番頭日誌 第十三話「JOY」
vol. 13 2023-10-24 0
おはようございます。
毎度お世話になっております。
京丹後TRAILERの番頭でございます。
クラファン開始から【37日目】。
現在、【161名】のコレクター様からいただいたご支援額【¥1,779,000】。
目標達成率【222%】。
皆さまからのあたたかいご支援、本当にありがとうございます。
クラファン期間も、残り3週間を切ってまいりました。
最後まで応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
さて、いつも口からでまかせばっかり喋ってる、でお馴染み「番頭日誌」、本日もお目汚し失礼いたします。
本当は昨日に発信させていただく予定で書いておりましたが、あれやこれやを思い出しながら書いてるうちに、けっこう夜も深い時間になっていました。
夜深い時間に書いたものは翌朝見るとろくでもないものが多かった、という経験値の統計学より、一晩寝かせました。
やはり統計学は信用できますね。
ただでさえろくでもないものが、度を増している部分もございました。
修正のうえ、発信させていただきます。
引き続き、私は東京で過ごした2年間のことを思い出しています。
下北沢、トイレ共同、風呂なし、四畳半。
エアコンもありませんでした。
夏は暑さで気を失うように眠り、冬は布団に潜り込んで身体を丸めて眠りました。
懐かしいです。
あの暮らし方を経験したので、現在は大抵のことに幸せを感じることができます。
そして、東京では、もうお一方、私の人生を語るうえで欠かすことのできない、とても大きな出会いがありました。
それは、ある映画制作会社の代表取締役であり、映画プロデューサーのKさんです。
私の人生の恩師、ビッグボスです。
私のなかの、特に仕事や、何かに対処しなければならない局面の心持ち、体捌きなどは、Kさんの背中に書かれていたことを書き写して独自解釈したものを基礎としています。
今までの私の人生、世の中で、嫌なバイブスを携えて接して来られる方も割とおられました。(私だけでしょうか)
そのような方が、上司や立場が上の人だったり、依頼主や仕事関係の人だったすると厄介な場合も割とありました。(私だけでしょうか)
そんなとき、私は心のなかでKさんを思い浮かべました。
そして、心のなかでこう囁きました。
「貴殿はKさんの足元にも及ばないですね」
するとどうでしょう、なんか少し気分が楽になるんですね。
本当は「貴殿の背中には何も書かれておりませんね」とお伝えして、背中にデッカく「ク◯野郎」と書いてやろうかと思う奴も割といました。(私だけでしょうか)
でも、Kさんのことを思い出すと、そんな人たちが少し哀れにも見えてきたりするのでした。
あと、少しだけ話が逸れますが、そんなとき、RHYMESTERさんの「POP LIFE」という曲を聴くのも個人的にはオススメです。
宇多丸さんのバースを聴くと、少し気分が楽になったりもします。
もっと言うと、そのあと「It’s A New Day」を聴くと自分の内面への理解がさらに進んだりもします。
Dさんのリリックも、宇多丸さんのリリックも、優しく言い当ててくれるようです。
せっかくなんで言っておくと、そのあと流れで「The Choice Is Yours」を聴くと、内面に進んだ尺がそのまま外側に向けて、、、、、
好きな音楽の話をし出すと止まらなくなりますね。ワハハ。
とにかく、Kさんも私の大きな憧れです。
今でも、何かあればご相談させていただいたりします。
突然ご連絡をいただいたりして、ふいに変化のきっかけなどをいただいたりすることもあります。
ご縁とは不思議で、とても有り難いものだと思っています。
監督やKさんのお仕事のお手伝いをさせていただくとき以外は、ある派遣会社に登録してアルバイトもしておりました。
何のバイトをしようかなと最初にアルバイト情報誌を見たときに「大型音楽フェス現場でのお仕事もあります」というような文字に心躍り、もしかして、、と思ってすぐに応募しました。
そして、面接でお話をお伺いし、強く志願して、送り込んでいただいた1発目の現場がフジロックでした。
タイミング的に、設営のお手伝いには間に合いませんでしたが、キャンプサイトの警備やトラブル処理のお手伝いなどをさせていただきました。
とにかく、苗場でフジロックの空気を吸いながらアルバイトをさせてもらっているということが、とても気持ちよかったです。
その後も、その派遣会社で色々な現場を経験させていただきました。
ちょうどその頃、幼なじみの友達も、あるバンドでドラムを叩くために上京してきていました。
彼にもその派遣会社を紹介して、いっしょに働いたりもしました。
武道館、代々木体育館、横浜アリーナ、幕張メッセなど、大きな会場でのライブ現場のエネルギーにはとても気分が高揚しました。
アイドルのコンサート、演歌、和太鼓、劇団四季、宝塚歌劇団などなど、多様な現場の空気も経験させてもらいました。
大体が会場の設営をお手伝いして、本番の警備をして、バラシのお手伝いをする、という感じのものが多かったです。
ハードな現場が多かったですが、その分、やりがいもありました。
Electraglideもおもしろかったです。
イベント終了後の朝方、ゴミだらけの床を重機で片付けていくのですが、その重機の進路の先で、泥酔して寝ているお兄さんやお姉さんを起こす作業が刺激的でした。
朝霧JAMに、設営からバラシまで通しで行かせてもらったのも、とてもおもしろかったです。
近くの牧場をお借りして、毎晩みんなでご飯食べて呑んだりして、楽しかったです。
最高な雰囲気の現場でした。
音楽を鳴らすイベントの現場に、裏方のひとりとして参加させてもらえたことは、とても貴重な経験となり私のなかで活き続けています。
そして、同じ頃、大阪でUNCHAINやCONSTRUCTION NINEなど、丹後の友達がバンド活動をどんどん展開し始めたりしていました。
私も、遊びに行けるタイミングで大阪に行ったりしていました。
なかでも、「あの日の思い出」というイベントは、私にとっても大切な思い出になっています。
はじめは、UNCHAINとCONSTRUCTION NINEが出るからという理由で遊びに行きましたが、他にも刺激的でおもしろい奴らがたくさん出てました。
そこで出会った友達のことを一気に好きになっていきました。
今でも付き合いがある友達が多く、そして今でも刺激をもらい続けている友達が多いです。
バンドっておもしろいなあと、「あの日の思い出」をビデオカメラで撮影したりしながら、ドキドキしている自分がおりました。
出会いのご縁とは、本当に不思議なものですね。
運命は必然じゃなく偶然でできてる。
それを必然と呼ぶのだと言う人はいらっしゃるのでしょうが、私も偶然だというくらいの構え方のほうが好きです。
しかし、偶然も自分の選択と決断の結果です。
それがたまたま、あの人のそれと交差したりすることがあるから、とてもおもしろいです。
死ぬまでドキドキしたいし、死ぬまでワクワクしたい。
いつか動かなくなる時まで、そんな世界で遊ばせてもらえたら、嬉しいなあと思います。
ただし、自分の過去と話をすることは忘れない。
私はそのように現在と向き合っていきたいと思います。
クラファン期間残り【18日】。
京丹後TRAILER
番頭