、等
写真集制作費合計:¥2,742,960
写真展開催費(2026年5月22日〜28日)
ギャラリー使用料、写真プリント費、パネル加工費、搬入設置・搬去搬出費、会場レイアウト費、DM制作費、その他雑費、消費税、等
写真展開催費合計:¥1,122,500
※ご支援の金額によってリターン品の組み合わせが変わります。
《お礼のメール》
ご支援への感謝のメールをお送りいたします。
《コレクター限定アップデート》
9年間の出来事を綴った写真エッセイ「ガルロチの猫」(10回連載を予定)をご支援者さま限定で公開いたします。
書籍化する予定はなく、このMotionGalleryのアップデートという経過報告にあたる機能を使って公開いたします。つまり、WEB上でしかご覧になれない写真エッセイです。
写真集・写真展をより楽しんでいただけること間違いありません。
《写真集「GARLOCHÍ」》
2026年5月に日本写真企画より刊行予定。
仕様:ハードカバー、120ページ前後、カラー、モノクロ写真を100カット前後掲載予定です。
寸法:29.7x1.7x21cm
《ポストカード 12枚セット》
どの写真のカードが届くかはお楽しみに。
《オリジナル銀塩プリント A4サイズ》
写真集掲載写真の中から一枚お選びください。プリントのみのお渡しになります。
高品質の写真プリントを、お好みの額装でお楽しみください。
《オリジナル銀塩プリント A3サイズ》
写真集掲載写真の中から一枚お選びください。プリントのみのお渡しになります。
高品質の写真プリントを、お好みの額装でお楽しみください。
《額装品 オリジナル銀塩プリント A4サイズ》
写真集掲載写真の中から一枚お選びください。黒フレーム、白マットの額装です。
《額装品 オリジナル銀塩プリント A3サイズ》
写真集掲載写真の中から一枚お選びください。黒フレーム、白マットの額装です。
額装例(イメージ) Ana Morales
《アーティストポートレート撮影》
近藤佳奈が、公演フライヤ、CDアルバムのジャケット、ホームページ、プロフィール写真等にお使いいただけるアーティスト向けポートレートを撮影いたします。アーティストでない方もご依頼いただけます。被写体はお一人様となります。
レタッチ済み20カットを画像データでお渡し。
撮影場所は日本国内、撮影時間は機材設定や途中の移動時間なども合わせ5時間以内とお考えください。
ヘアメイクの依頼料、フォトスタジオ等の使用料、交通費、宿泊費、資材送料が必要となる場合は支援者様の別途ご負担となります。撮影依頼の有効期限は2026年3月より2年以内とさせていただきます。
アーティストポートレート撮影風景の一例(イメージ) 撮影 藤井京子
ハードカバーの写真集を自費出版すること、写真展を開催すること。
わかっていたこととはいえ、かかる費用を試算してみた時には足がすくみました。
自分でもなぜこのようなプロジェクトを思いついたのかわかりません。
ただ、一度頭に浮かんだら、その考えが止まらなくなったのです。
クラウドファンディングの目標金額120万円は、実際にかかる合計費用の3分の1にも及びません。
それでも、この目標金額を達成できたなら、勇気を、希望を、頂けるような気がするのです。
もし目標金額を達成しなかった場合でも、自費で補填し、写真集を刊行、写真展を開催いたします。リターンも必ずお届けいたします。
やむを得ない事情によりプロジェクトに変更や遅延等が発生した場合は、メールやアップデート記事にて速やかに進捗をご報告いたします。
フラメンコとは、かつて自らの土地を追われ、放浪の旅に出たジプシーたち(ロマ族)が辿り着いたスペインのアンダルシア地方で生み出した芸術です。それは、文字文化を持たなかった彼らが残す生きた証でもありました。
その切実な在り様こそが、時を越え、海を越え、言語も性質も風貌も違う私たち日本人の心に訴えかけてくるのかもしれません。
日本はスペインの次にフラメンコの愛好家が多い国と言われています。スペイン本国の大きなコンクールでも賞を勝ち取る優秀な日本人のダンサーやミュージシャンもいるのです。また、プロではない愛好家たちの目や耳も肥えています。
その要因の一つとして、58年の長きに渡り、ハイレベルなフラメンコに触れる”場”が日本国内に存在していたことが挙げられます。
エル・フラメンコ、そしてその意志を引き継いだガルロチ。
日本におけるフラメンコの文化に重要な役割を果たした“場”を、そして私の人生において最も濃かったであろう9年間の記憶を残したくて、このプロジェクトを立ち上げました。
そしてプロジェクトの実現には、多くの支援者様の助けが必要です。
皆様のご支援を心よりお待ち申し上げています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
1973年 三重県出身
2016年〜タブラオ・フラメンコGARLOCHÍのオフィシャルカメラマンとして活動を開始。スペイン本国から招聘される有名フラメンコアーティスト達のステージを撮影。
2018年〜スペイン北西部にある聖地サンティアゴ・デ ・コンポステーラへ向かう巡礼路を歩き進みながら、撮影を続ける。
現在は、日本国内での撮影を続けながら、南アンダルシアの小都市ヘレス・デ・ラ・フロンテーラを度々訪ね、市井のフラメンコの愛好家たちと親交を深めながら撮影を進めている。 埼玉県在住。
[写真展]
2021年11月〜2022年1月
FUJIフイルム イメージングプラザ ギャラリー(東京・大阪)
「ULTREIA」サンティアゴ巡礼2018~2021
2022年5月〜6月
インスティトゥト・セルバンテス東京 ギャラリー(東京)
「ULTREIA」サンティアゴ巡礼 〜それぞれの聖地に向かって〜
[雑誌掲載]
『月刊誌 Paseoフラメンコ』
写真連載「Eros y Tánatos」「サンティアゴ巡礼」
『NHKテキストしあわせ気分のスペイン語』
写真エッセイ「サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道」「南スペイン、祝祭の街角で」
近藤 佳奈 ホームページ
https://kanakondo0.wixsite.com/toppage
facebook : https://www.facebook.com/kana.kondo.56
Instagram: https://www.instagram.com/kanakondo_photography/
ガルロチ公演チケット販売サイト
フアナ・アマジャ&ぺぺ・トーレスグループ公演
10月23日〜11月9日
https://t.livepocket.jp/t/juana-pepe
マヌエル・リニャン来日公演「BAILAOR/BAILAORA」
12月9日〜18日
https://t.livepocket.jp/t/linan2025
3000 円
6000 円
10000 円
30000 円
40000 円
60000 円
80000 円
100000 円
残り2枚
150000 円