完成後の「持続可能な井戸」について考える
vol. 51 2019-07-11 0
まだ、完成もしていないけれど
完成した井戸について考え始めた。
「持続可能な井戸をつくりたい」が 蓮岡さんとも話して
つよく思っていたことだけど、
なにをもって、持続可能というのか。
たとえば
100年つかえる井戸を!
そういう言い方もあるだろう。
蓮岡さんと話していると、メンテナンスという言葉がでてきた。
3~4年に一回は 水をぬいて、底にたまった泥をかきだしてあげる必要がある。
そうか。ピンときた。
持続可能とは、わたしたちの日常の態度のことでもあるんだな。
完成して終わり、ではなく、数年に一回くらいの割合で
井戸の水をぬいて、底までおりていって、泥をすくって、上げる。
それは、面倒ではあるけれど、
そういう態度を持とう、とすること
あたりまえの営みに組み入れることで
持続可能になるのだな。
釜芸の企画者であるココルームが、その任をになうことでもある。
当面は、釜芸の「井戸メンテナンス」という講座になるのもいいだろう。
技術の継承のために、2年に一回くらいはやっておいたほうがいいだろう。
スタッフたちに話すと、とてもうなづいている。
「わたしじゃ、おぼつかないから、お願いね」と若いスタッフに
話すと、「わかりました」と、
気持ちのいい返事がかえってきた。
井戸メンテナンス講座は 夏のはじめがいいな。