近所の猫塚の井戸は、しずかに眠る
vol. 46 2019-07-03 0
先日行った釜芸の講座は「かるたとめぐる釜ヶ崎」。
昨年に「釜ヶ崎妖怪かるた」をつくったのですが、絵札が釜ヶ崎の写真なのです。
読み札は、釜ヶ崎の用語やおじさんたちの呟きや、会話のなかにあったことば。
かるたの絵札にある景色をじっさいに歩いてみましょう、という講座でした。
「猫塚の横、電車走っててん」
この絵札は、ココルームのそばの猫塚です。
猫塚には、蓋のされた井戸があり、これをみて
わたしが井戸掘ったら水でてくるんちゃう、と思ったわけです。
狐さんが切り株に座っていますが、狐さんの姿は最近のような気がします。
この向こうが、1993年に廃線になった南海電車ですね。
電車がこんな間近に走っていて、さぞかし往時はにぎやかだったのでしょう。
使われなくなった井戸は、しずかですね。
ガチャポンは、誰かに押されるのを待っているようですが、じっさいは動きません。
蓋をずらすと、中に水がたまっているのが見えます。
井戸は、眠っているようです。
*
モルタルレンガづくりは続いています。
昨日から、井戸のまわりでは、大工事がはじまり、
大きな八角系の木枠を設置し
さらに、地面を掘る作業へと続いていきます。
7月中には終わらなさそう、ということは、わかってきました。
今後、スケジュールの発表を急にするとおもいます。
汗かくつもりで、ご参加ください。