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2026年に100歳になる岡田忠雄さんを主役にした映画の制作をクラウドファンディングで実現!
2026年に100歳になる岡田忠雄さんを映画の主役にしたい!「老い・ぼけ・死」の明るい未来を指し示す、岡田忠雄×菅原直樹の活動の軌跡を追ったドキュメンタリー映画を実現させるプロジェクトです。
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2026年に100歳になる岡田忠雄さんが映画初主演へ!「老い・ぼけ・死」の明るい未来を指し示す、岡田忠雄×菅原直樹の活動の軌跡を追ったドキュメンタリー映画を実現させるプロジェクトです。
2026年に100歳になる岡田忠雄さんを映画の主役にしたい!「老い・ぼけ・死」の明るい未来を指し示す、岡田忠雄×菅原直樹の活動の軌跡を追ったドキュメンタリー映画を実現させるプロジェクトです。
岡山県を拠点に、演劇と介護という領域を越えて活動を続ける劇団「老いと演劇」OiBokkeShi(おいぼっけし)。その原点は、2014年、俳優であり介護福祉士でもある菅原直樹さんと、認知症の妻を介護していた当時88歳の“おかじい”=岡田忠雄さんとの出会いにあります。
本プロジェクトでは、岡田さんと菅原さんの出会いから現在に至るまで、約10年にわたる二人の関係と活動を記録し続けてきた地元放送局「KSB瀬戸内海放送」の膨大な映像資料と、最新の公演や舞台裏を撮影したものを加え、新たに構成したドキュメンタリー映画としての完成・公開を目指します。
定年退職後、数々の映画にエキストラとして出演してきた一人の高齢者が、認知症の妻の介護に悩みながらも、演技に出会い、演技に救われ、やがて舞台に立ち続けるようになる――その軌跡を映し出します。
そして来年、岡田さんが100歳を迎える2026年、この映画を初主演作品として世に送り出したいと考えています。
「いま、ここ」を共に楽しみ、「老い・ぼけ・死」の未来にやさしい光を灯すこの映画制作プロジェクトに、どうかご支援をお願いします。
「殺してやろうか亅
妻・郁子さんが認知症を患ってから、自宅で介護を続けてきた岡田さんのかつての日記にはこう書かれていました。夜中に徘徊したり罵声をあげたりする郁子さんに何度も手をあげてしまった。
そんな介護に独り苦しむ中、老いや認知症をテーマに活動する劇団に出会います。主宰は俳優で介護福祉士の菅原直樹さん。菅原さんが伝えるのは“演技”を通じた介護。介護者は、失敗を指摘したり、言動を正したりすることではなく、その人が見ている世界に演技の力を借りて飛び込み、介護する側・される側という一方的な関係を超え、「いまここを共に楽しむ」こと。岡田さんは、菅原さんとのワークショップや演劇活動を通じて、“演技”に救われ、郁子さんに対して腹が立つことがなくなったといいます。さらに劇団では、看板俳優として活動し始め、生きる楽しさを見つけました。
20代の頃、東京で俳優活動をしていた菅原さんは、並行して特別養護老人ホームで介護職として働いていました。 ある日、入所している高齢の女性が、彼のことを「時計屋さん」と思い込み、話しかけてきたといいます。突然の勘違いに戸惑いながらも、菅原さんはふとした思いつきで、その役を引き受けてみることにしました。
「時計の困りごとがありますか?」と問いかけると、女性は「いっぱいあるわよ〜」と生き生きとした表情を見せます。 その瞬間、菅原さんは気づきました。演劇と介護は、驚くほど相性が良いのではないか、と。
認知症のある人たちの言動は、時に現実との齟齬を含むことがあります。しかし、それを無理に正すのではなく、その人の世界に寄り添い、演じてみることで、関係性はまったく違うものになる。息子と間違えられたら息子を演じ、亡くなった夫の帰りを待つ人には一緒に待つ役を演じる。そうすることで、当事者の感情や尊厳を尊重する関わり方が可能になることがある。
この気づきをきっかけに、2014年、菅原さんは岡山県和気町で「老いと演劇のワークショップ」を企画・開催します。演劇体験を通して、認知症の人とのかかわり方を考える場をつくる試みでした。そのワークショップに参加した一人が、当時88歳の岡田さんでした。長年、認知症の妻を介護してきたという岡田さんは、妻との意思疎通がうまくいかず、悩んでいました。最初、菅原さんは内心不安を抱いていました。高齢で耳が遠く、歩行も不安定な岡田さんが、演劇のワークショップについてこられるのだろうか。しかし、岡田さんはその予想を良い意味で裏切ります。場に入るやいなや、見事な演技を披露したのです。
後にわかったことで、岡田さんは定年退職後、俳優を志し、数々の映画にエキストラとして出演していました。とくに敬愛していたのは今村昌平監督で、岡山がロケ地となった『黒い雨』や『カンゾー先生』にも出演経験があったとのこと。その演技力と、介護者としての背景に触れたとき、菅原さんの中に強い思いが芽生えました。
「この人と一緒に舞台をつくりたい」。
演劇経験を持ち、認知症の妻を介護している――まさに“老いと演劇”の両面を生きている人物との出会いでした。
