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東京・池袋でハウジングファーストをクラウドファンディングで実現!
東京・池袋にアパート一棟(4室)を丸ごと借り上げ、従来の支援モデルでは解決できないホームレス問題を「ハウジングファースト」という先進的な枠組みで解決するべく、複数の支援団体と共同してモデル事業に取り組んでいきます。
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1969年、広島県広島市生まれ。1994年より東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む。20年間で3000人以上の路上生活者の生活保護申請を支援。 2001年、湯浅誠らと共に自立生活サポートセンター・もやいを設立し、共同代表に就任(2003年より2014年まで理事長)。2014年、一般社団法人つくろい東京ファンドを設立し、空き家を活用した低所得者支援に乗り出す。 一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、生活保護問題対策全国会議幹事、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授。
東京・池袋にアパート一棟(4室)を丸ごと借り上げ、従来の支援モデルでは解決できないホームレス問題を「ハウジングファースト」という先進的な枠組みで解決するべく、複数の支援団体と共同してモデル事業に取り組んでいきます。
皆さんは「ハウジングファースト」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「ハウジングファースト」とは、住まいを失った人々への支援において、安心して暮らせる住まいを確保することを最優先とする考え方のことです。
1990年代にアメリカで始まったハウジングファースト方式のホームレス支援は、各種の調査でその有効性が証明されたことにより、全米の各都市で採用されるようになりました。現在では、カナダ、フランス、スウェーデン、スペイン、ポルトガル、オランダ、オーストラリア等の各国で採用されています。
ハウジングファーストに取り組むアメリカの団体Pathways to Housing PAの動画から
従来のホームレス支援では、「ホームレス状態にある人々、特に精神や知的の障害を持っている人たちは、居宅に住むための準備期間が必要である」という考え方のもと、シェルターや精神科病院、グループホームなどで一定期間、治療や生活訓練を行なった後、アパート入居をめざす、というステップアップ方式が採用されてきました。しかし実際には、アパートに向けての「階段」をのぼっていく過程において、多くの人がドロップアウトしてしまい、路上生活に戻ってしまうことが問題視されるようになりました。
ハウジングファーストに取り組むアメリカの団体Pathways to Housing PAの動画から
こうした問題意識のもと、ハウジングファースト方式では、ホームレス状態にある人々に対して、無条件でアパートを提供し、精神科医やソーシャルワーカーなど多職種が連携をしたチームが地域でその人を支えていくという手法が採られています。調査の結果、ハウジングファースト方式の方が従来の方式よりも社会的なコストは削減できることも判明しました。
※アメリカでのハウジングファーストの実践と成果については以下の記事をご覧ください。
【住まいを失った人がそれ以上に失ったものとは?人生を変える「ハウジング・ファースト」成功の記録】( http://machibarry.jp/archives/608 )
では、日本ではどうでしょう?
1990年代、各地の福祉事務所はホームレス状態にある人に対して、差別的な運用を行ない、なかなか生活保護を適用しようとしませんでした。生活に困窮している人を窓口で追い返すことは「水際作戦」と呼ばれており、生活保護法に反する違法な運用です。
2000年代に入り、私たちNPO関係者や法律家らによる生活保護申請同行の活動が広がった結果、露骨な「水際作戦」は少なくなってきましたが、住まいのない人たちが生活保護を申請した場合、民間の宿泊所への入所を事実上強要することは未だに多くの窓口で行われています。福祉事務所が紹介する宿泊所の中には、居住環境や衛生環境が劣悪な「貧困ビジネス」の施設も数多く含まれており、そうした施設に入ることを拒んで路上生活を続けている人も少なくありません。
年末の炊き出しに並ぶ方々(池袋)
行政が「まずは施設に」という支援スタイルを変えないため、ホームレス問題は未だ解決からはほど遠い状況にあります。路上生活者の総数は減ってきているものの、施設での集団生活になじめない知的障害者や発達障害者、精神疾患を抱えた人たちが路上に取り残されてしまう傾向が強まっているのです。
2008~2009年に精神科医の森川すいめい医師が中心となって実施した調査では、東京・池袋駅周辺の路上生活者のうち、約3割の人が知的障害を抱えており、4~6割の人が精神疾患を抱えていることが明らかになりました。
医療相談活動の様子(池袋)
従来の支援モデルではホームレス問題を解決できない。こうした現状を踏まえて、東京・池袋では複数のホームレス支援団体が「ハウジングファースト東京プロジェクト」と題した合同のプロジェクトを組み、ハウジングファースト型の支援モデルの導入をめざして活動を続けてきました。つくろい東京ファンドはこのプロジェクトの住宅支援部門を担っています。
このたび、地元の不動産店と物件オーナーの協力により、豊島区内でアパート一棟(4室)を丸ごと借り上げることが可能になりました。今後はこのアパートを支援住宅として活用し、ハウジングファーストのモデル事業に取り組んでいきます。
支援住宅として使用するアパートの外観
支援住宅として使用するアパートの部屋内部
また、アパートの入居者や関係者にインタビューをおこない、ハウジングファーストの成果をわかりやすい形で社会に示していきたいと考えています。
先行する形で、70年代に渡米したあと現地でホームレスとなり、現在つくろい東京ファンドが44年ぶりに帰国が叶った後の居宅支援をおこなっている宮田満男さんと、現地で帰国のための支援にあたっていたキース・ハムさんにインタビューをおこないました。(こちらについては近日中にウェブ上にて公開予定です)
宮田満男さん(左)とキース・ハムさん(右)
寄付金の使い道は以下のとおりです。
ご協力いただけた方には後日、会計報告をお送りします。
「路上からアパートへ!東京・池袋でハウジングファーストを実現したい!」という新たな私たちのチャレンジに、どうかみなさんのご協力をお願いします!
