登壇者紹介:上野 秀香 Hideka Kamino
vol. 16 2015-06-29 0
ケアマネ代表
4人目の登壇者はアクティビティの高い介護支援専門員の方。地域ごとに特色があって、ご自分の担当地域とは異なる事情が見えてくるかもしれません。当日はお一人ずつ4~5分のプレゼンをした後に、総合討論会をスタートします。各自のプレゼンテーマは近日発表いたします。総合討論会のテーマ候補(「こんなテーマで討論してほしい」などのお題目)について、ご意見のある方はメールにてまだまだ受付中です。
プロフィール
上野 秀香(かみの ひでか):大阪府出身。主任介護支援専門員、歯科衛生士、見える事例検討会ファシリテーター。医)錦秀会 阪和第一泉北病院居宅介護支援センター管理者
全国フォーラムへ向けた意気込み
現場でケアマネ業務をしておりますと、私自身も多職種も含め、やればやるほど各々の利用者さんの複雑な背景因子が絡み合うことから生じる課題への解決に行き詰まり、深みに填まっていくことがあります。
これは、アセスメントしているものの、利用者さんのおかれている過去~現在を含めた全体像を見れているようで見れていない・・・ 今までの事例検討だけでは、多職種以外の地域住民やボランティアさん等との共通理解が図りにくく、課題抽出のみで次のアクションプランまで落とし込めない・・・ 私自身は見える事例検討会に出逢い、そのことに気づき解消することが出来ました。
「見え検マップ」は、事例を客観視できる状況をつくり、新たな視点を与え、包括的な視点から事例を捉えられるように工夫されています。関わっている支援者や専門職のみならず関わってない人・地域住民等からも幅広く質問を受けて、全員参加でニョロニョロと視覚化しながら事例に向き合います。
参加した事例提供者や参加者が多くの気づきや、事例提供者自身が明日から何をすれば良いのか…まで、2人のファシリテーターと「見え検マップ」により導き出すことができる唯一の事例検討会だと思っています。
利用者さんの想いに寄り添いながら、その方の意欲や力を引出し、住み慣れた地域で、その方らしい生活を送って頂くために、支援チームが解決策に行き詰った時ほど、この見える事例検討会の力は発揮されるのです。
私自身、見える事例検討会は、地域包括ケアシステム構築における専門職だけはない地域ネットワーク作り、個別課題の積み重ねから地域課題へと繋がることのできる地域ケア会議に非常に有効な手段だと考えています。
参加された皆様方と伴に、群馬県高崎の全国フォーラムで、語り合いたいと思っています。是非、多数の皆様のご参加をお待ちしております。