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認知症高齢者への多職種支援公開シンポジウムをクラウドファンディングで実現!
認知症のお年寄りを抱える地域の課題を共有する公開シンポジウムを開催します。会場は群馬県高崎市のホテルですが、インターネット経由で全国どこからでも参加できるようにします。そのためにかかるお金を支援していただけませんか。
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神経内科の開業医。当該地域の高齢化率30%超、外来には認知症高齢者が大勢います。中には、支援する医療・介護担当者がいるにも関わらず、生活の継続を困難にする病状・成年後見制度を要す経済問題・介護者不在・虐待など権利擁護問題を抱えています。複雑な問題を抱えた高齢者支援には、単一の医療機関や介護施設の担当者だけでは困難です。支援者の支援を目的に、医療・介護・福祉の枠を超え、行政や法律家、そのほか医療介護問題に興味を持つすべての方が自由参加形式で、事例の問題点を整理し有効な対応策を協議する定例会「桐生見える事例検討会(桐生見え検)」を主宰。このほか、在宅療養支援アプリ「PDmove」をリリース。
認知症のお年寄りを抱える地域の課題を共有する公開シンポジウムを開催します。会場は群馬県高崎市のホテルですが、インターネット経由で全国どこからでも参加できるようにします。そのためにかかるお金を支援していただけませんか。
こんにちは、平林久幸と申します。私は神経内科を標榜している開業医です。開業医になって10年以上経ちましたが、診察している患者さんが年々高齢化してきている事を実感しています。
外来でお年寄りを拝見すると、診察室では一見調子が良いように見えても、実際は思った以上に生活困難な状況にあることがしばしばです。訪問診療をすれば、この「見えにくい状況」が見えてきますが、すべての患者さん宅を訪問するわけにはゆきません。ご家庭を訪問している介護職からの情報がきちんと医療者に伝われば良いのですが、実際には医療と介護の連携は十分ではありません。
数年前に行ったアンケート調査では、ケアマネジャーからは「医師が話を聞いてくれない」、「威張っている」という不満の声があがる一方、医師からも「何の相談もなく物事を進める」、「普段全く連絡がない」という声があがりました。このように、医療と介護の連携には問題があり、連携強化の活動が重要であると考えておりました。
また、医療や介護を必要としている認知症のお年寄りの悩みは、病気そのものだけとは限りません。お金の問題や虐待など、実にさまざまな問題を抱えています。こうしたお年寄りへの支援は、医療者・介護者のみでは不可能です。いろいろな専門職による連携や地域住民の理解が必要ですが、あまりうまくいっていないのが現状です。これらの課題を解消するために、地域で働く医師や看護師、ケアマネジャーなどが集まって、問題を抱えたお年寄りへの対応を話し合う会を結成しました。
主な活動は2012年に始めた「桐生見える事例検討会」です。複雑に絡み合った問題を俯瞰して整理できる図と、会議進行をスムーズにし、参加者に自由な発言を促す議事進行の手法を組み合わせ、誰もが気軽に参加できる体制を整えました。この手法は八森淳氏と大友路子氏が考案したものです。
ほぼ毎月開催している定例検討会には、大抵40~50名の参加者が集まり、生活保護や成年後見制度が必要なのに利用できない事情の事例や、血縁者から虐待を受けている事例、周辺住民が困惑している事例など33例を検討し、支援者に対して明日からできる具体的なプランを提示してきました。定例検討会の他にも、不定期に地域包括支援センター単位の検討会も開き、医師や看護師、ケアマネジャーらが、必要な情報を収集・分析するスキルを上げてきました。
大きな会場において、ホワイトボード近くの討論参加者と離れた席の観覧者。皆さん興味深々ですが、実際に発言するのと、そうでないのとでは終了後の充実感が異なる。
今回、この検討会の拡大版として、全国各地で同様の事例検討をしている人たちを招いて公開討論を行います。討論会の様子はインターネットで配信し、事前に登録した人がツィート機能を利用してライブ参加できるようにします。
企画:第5回見える事例検討会全国フォーラム
日時:2015年10月31日(土)午後2時30分~午後6時30分
会場:JR高崎駅直結のホテルメトロポリタン高崎(東京駅から1時間弱、上野駅から約45分)
参加費:フォーラムは2000円(当日券)、情報交換会は6000円(当日券)を予定
プログラムは以下の通りです。
【午後2時開場,午後2時30分開演】
1. 見える事例検討会の説明(考案者:八森氏、大友氏)
2. 考案者による見え検デモンストレーション
【ウェブ配信は午後5時30分〜午後6時30分を予定】
3. 公開シンポジウム(特別企画:ツイートでライブ参加)
【フォーラム終了後 午後7時〜】
4. 情報交換会
プロジェクト総予算190万円(会場費、映像通信資材費、情報交換会、謝礼、人件費、印刷製本費、その他雑費など)。
クラウドファンディングから得られた資金は主に 会場費(90万円)、映像通信装置レンタル費(30万円)、謝礼金、情報交換会の一部として使用いたします。
*これまでの定例検討会の会場である桐生市総合福祉センターは無償で借りることができ、備品や消耗品は、国や県・非営利団体からの補助金でまかなうことができました。しかし今回のシンポジウムでは、各地から招く参加者の便を考えて高崎駅前のホテルにしたため、会場費がかなり高いです。
