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釜ヶ崎芸術大学の活動をクラウドファンディングで実現!
大阪市西成区の釜ヶ崎。寄せ場の歴史を持つ地域で、すべての人に開かれお互いに学び合う大学を開校しています。三年目の資金と、国際美術展・横浜トリエンナーレ出場のための旅費等が必要です!
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1969年生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読を始める。92年ゆるやかに活動を始め、01年「詩業家宣言」を行い、さまざまなワークショップメソッドを開発する。03年新世界フェスティバルゲートでココルームをたちあげ「表現と自律と仕事と社会」をテーマに幅広く活動。08年に移転し、西成区釜ヶ崎で喫茶店のふりをしながら、「釜ヶ崎芸術大学」、「ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム」を運営する。NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表。大阪市立大学研究員。著書「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店ココルーム」(フィルムアート社)。2014年度 文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞
大阪市西成区の釜ヶ崎。寄せ場の歴史を持つ地域で、すべての人に開かれお互いに学び合う大学を開校しています。三年目の資金と、国際美術展・横浜トリエンナーレ出場のための旅費等が必要です!
2012年から大阪市西成区の釜ヶ崎と呼ばれる地域にある様々な会場で、年間40〜60の講座やワークショップを開いています。無料またはカンパで年齢、地域問わず誰でもが参加できます。一度だけの受講ももちろん可能。多彩な講座をユニークな講師と一筋縄にはいかない参加者とともに学び合います。真剣であり、笑いあり、緊張もあり、筆舌に尽くし難い時間が広がります。
釜ヶ崎芸術大学2012WEB
http://www.kama-media.org/japanese/geidai2012/
釜ヶ崎芸術大学2013WEB
http://www.kama-media.org/japanese/geidai2013/
講師陣
これまで開いてきた授業と来ていただいた講師は以下のとおりです。
お笑い|大瀧哲雄(お笑いプロデューサー) 音 楽|野村誠(音楽家)
絵 画|本宮氷(大阪人) 合唱部|山本則幸(合唱指導)
狂 言|茂山童司(狂言師)
芸 術|森村泰昌(美術家)・高山明(演出家)
詩 |上田假奈代(詩人・詩業家) 写 真|若原瑞昌(写真家)
宗教学|釈徹宗(宗教学者) 書 道|畑中弄石(書家)
天文学|尾久土正己(天文学者) 哲 学|西川勝(看護師)
感 情|水野阿修羅(メンズサポートルーム大阪世話人)
ガムラン|中川真(音楽学者) 表 現|岩橋由莉(表現教育実践家)
ダンス部|中西ちさと(振付家)
地図・地理|水内俊雄(政治・社会地理学者)
ファッション|澄川小百合(ファッションコーディネーター)
釜ヶ崎という街
釜ヶ崎はこれまで寄せ場として高度経済成長を底辺で支えてきましたが、劣悪な労働環境から労働者による暴動などがあり、ネガティブなイメージが付与されています。現在でも「恐いから行ってはいけない場所」と言われることがあります。
でも、そもそも釜ヶ崎というまちは、いま私たちが暮らす現代社会が実現されるために、必要とされ生み出されたのです。地域外からの参加者や講師にとっても、このまちで学ぶことは、私たちの暮らしそのものを問い直す機会となります。また、全国的に少子高齢化が進み、貧富の格差が広がるなかで、釜ヶ崎が培ってきた支援の仕組みや助け合いの知恵を知ることは、どの地域にとっても大きなヒントになると感じています。
そんな街にあらためて学びの場を
NPO法人ココルームは、釜ヶ崎の端っこでカフェやメディアセンターを運営し、これまでにも日常的に、誰かと出会い、何かを一緒につくったり、話をしたりできる機会をつくってきました。
けれど釜ヶ崎の道ばたで、ふとすれ違うおじさんと言葉を交わすと「やることがない。話をする人もいない。朝からお酒を飲むしかない」という声が聞かれます。そんな時に思い出したのが「釜ヶ崎大学」という企画でした。
「釜ヶ崎大学(2010-11)」、その前には「釜ヶ崎の思想を囲む集い(2010)」という小さな集まりがありました。釜ヶ崎で仕事をする人、日雇い労働者、釜ヶ崎を研究する学生、生活保護受給者、まちにゆかりのある人など、さまざまな人が集いました。釜ヶ崎の端っこで、「学びたい人が集まれば、そこが大学になる」とはじめた、このまちのことを学び合う場としての「釜ヶ崎大学」。初日前夜、ある鳶のおじさんが言いました。「こんな大学ができるんだったら、おれ、仕事の無い日は休まず通うよ!学籍番号一番になる!」その言葉の強さに、こころが熱くなりました。彼はこれまでの人生、まともに学校なんて通ったことがなかったと言うけれど、年を重ね、ココルーム周辺での数々の出会いも重ね、学ぶことのおもしろさを感じていたようです。
地域外の人にとっても、釜ヶ崎はこの上ない学びの場です。釜ヶ崎を知ることは日本の近代化の歴史を知ることそのものとも言われ、失業・野宿・高齢化・孤独・依存などの問題をフォローするための知恵の蓄積もあります。そして何より、明日生きていることを当たり前とは思わない人々の存在があります。
