おかず塾のワルリ画、ありがとう!A lot of thanks for power of Okazu-Juku!!
vol. 26 2014-08-27 0
今夜のごはんにありつけないかもしれない!
・・・・そんなとき、おかず塾がそこにある道具と材料でワルリディナーを作ってくれた。
エキシビションのプロモーションのために村に出れば、
さりげなくヒンディー語で世間話から初めて、上手に遊牧民の人たちを会場へと誘ってくれた。
プロジェクト中、何か困ったとき、そこに必ずおかず塾がいた。
プロジェクトのスーパーマン的存在のおかず塾。
WAF2013、2014の会場となったワルリの村から、この新しいプロジェクトに、
満を持してボランティア参加してくれたワルリ族の4人の青年たちがいる。
みんなおかずくんを信頼し、心からこのプロジェクトに共感してくれている彼ら。
1ヶ月間自分の仕事を休み、滞在費を貯めて、参加してくれたサッティヤジットみたいな
人もいて感激する。
そんな彼らには、生活面だけではなく、プーガのセレモニー会場への廊下に
彼らの得意とするワルリ画を描くという大役を担ってもらった。
上の写真は、標高4000mの湖ツォモリリ周辺の風景で、
寄宿学校の子どもたちがいつも自分たちの故郷を見て、思い出せるようにと描かれている。
プーガ含め、このチャンタンエリアには、いつも風が吹いている。
午後からの風は強く、学校の庭にある風力発電のタービンをぐんぐん回している。
だから、このワルリ画にも風の神様が描かれている。
(もちろんこの地域の人たちが深く信仰している仏陀も神々しく中央に描かれている)。
このパーツは、地球温暖化で地下水脈が代わり、
遊牧民のテント生活が荒れ果ててしまう・・・
そんな未来への警告の絵だ。
パシュミナ山羊もヤクも死に絶えている。
ヤクの毛で編んだテントもこのとおり。
そんな警告を含んだこの絵に、
高僧たち含め、現地の遊牧の人たちの満場の賞賛が与えられた。
彼らの想い=私たちの想いをしっかりと伝えることができた瞬間だった。
おかず塾ありがとう。
彼らの想いに応えるためにも、次のプロジェクトへ驀進しようと思っている。
photo by serge
text by akko