残すところ10日! チラシ撒きから見える世界
vol. 11 2023-07-03 0
6/30〜7/3の旧国立駅舎での第2弾イベントが終了しました。7/1までは雨。7/2からは晴天で真夏日。どちらも出かけるには厳しい天候でしたが、わざわざ静岡や埼玉や大磯から足を運んでくださった方、このプロジェクトからのお知らせを見て観にきてくださった市内の方、たまたま立ち寄って1時間もいてくださった方……。たくさんの出会いがありました。
7/2にはトーク・ゲストとして、国立第二小学校の卒業生の造園家・黒沢宏樹さんが、はるばる群馬の前橋から来てくださいました。
そして、埼玉県寄居町から押田大助さん(大地の再生関東甲信越支部、中央園芸)、濱田和之さん(同、みどり縁)が現場の帰りに立ち寄ってくださいました。
みなさんの熱いトークは明日のアップデートでお伝えすることにして、今回はチラシ撒きを頑張ってくれた子どもたちの様子をお伝えします。
今回、二小の桜の剪定枝を使ったワークショップを開催するということで、チラシも子どもたちが積極的に配ってくれました。
世の中にはふた通りの人がいます。チラシ撒きをやったことがある人とない人。改めて言うのもおかしいかもしれませんが、一生チラシなんて撒いたことがない人のほうが圧倒的に多いと思います。
撒いてみるとわかるのですが、多くの人は差し出したチラシを受け取ってはくれません。受け取ってくれるのはよくて5人に1人くらい。
そのとき、人は少なからず傷つきます。何が辛いって、人って無視されることが一番辛いからです。それでも、受け取ってほしいから、何度もトライするのです。誰かに願いが届くことを信じて。
この人、受け取ってくれるかな。あの人なら、きっと。こども心にどれだけドキドキしたことでしょう。勇気を出して差し出しても、無視される。何度も。それを乗り越えて、手渡しできたとき、ああ、よかった、と心からほっとする。
後ろから見ていると、そのドキドキとがっかりと嬉しさが伝わってきて、胸を掴まれました。その姿を見て、このプロジェクトを応援してくださった方がありました。子どもたちが自分たちの力で校庭の木々のために、想いをカタチにして集めたのです。
私たちも負けてはいられない。最終日の今日も、10時から12時まで。5分も立っていると肌がジリジリしてくるような太陽のもと、国立駅前でチラシを撒きました。
チラシ撒き。草の根運動の原点。世界への祈りを込めて、人から人へと放つ小さなアクション。
このプロジェクトも残すところ10日。
最後まで、あきらめることなく、走り続けたいと思います!
(最後の写真は子どもたちが撮ってくれました)