いよいよ里親さんの元へと旅立ちます!
vol. 30 2024-03-08 0
立春を過ぎてから、日々が過ぎ去るのが早いこと!
というのは人間の勝手な感覚で、植物たちは着々と芽吹きの準備を進めてきていました。
これはGWの救出作業で枝を大きく落とされた大島桜。伐採を直前に免れ、校庭の東側に緊急避難した(計画ではチップにされるはずだった)木々は、すでに緑のエネルギーをその中に蓄えていました。
この姿を観られるのも今日が最後。というのは、明日3月9日から、里親さんへの引っ越しが始まるからです。
今回の引っ越し先は2箇所。1箇所は都内、映画館のモーク阿佐ヶ谷さんが現在建設中の新しいスペース。そしてもう1箇所は埼玉県秩父市にあるMahora稲穂山。どちらも、二小の樹木を喜んで受け入れます、と仰ってくださいました。
大きい木も小さい木もみんなでスクラムを組んで生き抜いてきた木たち。送り出すのは、嬉しくもあり、淋しくもあり……ですが、そのかけがえのないいのちを新たな場所で必ず根づかせてくれると信じています。
さて、二小校内に本移植できる木は未だ交渉中ですが、移植にかかる費用を集めるために「応援する会」がチャリティーコンサートを企画してくださいました!
昨日も準備のための合同ミーティングを行いましたが、前半は二小の子どもたち、卒業生、そして豪華ゲストを迎えて、お話あり、映像あり、「みんなで歌おう!」のコーナーあり……と盛りだくさんの内容で、同窓会にも似た会にする予定です。
小さな頃に感じていたいのちへの共感。木も草も虫も鳥もみんな友達だった頃を思い出すような、そんなひとときをご一緒できれば嬉しいです。
二小の樹木の引き取り先(里親さん)も、〜つづく つながる〜くにたちみらいの杜プロジェクトのHPで引き続き募集中です。
3月から4月にかけて、少しずつ里親さんの元へ、そして二小の校庭へと本移植を進める木たち。これからもそのいのちの行方を、あたたかく、強い想いで見守っていただければ幸いです。
3月8日 プロジェクト・メンバー一同