司会紹介:頴原 禎人 Yoshito Ehara
vol. 9 2015-06-02 0
あと60日ちょうど折り返し点。引き続きネット公開討論会司会者の自己紹介と意気込みをお届けします。情報交換会参加予定が60名弱と大変なにぎわいですが、フォーラム参加者がまだ伸び悩んでおります。お誘いあわせの上、追加申し込みも大歓迎です。
プロフィール
頴原禎人(えはら よしと):精神科医師・認知症サポート医・見える事例検討会ファシリテーター・医療法人潁原会東毛敬愛病院院長
略歴:群馬県出身。東京慈恵会医科大学卒業。研修医の時に阪神・淡路大震災の医療ボランティアを経験してアウトリーチ活動の重要性を実感する。
2010年に父親の急逝から東毛敬愛病院院長となり、地域医療に従事する。2012年に認知症サポート医となり、2014年11月、認知症専門医療機関として病院をリニューアルする。認知症の予防を重視し、2015年1月「認知症予防&サポート研究所アンクル」を発足して、医療や介護だけでなく社会全体で認知症を支える活動を推進している。診察室で待っている医療よりも、外に飛び出して自分でニーズを探すアウトリーチのスタイルが自分の持ち味です。
全国フォーラムへ向けた意気込み
全人口のうち、65歳以上の高齢者が占める割合を高齢化率といいます。2014年に発表された統計では、日本は高齢化率25.1%と、世界で最も高齢化が進んでいます。そして現在日本には約500万人の認知症の人がいます。その数は全日本の中学生の数よりも多いのです。つまり認知症の人のご家族や近親者を含めると、今現在すでに莫大な人が認知症と関わっているということです。
他人事ではなく、自分のこととして本当に良い医療、良い介護、良い支援とは何かを考える機会が必要です。誰でもが無関係ではいられない「認知症」という今の日本の社会が抱えた課題に対して、皆さんで考えていきたいと思っています。