井戸掘り工事は第二期に突入!再び掘る
vol. 49 2019-07-08 0
370cmの深さで湧き出る水に安堵しながらも、水が多すぎて作業が進みにく、この先どうなるかを考えていた。
まわりの土砂崩れも、気になる。
とうとう、安全を優先する決断をした。
もうひとまわり大きい土留めの木枠をつくり
それを埋め込んでから、先につくった木枠をはずして、モルタルレンガを敷いていく作戦に。
木枠の大きさは、つくった雨しのぎの柱や屋根、まわりの作業スペースに規定される。
八角形に決まる。
設置すると、「また、よーけ(たくさん)掘るんやなあ」と、
まわりから声があがる。
けれど、その声はなんだか楽しそう。
土を掘る、のは、人間の根源的な野生を呼び戻すのではないかしら。
作業は、7月中に終わらなさそうだ。
真夏の8月までつづくのか、それとも真夏は作業をいったん中止するのか、
それも決められないまま、掘りはじめる。
梅雨のあいまの晴れ間をぬって、井戸を掘りつづける。