早く行きたければひとりで行け、遠くに行きたければみんなで行け
vol. 4 2018-03-05 0
みなさま、こんばんは。今夜は春の雨が降っていて、強い風が吹いています。
コレクターのみなさまやこのプロジェクトを応援してくださっているみなさまに向けて、このクラウドファンディングやプロジェクトの進捗を、少しずつ更新していきたいと思います。
4月20日のゴールまでお付き合いいただけたらうれしいです。
3度目のクラウドファンデイングを立ち上げて、2ヶ月がたとうとしています。今年はじっくりと取り組みたかったので、ファンディング期間も長く設定し、プロジェクト自体も今までよりだいぶスローペースで進めています。
「cinema stars アフリカ星空映画館」も、みなさまの応援のおかげで今年3年目。ふりかえってみると、たくさんの方たちに支えられてここまで来れました。
でも、2年前からすごいスピードで走り続けてきたので、わたし自身が息切れしてしまい、ひとりでできることには限界がある、と感じました。そしてなにより、走ることに必死になって支えてくれた方たちひとりひとりに、ちゃんとお返しができているかなと心配になってきました。
ちょっと立ち止まって呼吸を整えて、みなさんにどんなお返しができるかを考えてみました。
そして、これがお返しになるかわかりませんが、みなさんにもわたしがアフリカで見ている「光」を届けたいと思いました。
暗闇の中で、みんなでみつめるひとつの光。
内戦中はそれはたき火の「光」。平和になってからは、cinema starsが届ける映画のスクリーンの「光」になりました。そして、なによりの光は、子どもたちのキラキラの目です。
「アフリカの満天の星空の下で、移動映画館をする」。2年前、それを最初に思いついたとき、すごくわくわくしました。できるかどうかわからなかったけど、たくさんの方たちのおかげで実現できて、やってみたらそれは想像以上に素晴らしい体験でした。
はじめての映画の目を輝かせる子どもたちと、同じ光を見つめること。それだけでいつも胸がいっぱいになります。
わたしの膝の上に乗ってスクリーンを観ている小さな男の子が興奮してわたしの手をぎゅっと握ってきたり、中学生ぐらいのちょっとませた女の子が周囲の目も忘れて大口をあけて笑っていたり、まだ内戦の傷を抱えている大人たちが子どもみたいな顔でスクリーンに夢中になっていたり。
毎回いろんなことがありすぎて書ききれないのですが、そんなことも少しずつお伝えできたらと思います。
「今年はcinema stars another storyとして、電気のない場所でイルミネーションイベントするから手伝ってね!」とウガンダの友人に伝えたら「どうやって?」とか「本当に?」ではなく、返ってきた答えは「ありがとう」でした。心強い。
今日の記事のタイトルは、アフリカの友達に教えてもらったことわざです。
「早く行きたければひとりで行け、遠くに行きたければみんなで行け」
今年も、みなさまといっしょに遠くまで行けたらいいなと思います。
桜木奈央子
(軽い日記みたいなのを書こうと思ったら、気合いが入りすぎて長文になってしまいました。次回からはもう少しライトで具体的な記事を書きたいと思ってます!)