番頭日誌 第三話「リンダ リンダ」
vol. 3 2023-09-21 0
お世話になっております。
京丹後TRAILERの番頭でございます。
クラファン開始から3日目であった昨日。
皆様からいただきましたご支援額が、目標金額として設定しておりました¥800,000を突破し、プロジェクトの目標を達成いたしました!!
このたびのプロジェクトの成功は、ひとえに皆さまのご支援とご協力のおかげでございます。
この場をお借りして心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
ちなみに、クラファンは、最初に定めさせていただいた11月10日までは継続して行います。
引き続き、ご支援はお受付けさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
私個人的には、正直、このような早さで目標を達成するなどとは全く思っておりませんでした。
皆さまからご支援いただくたびに端末に入る報せ。
その頻度に驚きが重なっていき、喜び、高揚、緊張、感動、覚悟、色んな状態がないまぜの心でこの3日間を過ごしました。
昨夜は、しばし放心し、ピットブルが生肉を食べるだけの動画をYouTubeで眺めながら、ひとり祝杯をあげておりました。
しかし、眠る直前、総括の出口はやっぱり感謝の気持ちでした。
それに尽きます。
皆さま、本当にありがとうございました。
そして、ウチの旦さん、山田さんはすごい人だなあと思いました。
これだけ応援してくれる方々がいらっしゃるんですから。
個人的に連絡したわけでもないのに、支援してくれた友達もいたりして、とても嬉しかったです。
番頭日誌楽しみにしてます!なんて声をかけてくれる人たちも何人かいました。
あんな打ちっ放しの駄稿など楽しみにしてはいけない、と伝えました。
いつか丁稚の松五郎として登場させてください、と言う友達もいました。
ちょっと何言ってるか分からなかったので、それ以上刺激しないように、穏便にLINEから離れました。
ほんと、有り難いことです。
与えてもらってばかりでは終われません。
ここから、私たちがどんな物語をお返しできるのか。
そしてどうやったらそこに皆様に参加していただけるのか。
それを本気で考えていくのが、私たちの仕事だと思っています。
至らぬ点もあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、では昨日の話の続きでも。
そう、あの頃の勢いだけの私たちに、山田さんは知恵と力を貸してくれました。
たぶん10くらい歳は違うと思うんですが、それはもう心強かったです。
山田さんが、ステージの代わりになる平台を役場が貸してくれるぞと教えてくれて、大人に軽トラ出してもらって取りに行って組んだり。
そして何より、音響屋さんが出してくれる音でライブできるわけですから、高校生の私たちからしたらこんなに嬉しいことってないですよね。
当時、まだPCを使える友達などは少なかったですが、PCが使える友達にポスターをつくってもらったり。
チケットも、PCを持っていた友達にお願いしてつくってもらったりしていました。
その友人は、その日の午前中に体育の授業でいっしょにサッカーをしていたのですが、ゴールキーパーをやっていて、サッカー部主将のシュートにやめときゃいいのに手を出して、手首を骨折しました。
病院でギブスをしてもらい学校に戻ってきましたが、その日の放課後にその状態でチケット作りを手伝ってくれました。ワハハ。
とにかく全部、自分たちの手作りでやってました。
練習スタジオもライブハウスもないんで、それは当たり前のことだったです。
でも、それがとにかくおもしろかったです。
あの頃の原体験が、未だに私の細胞に指示を出してくれているようにも思います。
そして、あの頃の友達の多くは、未だになんかつくってる奴が多いです。
それを仕事にしてしまった奴もいる。
そんな友達のつくったものに、新しい感動をもらったりして、生きています。
そんな私や、私たちのルーツ、そのうちの太い根っこのひとつは、間違いなく山田さんです。
とりとめのない、ただの勢いでしかなかった私たちの”種”を、”芽”にしてやろうと手伝ってくれた、大好きな先輩です。
あれから、長い年月を経ました。
私はいま山田さんといっしょに、故郷に「京丹後TRAILER」というライブハウスをつくろうと動いています。
私たちは、まだ何かをつくろうとしています。
たぶん、もうやめられないと思います。
あえて言葉にするならば、私は、前向きな変化を生むものをつくりたい。
そんなものやことを、つくりつづけていきたいと思います。
周りを見ても、尊敬する先輩や友達は、まだまだつくり続けてくれています。
私も、もういい歳になりましたが、まだまだこれからだと思っています。
そりゃあ、たまには不安になることもあります。
でも、きっとまだ間に合うはずだと思って動いた奴だけが、間に合うんですよね。
私の中で音楽が弾けたいちばん太いルーツ。
あの歌で歌われていたことの意味を、自分のなかでずっと繰り返し考えながら、進んでいきたいと思います。
これを書いている間に、なんとご支援額が¥1,000,000を超えておりました。
皆さま、本当にありがとうございます!
京丹後TRAILER
番頭