ラダックで、準備進行中!!
vol. 1 2014-07-02 0
標高3500m、ラダックより、おかずこと、浜尾和徳です。
土曜日に現地入りし、5日目。体は、はぁはぁと必死で酸素を取り入れ、どうにか平坦な道を歩く分には慣れてきた様子。でも、一旦坂道や階段を上ると、はぁ、はぁ。
緑が、青春を謳歌しているようです。酸素をどんどん出してくれ、と心の中で唱えたり。
Earth Art Projectは、新しい土地での初めての取り組み。
これまでの経験すべてが試されているように感じています。
今回は、準備の時間がとても限られています。
(と言っても、あればいいというものでもないかもしれませんが)
現地コーディネーターとして今進めているのは、実行委員会を組織し、メンバーたちと意思と内容を共有し関係を深め、制作に必要な材料・機材を手配し、制作の元となる情報を集めること。そして、地元ボランティアの募集。
通信環境が、過去最大級に限られているので(こんな高地ということと、ダライラマの説法で多数の人々がやってきており回線が混雑している)、なかなかもどかしい思いをしながら、日本担当のおおくにと連絡を取りつつ、進めています。
現地からの期待が非常に大きいです。「こういったプロジェクトはラダック初だ」という声に背中を押されます。ラダックの人たちもまだまだ巻き込みたりません。今週、来週で一気に行きたいと思っています。
こちらは、National Reasearch Institute for Sowa-Rigpaでの写真。
Sowa-Rigpaとは、薬草を用いるラダックの伝統医療のこと。
私(一番左)の隣にいるのが、アムチ(伝統医)のタシ先生。
チベット、ラダック地方に存在する何千という植物の中で、薬として使われるのは、500~600種類。それらを十何種類調合し、薬を作っていくのだそうです。
(上の写真は、人体解説図のひとつ)
ここに来たのは、インド人参加アーティストのNobina Guptaさんが制作に用いるラダックの薬草の情報収集のため。Nobinaさんは、描く作品にラダックの身近にある植物を取り入れることで、あまり注意を向けられなくなりつつある伝統的な文化を掘り起こそうとしています。現地のものを取り入れたり、掘り起こしながら、作品を制作していく。それがEarth Art Projectの特徴です。
参加アーティストは、8名。どんな作品が生まれるのか。
http://earth-art.info/eap-2014-artists-and-staffs/
(Earth Art Projectアーティストページ)
お楽しみに!
okazu
- 前の記事へ
- 次の記事へ