日本・沖縄・台湾を考えるドキュメンタリーシリーズ
第二弾『緑の牢獄』制作支援プロジェクト

監督の黄インイクです。

9月中旬、韓国ソウルにてDocs Port Incheonの入選企画のトレーニング・ワークショップに参加しました。大変充実な時間でした。

11月上旬にインチョンで開催されるピッチング本番のためのトレーニングでした。２時間におよぶ長編ドキュメンタリー企画をいかにわかりやすく伝えるか、たった７分間の提案時間の中で、デモ映像を見せ、、英語で説明したりする自体はとても厳しいです。

2015年、私はこの企画をベルリン映画祭やスイスのニヨン国際ドキュメンタリー映画祭に持っていた時は、まだ企画の段階が早かったので、構想や発想などを説明して映像を魅了させたら責任済むことになりましたが、2年後の今、どうやって撮影完成近くの『緑の牢獄』を伝わるでしょうか？

企画の根本的にやりたいことをはっきり言葉で表現さないとできないと、自分がコンセプトから考え直し、より良いふさわしい説明して、この遠い島の後ろにある膨大な歴史背景とこのおばあの長年に隠された思いを、表現したいと思います。

そんな企画を支えるのは、私であり観客であり、「緑の牢獄」の秘密の世界に入らなきゃいけません。そこで、一体何か起きて、何をおばあの人生を変えたでしょうか。この「謎」は、何年間も取材した私にとって、今の段階だからこそようやく見えてきた答え、まるでこの膨大なジャングルの光だ。ドキュメンタリーは世界・現実への答えでも、私なりの答えでもなります。

11月の本番に向けて、頑張ります。

監督　黄インイク　より