クリエイター紹介「大熊一郎(Alex Ichiro Okuma)」さん
vol. 2 2021-02-10 0
日本国際観光映像祭は、世界中から、そしてアジア、日本から多くの映像の応募を受け、
優れた映像を表彰し、今後の観光映像のあり方を模索しています。
その意味では私たちが選ぶ最高賞、グランプリは大きな意味を持ちます。
映像祭のあり方を示すものです。
第2回の日本部門の最高賞、日本部門グランプリを受賞したのが、
「GURADIAN OF THE FOREST(森の護り人)」です。
GUARDIAN OF THE FOREST(森の護り人) from ALEXOKUMA FILM PRODUCTION on Vimeo.
映像の説明は以下のようなものでした。
「アイヌ文化の振興、ならびに文化・地域の魅力発信による観光誘致 アイヌ人の精神性の根幹を成す「カムイ」についてアイヌ人が語り、カムイに触れる旅へと誘います」
圧倒的な映像美、そしてアイヌ文化に深い人々への精密なインタビューを通じたドキュメンタリー性、それによって届いたメッセージは強く、審査員の高い評価を受け、日本部門グランプリとなりました。
この作品の監督が「大熊一郎(Alex Ichiro Okuma)」さんでした。
大熊一郎(Alex Ichiro Okuma)
ALEX OKUMA FILM PRODUCTION COMPANY映像監督
株式会社パラゴンジャパン 代表取締役(運営会社)
自然・文化、スキー、スポーツアクティビティーを題材にしたプロモーション、ドキュメンタリー、テレビコマーシャルを撮影・製作。極寒の流氷から熱帯のジャングルに至る幅広い環境で、水中・陸上・空撮を駆使した臨場感ある撮影・映像製作を得意としています。
第2回のグランプリ監督ということもあり、今回の与論におけるART&FACTORY JAPANの招聘クリエイターとしてお願いをしたところ、ご快諾いただきました。
大熊さんに与論島ファクトリーに参加するにあたっての意気込みを聞いたところ、次のような言葉が来ました。
俗化や開発が進み島本来の美しさを失いつつある日本の多くの島々。その中にあって 美しく静かな環境を維持する与論島。与論島の自然と文化を通して自分を取り戻す、見つめなおす旅へと誘う物語を表現できればと思っています。同時に、今の島の姿に観光地としての優位性と持続性が期待できる魅力があり、その大切さを訴求できればと思います。
与論島は世界ですでに高く評価されている映像を多く作られています。それらの映像を鑑賞した上で、日本国際観光映像祭のグランプリ監督が、どのような作品を作られるのか、運営事務局としてもとても楽しみです。
応援の方、よろしくお願いします。
木川剛志
総合ディレクター, 日本国際観光映像祭