一部の計画が遅れる可能性があります。また、仮に資金が充分に集まらなくても、計画を縮小しておこないたいと考えています。
主な特典をご紹介致します。
【森川すいめい医師による貧困と支援をテーマにした特別セミナーへのご招待】
2003年に池袋で「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げられ、現在に至るまで障害をもつ路上生活者への支援に関して最前線に立ち続けている森川すいめい医師。今回その最新の知見と現場からのレポートをお話いただく特別セミナーを開催、今回のクラウドファンディングを応援してくださった方全員をご招待いたします。(※詳細な内容や日程などはおってお知らせいたします)
【松本春野さんイラストの「ハウジングファーストぬいちゃん」オリジナルクリアファイル】と【オリジナルシール】
現在までさまざまな活躍をしてきた「ぬいちゃん」。プレゼントとなるのは新規書き下ろしとなります
絵本作家の松本春野さんにデザインしていただいた当団体マスコットキャラクターの「ぬいちゃん」。事業の展開に伴い、これまでさまざまなバージョンが生まれてきました。そして今回、新プロジェクトとなる「ハウジングファースト」に従事する「ぬいちゃん」も誕生予定。そのキュートな姿を特製クリアファイルとシールの形でお届けします。
(※図柄や仕様につきましてはおってお知らせいたします)
【稲葉剛のサイン入り新刊『貧困の現場から社会を変える』(堀之内出版)をプレゼント】
稲葉剛が年内に刊行予定の新刊『貧困の現場から社会を変える』(堀之内出版)を、著者サイン入りでプレゼントいたします。(※詳細な発売日につきましてはおってお知らせいたします)
【森川すいめいの新刊『その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く――』(青土社)をプレゼント】
森川すいめい医師の新刊『その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く――』をプレゼントいたします。(※こちらはサインはつきません)
被災地、路上、自殺希少地域――。現場から考える、生き心地の良い社会のつくり方。
ホームレスや、東日本大震災の被災者の支援活動で注目をあびる精神科医、待望の新著。
当事者に寄り添う温かいまなざしで国内外の取り組みを自ら見聞きして、さらなるケアの可能性を考える。
誰もが生き心地の良い社会をつくるため、各地の現場を奔走する精神科医の探訪記・奮闘記。
(著書紹介より)
【つくろい東京ファンド謹製オリジナル猫キーホルダープレゼント】
つくろい東京ファンド・マスコットキャラクターのモチーフとなっている猫。そんな愛らしい猫をテーマにしたつくろい東京ファンド謹製のオリジナル猫キーホルダーをプレゼントいたします。(※仕様につきましてはおってお知らせいたします)
【稲葉剛が案内する「つくろい東京ファンド」見学ツアー】
団体設立から2年間で中野区・新宿区・墨田区・池袋の4地域にてシェルターを展開。また、そのうち墨田区ではこども食堂「ことといこども食堂」もオープン。「すまいは人権」を切り口に、東京のセーフティネットを修繕し続けているつくろい東京ファンド。今回はそれらの事業を、理事・稲葉剛が現地にてご案内するツアーを企画、プロジェクトを応援していただいた方をご招待いたします。(※日程などの詳細は追ってお知らせいたします)
●一般社団法人つくろい東京ファンド 代表理事 稲葉 剛
稲葉剛
1969年、広島市生まれ。1994年より東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む。20年間で3000人以上の路上生活者の生活保護申請を支援。 2001年、湯浅誠らと共に自立生活サポートセンター・もやいを設立し、共同代表に就任(2003年より2014年まで理事長、現在は理事)。2014年、一般社団法人つくろい東京ファンドを設立し、空き家を活用した低所得者支援に乗り出す。
一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、自立生活サポートセンター・もやい理事、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、生活保護問題対策全国会議幹事、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授。
●一般社団法人つくろい東京ファンド 理事 森川すいめい
森川すいめい(右)
1973年、池袋生まれ。精神科医。鍼灸師。2003年にホームレスを支援する団体「TENOHASI(てのはし)を立ち上げ、現在は理事として東京・池袋で炊出しや医療相談などを行っている。認定NPO法人「世界の医療団」理事。一般社団つくろい東京ファンド理事。NPO法人メンタルケア協議会理事。NPO法人認知症サポートセンター・ねりま副理事長。著書に、障害をもつ路上生活者の現実について書いた『漂流老人ホームレス社会』(朝日文庫、2015)等がある。
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