それからというもの、「老いと演劇」をめぐる二人の旅路が始まります。岡田さんと菅原さんは、岡田さんの老いや介護をめぐる体験を元にした演劇作品を次々と制作。主役は岡田さんです。“自分の老後を変えた演技”から“観客の老後を変える演技”へと、岡田さんの演技は変わっていきました。
人は歳を重ねると、できないことが増えていきます。岡田さんも、菅原さんと出会った頃はバスや電車を使って遠出もできていましたが、この10年で、脳梗塞を二度患い、足腰も弱くなり、耳も遠くなり、昨年の夏に入院したことをきっかけに自宅に戻ることが難しくなり、現在はサービス付き高齢者住宅で生活を送るようになりました。 それでもこの間、岡田さんは演劇を通して、様々な奇跡を生み出してきました。「できないことが増えていく中で、舞台上ではできることが増えていく」と菅原さんはいいます。
岡田さん自身も、「俳優に定年はない。歩けなくなったら車椅子の役、寝たきりになったら寝たきりの役、最後には棺桶に入る役ができる」と語り、今、菅原さんと岡田さんは、サービス付き高齢者住宅のレクリエーションとして、入居者や職員さんたちと共に演劇をつくることを構想しています。
OiBokkeShi『恋はみずいろ』(岡山芸術創造劇場ハレノワ/2025年6月) Photo: hi foo farm
演劇に憑りつかれた二人の狂気の旅路は、岡田さんの老いの現実と向き合いながら、従来の演劇や介護の枠にとらわれることなく、続いていくのです。
大野諭史(監督)
2016年から岡田忠雄さんの郁子さんとの老老介護生活や、菅原直樹さんとの演劇活動を撮影・取材を続けてきました。当時、岡田さんはすでに89歳。介護をしながら、時に舞台の稽古に出向き、自宅とは違う、生き生きとした姿を見せる"おかじい"に魅せられたことが今につながっています。誰しもが直面する“老い”や“死”に対して、演劇を生きがいとして人生を歩む姿は、黄昏時にきらりと煌めく夕日のように希望を見せてくれるものでした。
そんな岡田さんにインタビューすると毎回のように出てくる話があります。「私は子どもの頃、家にあったお金をこっそり持っていって、映画を見に行ってたんです。それぐらい映画が好きだったんです。」岡田さんは定年退職後に、岡山で撮影された映画にエキストラなどで参加するようになりました。その後、演劇で舞台に立つようになってもカメラで撮られることが大好きで、岡田さんの夢は今でも「銀幕のスター」です。その夢を現実にしたいという、岡田さんに関わる多くの人たちの思いからこのプロジェクトは始まりました。その人たちはきっと岡田さんの生きる姿から何らかのエネルギーをもらった人たちだと思います。もっと岡田さんを日本全国のたくさんの人たちに見てもらいたい、エネルギーを湧き起こしてほしいと。
岡田さんは今、99歳となり、以前のように岡山県外の公演などは難しい状況となり、舞台上の姿を多くの人に見てもらうのは難しくなりました。ぜひこのプロジェクトを成功させて銀幕のスターとなった“おかじい”を多くの人に見てもらって、老い・ぼけ・死のネガティブな印象を、希望にあふれた老いの姿に上書きしてほしいです。
大野 諭史(おおの さとし)
1980年栃木県生まれ。大学卒業後、東京でテレビ番組制作会社に所属し、スポーツ、ドキュメンタリーなどのディレクターを担当。2011年、東日本大震災を機に岡山県に移住。KSB瀬戸内海放送で夕方ニュース番組の記者・ディレクターとして勤務。2016年から劇団OiBokkeShiの取材を開始。2018年に岡田さんと菅原さんの演劇活動を描いたドキュメンタリー番組「演じて看る」を制作し、平成30年日本民間放送連盟賞(テレビ報道番組)優秀賞、第22回ものづくりネットワーク大賞最優秀賞を受賞。2019年に続編の「続・演じて看る」を制作。その後も岡田さんと劇団の取材を続ける。
武田知也(プロデューサー/一般社団法人ベンチ代表理事)
OiBokkeShiの演劇作品の多くは、岡田忠雄さんの実体験や生活、そして言葉をもとに生まれています。菅原さんは岡田さんに触発されて作品をつくり、岡田さんはその演劇と演技を通して実生活を更新していく——そこには、互いに影響を与え合う豊かな関係性があります。
岡田さんが生きてきた現実が、やがて演劇というフィクションになり、舞台上のフィクションは観る者にとって現実のように立ち上がってくる。この「虚」と「実」がまじりあう、“ボケた”世界を受け入れ、共に楽しむこと。それこそが、OiBokkeShiの真骨頂だと私は思っています。
その活動を、地元放送局のカメラが長年にわたって丁寧に追いかけてきました。もうひとつの“フィクション”とも言えるカメラのまなざしが加わることで、「老い」「ぼけ」「死」は、どのように私たちの目に映るのでしょうか。
演じることが好きで、多くの映画にエキストラ出演してきた一人の高齢者が、100歳にして初めて映画の“主演”を務める——そんな嘘のような現実を、皆さまと一緒に実現できたらと願っています。このプロジェクトへのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。2016年より活動拠点を岡山県奈義町に移す。看板俳優は、認知症の妻を在宅で介護する岡田忠雄(99歳)。
