奇跡の救出劇から約一年! 花を咲かせ、新緑を伸ばす樹木たち(3-2)
vol. 32 2024-04-19 0
つづきです。
3月23〜26日には現存する日本最古の幼稚園、うさぎ幼稚園3園(大井、洗足、市原)と、中伊豆にある一棟貸しの民泊古民家「セキデンファーム」へと引っ越しました。
都内の幼稚園に行く細めの桜。根巻きも丁寧にやります。
細くても、やっぱり大きい。
都内3本積み込みました。
この芽を大事に運びます。
大井うさぎ幼稚園。朝日新聞デジタルの記事を見て、園長先生が里親に手を挙げてくださいました。
樹木の重心を安定させながら、空気と水が循環する「脈」をつくる。ここが一番大事な作業。
作業はやはり夜までかかって。
こちらは千葉県市原市にある市原うさぎ幼稚園。広い園庭に大きな大島と八重桜を植え付けます。
3tある桜の移植は大変です。
2日がかりでなんとか2本が立ち上がりました。
こちらは洗足うさぎ幼稚園。クレーン車が園内に入れないので道路から吊って下ろしました。
歴史ある園なので、高木もたくさんあります。
もともといた木たちに迎えられて。
シュノーケルのように、ゾウの鼻のように、突き出したコルゲート管が空気の通り道。低灌木も一緒に植え付けました。
大井うさぎ幼稚園。昼間見るとこんなふうに。
こちらは中伊豆のセキデンファーム。自然栽培の田んぼのキワ、水脈の要に植え付けます。
雨の中、これまでスクラムを組んできた木を一本立ちさせるのは、大変な作業。
もう一本は低いところ、水が溜まりやすいところに植え付けますが、ここは水が集まるところで、作業は難航。
3tある木を下ろすのも一苦労。
2本目が無事に立ち上がり、「桜の門」が出来たのは伊豆に着いて3日目の夕方でした。
つづく。