新しい交流の場
vol. 2 2014-08-06 0
8月3日(日)善福寺お商店街にある「オクターヴ」という喫茶店にてMeeting Point vol.6 「シニアが生き生きと暮らせるまち」というイベントを開催しました。このイベントでは善福寺、西荻窪だけではなく、全国が直面している社会問題について 様々な視点から話し合いました。日本の社会の高齢化が急激に進んでいるのに地域社会においてお年寄りのためのサポート、異なる世代への理解、世代間との交 流がまだまだ足りないところが多いでしょう。その中行政とNPOはどのように動いて、新しい環境を構築しようとしているでしょうか?またそれぞれの個人の 市民はどのように意識して、その動きに貢献できるでしょうか?善福寺では何か所の老人ホームもあるのですが、コミュニティセンターのように機能している場 所の例をあげるとゆうゆう善福寺館はとても魅力的なところです。ここでは毎日朝から晩まで非常にアクティブなシニアが集まり、絵葉書、木版画、手話ダン ス、カラオケ、手ぬぐい体操、英会話、様々な活動に参加しています。
Meeting Pointのイベントでゆうゆう善福寺館のマネジャーの鹿取さんは非常に丁寧ゆうゆう館の幅広い活動を紹介し、善福寺の中でこの場所の役割を明確にしまし た。ゆうゆう館だけではなく、西荻窪駅の周辺のほうにある「かがやき亭」のことも紹介していただきました。かがやき亭はコミュニティ・レストランのような 場所で安くておいしいランチを毎日作っているところなのですが、お集まりの場として、主にお年寄りの方がこのスペースを利用し、ゆっくりいろいろな人と話 したり、交流したりしています。
かがやき亭の福田さんはこの施設の歴史と目的を説明し、今まで展開してきたネットワークの重要さも強調しました。この二箇所以外、杉並区内活動しているケア24の方、最近オクターヴで介護相談イベント「ペイシェント・サロン」を主催する方、シニア生活を考える、様々な団体、個人が参加してくださいました。
お話しの中で鹿取さんと福田さんとのコラボレーション・プロジェクトが非常に印象的でした。先月からスタートした事業なのですが、両親が遅くまで働いている、中学生のために食事会と勉強会を行っています。最近子どもはちゃんとした夕飯でも食べなくて、コンビニで買ってきた何とかパンやカップラーメンで過ごして、家でもコミュニケーションの機会も少なくなってきたと言われていますが、このプロジェクトでは10代の子どもはお時間があるお年寄りの方と集まって、一緒にご飯を食べながらいろいろ会話して、その後一緒に宿題などをやっています。このようにコミュニティのメンバーが家族みたいになるでしょう。限られた時間の中で様々な意見交換ができましたが、もっともっと話したかったです!まだ触れていなかったところが多かったですが、自分が当事者としてお年寄りの生活、環境を考える必要性が大きなメッセージで、市民としてどのようなまちを作っていけば良いかということについて検討するチャンスになったら嬉しいです。
Meeting Pointの後トロールの森の野田さんとアートドロップスのマチコさんとお打ち合わせしました。今年はディスロケイトの展覧会、シンポジウム等が西荻窪の周辺で展開されるアートイベント「アートドロップス」において開催されます。http://adrops2014.exblog.jp/ ディスロケイトの会場はタスカフェ http://www.tasuorg.com/cafe/index.htmlとなりますが、その以外他のアーティストグループは様々なお店で展示したり、パフォーマンスしたりします。11月の西荻・善福寺はまるでアートのまちになるでしょう。昨年のトロールの森のカタログも出来上がりましたので写真を添付します。
今朝はいろり交流サロンでディスロケイトの紹介ビデオを設置させていただきました。西荻窪駅周辺の方も是非ワークショップやイベントに参加していただきたいと思いますのでこの辺でも積極的に宣伝しています。