西表島・西表炭鉱について
vol. 3 2017-10-02 0
内離(うちばなり)島
皆さま、こんにちは。
先日、歴史調査班のメンバーが西表島を訪れたので、今回は西表島・西表炭鉱について少し詳しく紹介したいと思います。
石垣島離島ターミナルからは、西表島の大原港もしくは上原港に着くフェリーがあります。炭鉱がある西部地域の上原港まではおよそ45分ほどで着きます。
西表島西部地域にはかつて至るところに炭鉱がありましたが、代表的なものは内離(うちばなり)島の炭鉱と浦内川沿いにあった宇多良(うたら)炭鉱です。
上原港から宇多良炭鉱跡までは、車もしくはバスで浦内川遊覧船乗り場までおよそ15分ほど、そこから20分ほど歩くと炭鉱跡に着きます。炭鉱跡は一部歩道も整備されており、説明が書かれた案内版もあります。
上原港から内離島対岸の白浜集落までは、車もしくはバスで30分ほどで着きます。白浜から内離島は目の前に見えています。そこから内離島に渡りたい場合は、地元の方に相談してください。
また白浜から船で行く船浮集落には、「西表館」という炭鉱についても詳しく説明がされている郷土資料館があります。興味がある方はぜひご覧になってください。
今回許可を得て準備をした上で、炭鉱跡のジャングルに覆われた道なき道を途中まで搔き分けて進んでいきましたが、今後より綿密な調査を行えばまだまだ新しく分かることが多くあり、遺跡の保存活動にも繋がるのではないのではないかと思いました。当時のことを知る地元の方にも炭鉱跡を案内する活動をするなど、もっと多くの人に関心を持ってもらいたいという思いを持った方たちがいます。ぜひ機会があれば当地を訪れてください。
宇多良炭鉱跡を歩く
『緑の牢獄』制作委員会