釜ヶ崎からふたたび、生きのびる知恵と技を
vol. 16 2020-04-16 0
ヨコトリ出場「釜ヶ崎芸術大学」開校と、おっちゃんたちの旅費を!を応援いただいたみなさま
ごぶさたをかさねています
おげんきにおすごしですか
2014年 ヨコハマトリエンナーレへの参加を応援いただきありがとうございました
ココルームの上田假奈代です
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いっしょに横浜に出かけたおじさんたちの数名は、天国に行ったり、失踪したり、
卒業宣言された方もいますが、いまでもココルームでお会いしている方もいます
横浜に行ったときのことをなつかしく話してくれます
そして、いまでも「ヨコトリでみました!いちど来たかったんです」と
遠方から訪ねてきてくださる方もいます
おかげさまで ほんとうに 貴重な経験をすることができました
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ココルームはヨコトリを経験後、
だいたい毎年、美術館などの展示に呼んでいただけるようになり、
また、釜ヶ崎芸術大学は通年開催(年にだいたい100講座)になり、
商店街のなかではありますが、引越して、ゲストハウスを運営するようになりました
釜芸はいまもつづけています
昨年は、庭に井戸を掘る講座を開催しました
のべ700人が参加し、半年ほどかかって、4.5メートル掘りました
ペシャワール会の中村哲さんと井戸を掘っていた蓮岡修さんをむかえ
釜ヶ崎の元労働者のおじさんたちが先生役。
こども、若者、旅人など、たくさんの人と井戸を掘り、
たくさんのはじめての経験と考え方を得ました
なかでも「生きのびる知恵と技」と「日常から」ということです
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さて、現在
人と接触することを避けなくてはならなくなりました
仕事にいくことも 旅も ごはんやお茶にしいくことも 催しものへの参加も
すべて なるべく やめていることが 人類のため、という事態になってしまいました
でも この状況でも 働いているかたがいるから わたしたちの生活がなりたっています
でも 生産性として役に立つということが もっとも大事なのではなくて
生きていてくれる人がいるから
関わりあいがあるから 人は生きていけるとおもうのです
この観点からみたときに
人が働きあうこと かかわりあうことを この社会でどのように表し、それをうけとめて、循環していくが 重要だとおもっています
この事態が終息したときに もとにはもどれない、とおもいます
たくさんの問いかけをされたのだとおもっています
渦中でそのことを考えるのは、なかなか難しいのですが、
釜ヶ崎でいるからこそ、考えること、知ることができるような気がします
なぜなら、この街には、孤独や貧困、困難な状況を生きのびてきた人たちがたくさんいるからです
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ココルームでは なんとか活動をつづけたく
ふたたびクラウドファンディングをおこないます
今回は、モーションギャラリーさんの手数料をカード決済のみのキャンペーンということもあり、おねがいすることにしました
こんなに何年もたっての、またもやのお願いで恐縮なのですが どうぞよろしくおねがいします
https://motion-gallery.net/projects/cocoroom2020
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もし、特典よりも、税金控除のほうがよろしければ、こちらからおねがいします
なにわの芸術応援基金
*ココルームをご指定くださいhttps://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000309989.html
また みなさんと 井戸で冷やしたスイカを食べたり
水てっぽうしたり 焚き火をしたり おしゃべりしたり
いろんなかたちで おめにかかれますように
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どうぞ 苦にせず よく寝て ほがらかに!