「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、高齢者や介護者と共に作る演劇公演や、認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施。超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、近年多方面から注目を集める。
OiBokkeShiの活動を密着取材したドキュメンタリー番組「よみちにひはくれない~若き“俳優介護士”の挑戦~」(OHK /2015年)が第24回FNSドキュメンタリー大賞で優秀賞を受賞。
岡田忠雄の日常を密着取材したドキュメンタリー番組「演じて看る」(KSB/2018年)が平成30年日本民間放送連盟賞で優秀賞を受賞。
令和6年度美作県民局「地域づくり推進賞」受賞。第15回地域再生大賞 中国・四国ブロック賞受賞。
漫画「OiBokkeShiができるまで」(作:あさののい)
本プロジェクトは、これまでに撮りためてきた映像を元に制作しますが、映画化に伴うクオリティアップのために、再編集・再構成し、作品化していきます。また、本プロジェクトをより多くの人に広く伝えていくための配給宣伝費を主として、活用させていただきたいと考えています。
<主な使い道>
・制作費
・ポストプロダクション費
・配給宣伝費
・クラウドファンディングリターン費
・クラウドファンディング手数料
<スケジュール>
2025年9月 クラウドファンディング終了→ 映画制作正式決定!
9月~12月 編集・制作
2026年3月 試写会(予定)
5月 岡田さん100歳!⇒ 全国公開!
今回のプロジェクト実施にあたり、OiBokkeShiのメインビジュアルを結成当時から描いてきた漫画家のあさののいさん書き下ろしのイラスト入り特製グッズを多数リターンとして提供します!
(※グッズ画像はイメージです。デザインは変更される場合があります。予めご了承ください)
①おかじいイラスト入りオリジナルステッカー(デザインはお選びいただけません)
②オリジナルTシャツ(デザインA)※色はお選びいただけます。
③オリジナルTシャツ(デザインB)
④オリジナルトートバッグ ※3種からお選びいただきます。
⑤菅原直樹『レクリエーション葬』戯曲
あらすじ
老人ホームに入居している97歳の岡谷正雄は、介護職員が提供するレクリエーションに腹を立てている。彼は命を懸けることができるレクリエーションを欲している。そこで介護職員は「生前葬をしましょう」と提案する。それから月に一度、岡谷は死ぬことになった―――。
OiBokkeShiが、活動10年目の節目に、岡田忠雄と共に「死」と向き合い、第68回岸田國士戯曲賞最終候補にもノミネートされた代表作。
『レクリエーション葬』(撮影:冨岡菜々子)
⑥菅原直樹 「老いと演劇」出張ワークショップ
先着5名(組)限定!
国内外で開催されている菅原直樹さんによる「老いと演劇」の特別出張ワークショップを開催できます。
(※ワークショップは5名以上~開催可能です。参加者は主催者様に集めていただきます。交通費、宿泊費は別途ご用意をお願いします。)
【ワークショップの内容】
認知症になると、物忘れや勘違いが増え、何かをするのに時間がかかり、時に失敗をしてしまいます。しかし、それは認知症になったら必ず生じる中核症状が原因です。
介護者に求められるのは、失敗を指摘したり、言動を正したりすることではなく、その人が見ている世界に演技の力を借りて飛び込むことではないでしょうか。
介護する側・される側という一方的な関係を超え、「いまここを共に楽しむ」新しい関係を創造しましょう。
演劇体験を通じて、認知症の人とのコミュニケーションを考えるワークショップです。実際に身体を使って演じることで、認知症ケアの気づきやヒントを講師と参加者間で共有していきます。演劇・介護経験は不問です。
ワークショップ内容の詳細はこちら
本作品は、過去約10年の映像撮影を元に制作することから、8割以上の撮影および編集方針も固まっており、作品完成の見通しは立っています。しかし、本ファンディングが目標未達成の場合は、映画制作は中止となります。また、岡田忠雄さんご自身がご高齢であることから、その状況により、計画は変更となる場合があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
老いること、できないことが増えること、死ぬことは、人間誰しもに訪れることです。しかし、岡田さんと菅原さんはその現実に対して、演劇の力を通じて、違う見方や歓びを見出し、その活動は多くの人を魅了し、勇気づけてきました。
本プロジェクトでは、映画というまた異なる芸術表現を通して、2人の姿を多くの人に届けることができればと思っています。何卒みなさまからのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
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