最後に救出した桜から新芽が! 6/10からは報告会@旧国立駅舎!
vol. 7 2023-06-08 0
クラウドファンディング開始から27日目を迎えました。おかげさまで熱い応援メッセージと共にたくさんのご支援をいただき、プロジェクト・メンバー一同、感激しています。心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございます!
さて、移植した木々の様子からお伝えします。
この木は5月6日最終日、最後の最後、間に合うかどうかの瀬戸際で救出した、今回移植した桜の中でも一番幹まわりが大きく、枝も高く伸ばしていた桜でした。
グラウンドの南側、一番右に見える桜です。
実は、今回の緊急避難作業に与えられた時間は4日間。伐採予定樹木は約40本。教育委員会との話し合いは「1本でも2本でも、残せるものなら残したい」という想いを共有したところから始まりました。
この時、教育委員会としては(時間的にも作業的にも予算も)1本が限度だろうと思っていたそうです。でも、矢野さん曰く「1本でも10本でも同じ。救えるいのちは可能な限り救いましょう」。
新校舎の建築工事請負会社さんが東側フェンスから幅3m、長さ43mの仮置きスペースを提供してくださったところから移植への道が開かれたわけですが、一体何本救出できるのかは、やってみなければわからない挑戦でした。
私自身、さすがに40本全部は無理だろうと思っていました。桜並木をはじめ正門から正面玄関に続く24本の木を救うのが精いっぱい。南側の木々(16本)まではどう頑張っても無理ではないか。
一方で、矢野さんはきっと選ぶことなく、片っ端から救出するだろう。そして全部の木を救おうとするだろう。それでも間に合わずに、救えなかった木々を残して立ち去る瞬間、どんな想いが残るだろう。そんな中でのスタートでした。
全国から駆けつけてくださった職人さん、ボランティアの皆さんの必死の結作業のおかげで多くの木々は掘りとられ、仮置き場に収まっていきました。それでも、5月6日最終日の朝、まだ半分の木々が残っていました。包帯のようなコモを巻かれて救出を待っているものの、あと1日で全部救うのは不可能……。誰もがそう思っていたと思います。実際、14時を過ぎた段階で職人さんたちの中から「間に合わない。南側の桜はあきらめましょう」という声が上がりました。そして、「自分たちが言ってあきらめる矢野さんじゃない。前田さんから言ってください」との要請。
相当なプレッシャーの中、あきらめきれない想いで矢野さんに伝えると「じゃあ、15時までできる限りやってみましょう」。
そこからの展開は早回しの映像を観ているようでした。矢野さんはもの凄い勢いとスピードで南側の桜を次々に掘りとっていきました。
時間が迫る中、最後に残ったのが冒頭の桜でした。一番大変そうな大きな桜。矢野さんがユンボを降りて言いました。
「この桜をしばらく残しておくように(工事業者さんに)言ってもらえませんか」
「無理だと思います。ここは道路の拡幅工事でセットバックすることが決まっているので……」と答えると、間髪入れず「よし、じゃあ、やろう!」。
印象的だったのは、巨大な根鉢にもかかわらず、矢野さんが2〜3回ユンボを揺らすと驚くほど抵抗なくスッと桜がからだを持ち上げたこと!
そして、他の桜たちが待つ仮置き場へと避難させられていったのでした。
大きく枝を落とされ、ほとんど幹しか残っていないけれど、その桜はいま、他の木たちと一緒に、横綱のような風格を漂わせながら仮置き場に収まっています。
「ガチャガチャの木」と呼ばれて愛された「関山」はちょっと元気がないけれど、この緊急事態をなんとか乗り越えてくれることを祈ります。
思いがけないプレゼントは、仮移植された木々を支えている既存の木たちが元気になっていたこと!
水脈を通したことで元々あった木も元気になる、と聞いていたのは本当だったと目が覚める想いです。
さて、こんなことを含めて、6/10(土)から6/14(水)まで、旧国立駅舎で報告会を行います。
「結」のパネル展&映像上映@旧国立駅舎
日時 6/10(土)〜11(日)10:00〜17:00 パネル展
* 10:00〜12:00 記録映像上映(数本を何度か流します)
* 14:00〜17:00 記録映像上映とトーク
6/10 ゲスト:大地の再生関東甲信越支部の押田大助さん、濱田和之さんほか
6/12(月)〜14(水)10:00〜21:00 パネル展
* 10:00〜12:00、19:00〜21:00 記録映像上映(数本を何度か流します)
場所 旧国立駅舎
入場無料、予約不要です。雨の予報もありますが、どうぞ、お誘い合わせのうえ、お越しください。プロジェクト・メンバー一同、お会いできるのを楽しみにお待ちしております!
2023.6.8 前田せつ子