誰も見てないなかで、汗しながら、整えるすがた。選挙の日
vol. 60 2019-07-21 0
今日は選挙の日。
野宿生活が長いと選挙に行くのはどうなんだろう。
Kさんはココルームで働くようになって、
この一年をかけて、アパートに住む、住民票、保険証を手にするようになった。
昨年から、期日前投票に誘い、いっしょに選挙に行くようになった。
今回もいっしょに行って来た。
清掃スタッフのもうひとりの、あんちゃん。
ココルームに働くようになって2年になるが、そのあたりがはまったく謎のまま。
でも、昨日、馬が好きなことは、よくわかった。
日曜日、蒸し暑さはあいかわらず。
午前中にゲストハウスの清掃、シャワールーム、トイレ、洗面所、布団干して交換などの
仕事をすませると、お昼ご飯のあと、庭にでて、ふたりはガサゴソと動き出した。
モルタルレンガ制作が現在中止中。粘土層の土ではつくれないためだ。
そのため、型枠をきれいにして片付けてくれていた。
庭の片隅には、粘土層の土が小高くもりあがっている。
これも、板を置いて、これ以上漏れてこないよう、積み上げている。
昨日、転倒したKさんは、ぬかるみの危険地帯を片付け、もう誰かが滑ることのないよう、整えてくれた。
わたしが頼んだわけでもないだが、
誰かの安全のために
つぎの作業がしやすいように、と
湿気をふくんだ暑いこんな日曜に、
からだを動かしてくれる二人に、あたまがさがる。
井戸掘りの日程調整は、まだできていないけれど、
つぎに向かっている気持ちがあるので、心配はしていない。
頼もしいふたりの行動が、井戸をつくりあげる希望と確信につながっているから。
クラウドファンディングは、あと6日。
達成率は77%。
ウインチの買い替えなど、まだ出費はかさむ。
予算組みしたわたしとしては、釜芸の事業のどこかに、しわ寄せをくることを
なんとしても避けたい。
選挙に行って、そして、
厚かましいですけれど、
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