医療職や介護職に限らず、どのような職種からの参加も歓迎いたします。医療や介護問題に関心の高い方はもちろん、地域でお年寄りにやさしい街づくりを目指す団体や、お年寄りのニーズを汲み取って、新しい商品やサービスを生み出してビジネスに生かしたい方、会社や地域などの会議でファシリテーションの手法を応用して役立てたい方、教育現場や集会において、有効な議論の構築手法を習得したい方らに役立つと思います。どなたであっても新しい発見があり、きっとお役立ていただけるものと考えます。
ウェブによるライブ参加費(500円)【上記プログラム3のウェブ視聴・ライブ参加】
フォーラムチケット(前売り1500円*、当日2000円)【上記プログラム1〜3の参加費】
情報交換会チケット(前売り5000円*、当日6000円)【上記プログラム4への参加費】
*前売りは8月頃より販売開始を予定。
前売りチケットと当日チケットは、クラウドファンディング後に、残りのお席が用意できる場合にのみ販売いたします。
「第5回見える事例検討会全国フォーラム」は、以下の団体よりご協力を頂いております。
後援頂いている団体:群馬県医師会、桐生市医師会、群馬県弁護士会
協力関係にある団体:群馬県庁、桐生市歯科医師会、群馬県薬剤師会、桐生市薬剤師会、群馬県介護支援専門員協会、NPO法人桐生地域情報ネットワーク
ウェブ経由の公開討論は回線状況や参加人数によっては、ご満足頂けるような参加・視聴環境を提供できない可能性があります。
医療や介護が必要な人は、お年寄りが圧倒的に多いです。若いうちは病気や生活の継続に関しては無頓着で、年齢を重ね病気を経験して、突然荒海の中に投げ出されるケースが多く見受けられます。これからの時代は、増えてゆくお年寄りの抱える問題への対応抜きには、社会が成り立ちません。そして、医療や介護の必要なお年寄りを、実務的あるいは金銭的に支えているのは生産年齢人口の層です。このような観点に立ち、認知症のお年寄りの問題を含めた超高齢社会の問題に関して、若年層にも広く知って頂きたいという思いがあります。
そこで、全国各地の高齢化が進む地域の課題を、より多くの人に知ってもらうために、ネットで配信環境を用意して、公開シンポジウムを開催したいと考えております。
任意団体の桐生見え検は、活動資金を参加者の募金や国・県・非営利団体などからの補助金で運営しています。補助金は申請時の支出費目や支出時期が限定されており、本プロジェクトのような大規模イベントで、タイミングよく十分な資金を確保する事は困難でした。そこで、プロジェクト運営予算の一部を、より柔軟な対応ができるクラウドファンディングなどから集める必要が出てきました。
ファシリテーターによる議論の構造化で能動的に発言。意見は次々と板書され、樹形図が完成する。
ピーター・ドラッカー氏が「パラレルキャリア」という概念を提唱しています。ボランティア活動に第二の人生の価値や意義を見いだし、本業の他にボランティア関連のもう一つのキャリアを実践する行為です。翻って我々の活動を見てみますと、本業は医療であったり、介護であったりしますが、もう一つのキャリア(パラレルキャリア)として、支援者を支援する形式のボランティアも実践しています。
医療・介護業界において、事例検討会という会議は珍しくはありません。しかし、会議机に依頼招集された参加者が面と向かって座り、配布された資料を目で追うだけのことが多いです。単調になりやすく、多角的な意見や新しい画期的な対応策はあまり出てきません。しかし、能動的に参加して、構造化された会議で意見を述べ、発言が板書されると、「自分の考えや意見が周囲の人たちに認められた」という充実感が生まれます。そして、参加者全員の合意形成の下、最終的なアクションプランが提示されると達成感が得られます。ツイートが画面上に公開されるウェブ討論にも、同様の効果が想定されます。
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年まであと僅かです。我々の桐生地域では高齢化率が31%を超え、一足早くこの課題に目を向ける必要性が高くなっています。高齢化は今後都市部へと広がり、生活と切り離す事ができない医療と介護間の密な連携は、よりいっそう重要性を増していくでしょう。しかしながら、現在の日本を見渡すと、スムーズで良好な医療・介護連携がとれて、高齢化地域の課題解決へと機能している例は多くはありません。我々の活動が前例となり、医療と介護の連携から真に求められる社会システムとしてのボランティア組織が生まれていくと考えています。
すべての参加者が真剣なまなざしで見え検マップ®に注目する。
少しでも興味をお持ち頂き、最後までページをご覧いただきまして、関係者一同心より感謝申し上げます。医療・介護・福祉関係者からの視点で、超高齢社会における社会不安を少しでもなくせるよう努力して参る所存ですので、今後ともご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
「見える事例検討会®」および「見え検®」は、開発者である八森淳氏と大友路子氏に帰属する登録商標です。 連絡先メール:mieru-jirei@h2oir.com
代表プロフィール
平林 久幸 1970年生まれ 医学博士
500 円
2000 円
7500 円
10500 円
30000 円