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東京・池袋でハウジングファーストをクラウドファンディングで実現!

路上からアパートへ!東京・池袋でハウジングファーストを実現したい!

東京・池袋にアパート一棟(4室)を丸ごと借り上げ、従来の支援モデルでは解決できないホームレス問題を「ハウジングファースト」という先進的な枠組みで解決するべく、複数の支援団体と共同してモデル事業に取り組んでいきます。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2016年9月30日23:59に終了しました。

コレクター
180
現在までに集まった金額
1,439,833
残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2016年9月30日23:59に終了しました。

Presenter
一般社団法人つくろい東京ファンド 代表理事 稲葉 剛 プロフィールを表示

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1969年、広島県広島市生まれ。1994年より東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む。20年間で3000人以上の路上生活者の生活保護申請を支援。 2001年、湯浅誠らと共に自立生活サポートセンター・もやいを設立し、共同代表に就任(2003年より2014年まで理事長)。2014年、一般社団法人つくろい東京ファンドを設立し、空き家を活用した低所得者支援に乗り出す。 一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、生活保護問題対策全国会議幹事、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授。

ハウジングファーストで「やれるんだ」ということを証明したい(渡邊乾さん)

vol. 4 2016-09-19 0

ハウジングファーストを東京で実現するためには、医療関係者、社会福祉関係者、不動産業者など様々な立場の人たちの連携が欠かせません。

一般社団法人つくろい東京ファンドが参加する「ハウジングファースト東京プロジェクト」は、都内でハウジングファーストを実現するために、6つの団体で構成しているコンソーシアムです。このプロジェクトのキーパーソンに、ハウジングファーストの理念やプロジェクトを進めていく上で大切にしていることをうかがいます。

キーパーソンの4人目は、訪問看護ステーションKAZOC(かぞっく)の渡邊乾さん。日本のホームレス施策や精神科医療に通底する「施設収容」の文化を変えるために奮闘している渡邊さんにハウジングファーストに賭ける想いを語っていただきました。

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ハウジングファーストで「やれるんだ」ということを証明したい。

渡邊乾

作業療法士。都内の精神科病院に就職し、日本の精神科医療の現実を知る。浦河べてるの家、イタリア・トリエステ、福島県相双地区の復興プロジェクトを視て地域支援を志す。2011年より池袋での路上支援に参加し。ホームレス状態に陥った人たちが受ける処遇を知り、ハウジングファーストの必要性を強く感じるようになる。2013年に精神科訪問看護ステーションKAZOC(かぞっく)を開設。同時にホームレス支援をするハウジングファースト東京プロジェクトに参加。ホームレス状態を経験した人の中で、精神疾患を持った人たちの在宅生活を維持継続する役割を担っている。

渡邊乾(写真右)

日本では、ホームレス状態を経験した人たちが受ける処遇は、辛く、厳しい状況にあります。

「アパートに住みたい」「個室で休みたい」と訴える人を何人も集団施設に見送りました。「誰かに狙われている」「助けてほしい」と怯える人が何人も精神科病院に収容されて行きました。

そして、路上でSOSを出しているにも関わらず、助けるすべがなく、またどこかへ消えていく人たちを何人も目の当たりにしました。

そんな現状にたくさんの支援者が疲弊し、路上支援の現場を去って行きました。

住まいを取り戻し、当たり前の生活を送りたい。その願いを叶えるためのハードルが、あまりに高く、あまりに困難な道のりであることを知りました。

しかし、そんな中でもアパートを借りることが認められ、地域生活を取り戻すことが叶った人たちがいました。彼らの中には精神障害を持ち、継続的な支援が必要だろう人たちがいました。

彼らに安定した支援を供給し、ホームレス状態を経験したとしても、生活を再建し維持継続することが「できるんだ」ということを証明したい。そう思うようになり訪問看護ステーションを開設し、ハウジングファースト東京プロジェクトに参加しました。

日本のホームレス施策は施設収容を前提としており、とりあえず施設に入って、金銭管理が出来るか、失踪しないか、通院できるか、そして就労できるかとステップアップを踏むことを求められ、最後にたどり着くのがアパートです。

そのステップを踏むことが出来ず、失踪したり、施設に滞留したりする人たちが非常に多く、アパートにたどり着ける人はほんの一人握りです。

これは、地域生活が困難であるとされた精神障害者への処遇とよく似ています。とりあえず精神科病院に入院して、お薬飲んで、落ち着いたら出来ないことを出来る様に練習しましょうとステップアップを求められる。そして入院は長期化していくことになります。

この国は、「ホームレス」「精神障害者」を施設収容する文化を持っています。そこに通底するのは、社会の中で共有される彼らに対しての「不安」です。何か問題を起こすのではないか。何か危害を加えるのではないか。その「不安」が彼らを管理しようとし、変容を求めようとします。そしてたどり着くのが施設収容という手段です。

私はホームレス状態に陥った人たちと精神障害者の人たちとの関わりの中で、社会の求める管理と変容のための施設収容が、本人たちにとっていかに無益であるかを痛感してきました。

ハウジングファーストは、その「不安」から抜け出すための抜本的な手段です。

まず、住まいを取り戻すことに集中する。そして、その住まいを維持するために必要な支援を供給する。

住まいは当たり前の権利として保障される。その住まいを維持しようと思うから、苦労の多い生活を粘り、やり過ごすことが出来る。その繰り返しの中に、回復する可能性が見出されていきます。

支援者がやるべきことは、管理せず、変容を求めず、苦労の多い生活を共に繰り返していくことです。

すべては住まいを取り戻すことから始まります。健康も、仕事も、市民性も、すべてがそこから始まります。

そのために、私たちには住まいの確保が必要です。

これまで訪問看護、グループホーム、クリニックといくつかの資源を事業化し安定した支援の供給を目指して来ました。しかし、住まいの確保は依然解消されない大きな課題として残されています。

住まいを取り戻せば回復することが分かっているにも関わらず、住まいがない状態。それがハウジングファースト東京プロジェクトの現状となっています。

住まいさえあれば、ホームレス状態を経験していても、精神科病院への長期入院を経験していても、地域生活は「やれるんだ」と証明できる。私たちはそう信じています。

ぜひ皆様のお力添えを頂ければ、ありがたい限りです。

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