釜ヶ崎大学は数回開催されたけれど下火になっていて、もう一度この名前に注目し、釜ヶ崎で芸術を、芸術をめぐるさまざまなことを、学びあう「釜ヶ崎芸術大学」として再スタートできないか、と思いついたのがきっかけです。
2012年9月、初めての試みに不安だらけで迎えた開校でしたが、初日から20人以上の参加がありました。それから連日の授業に休まず通う人も多く、授業へ向かう姿勢も真剣そのもの。疑問があれば納得がいくまで質問し、講師やほかの参加者に対して面と向かって批判的なことを言う人もいました。私たちが経験してきた学校の授業では、そういう状況に出会うことはあまりなかったように思います。けれど学びとは本来、一方的な話を聞くことではなく、主体的に考えることに本質があるのではなかったか。このまちの人たちは学ぶことから遠ざけられてきたからこそ、画一的でない学び本来の魅力を知っているのかもしれません。
ある参加者は夜の授業でこう話されました。
「普段はこんな時間まで起きて何かしていることがないです。もう寝るだけ。遅くまで一生懸命、勉強して考えてられるのが嬉しいね。」
またある人はアンケートに書き残してくれました。
「今日も寝たきり老人を免れた。」
授業の時間が充実しているというだけに留まらず、通うことが生活のリズムをつくっているのを感じました。最初はほとんどの人が互いに初対面でしたが、次第に関係ができていきました。授業以外の時間にも一緒に過ごしたり、ココルームのカフェに足を運んでくれるようになった人もいます。
釜ヶ崎芸術大学には、ほかの地域から参加する人も少なくありません。このまちに興味を持つ人、地域に根ざしたアートに関心のある人などさまざまですが、それぞれにこのまちの人の学びに対するエネルギーに圧倒されたり、なにかしらの感慨を持って帰っていかれるようです。それは画一的な語り方をされやすいこのまちに対する眼差しを変化させることへつながっていくようにも思います。
最後に行った成果発表会では参加者同士が思い出を語り合い、次の学期が待ち遠しいという声が多く聞かれました。それは単に勉強することへの欲求でもなく、仲間同士で集まる楽しみを望んでいるだけでもないように感じます。さまざまな人が集い、絶えず変化する関係の中で共に学びあうダイナミックな体験があり、その熱のかけらが生活の基調となって毎日をいきいきしたものへ変えていく。お互いの人生をていねいにまじわらせた大学生活だったからこそ、続けたいと願うのだと思います。
これまでの釜ヶ崎芸術大学の講義の様子は以下でご覧いただけます。
釜ヶ崎芸術大学講義ノート
http://www.kama-media.org/japanese/blog/cat22/
釜ヶ崎芸術大学2012報告書PDFダウンロード
http://www.kama-media.org/japanese/geidai2013/archive.html
2014年8月〜11月に開かれる現代アートの国際展・ヨコハマトリエンナーレ2014に釜ヶ崎芸術大学が参加することになり、横浜美術館で展示のほか、オープンキャンパス、TAKIDASHIカフェなどのイベントを行ないます。今回の展覧会のタイトルは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。釜ヶ崎芸術大学も「忘却」という名の大海へ、冒険の旅に出ます。
ヨコハマトリエンナーレ2014:アーティスト
(http://www.yokohamatriennale.jp/archive/2014/artist/k/artist418/)
【展示】第二話 漂流する教室
横浜美術館で3ヶ月あまりのあいだ展示を行ないます。展示内容は以下を予定。
・釜ヶ崎芸術大学でつくられた作品/詩集
・表現の手前のものたち
・釜ヶ崎芸術大学紹介映像
・釜ヶ崎芸術大学講義ノート集
・釜ヶ崎天井習字
・ココルームカフェちょっと再現
・フリーペーパーぽえ犬通信
【授業】明日に漕ぎ出す:生き抜く術を学びあおう
会期中に何度かオープンキャンパスとして横浜美術館で授業を行います。プログラムは以下を予定。
・芸術の授業(森村泰昌×上田假奈代)
・哲学の授業(西川勝×おっちゃん)
・天文学の授業(尾久土正己)
・こどものための「ことばと生きる」授業(上田假奈代×おっちゃん)
・現役芸大生による不定期公演(釜ヶ崎狂言会/ひと花笑劇団)
・炊き出しオリエンテーション
ヨコハマトリエンナーレ2014の芸術監督を務める森村泰昌さんは、自らが有名な絵画や映画の登場人物に扮し写真に撮るというセルフポートレイト作品を作り続ける美術家です。2007年「なにものかへのレクイエム」シリーズでレーニンになる森村さんは、釜ヶ崎でロケし、このまちの人々にエキストラを依頼した理由を次のように語られています。
「群衆役の役者を集めるだけならできるけど、誰を集めるかということで違和感があった。それは、顔が違うなということでした。僕がそこで求めていたのが、、自分の原風景みたいな、どこかに置き去りにしてきた記憶の中にある顔だから、その顔を持つ人を求めていた。そのときに、顔も風景だとすれば「あ、ここにあるやん」と思って、釜ヶ崎でレーニンを撮らせてもらったんですよね。」
(2014年4月森村泰昌さんと上田假奈代の対談のなかで)
2007年秋、釜ヶ崎でのロケやエキストラの募集をどのようにできるかということで、ココルームに相談がまいこみ、NPO法人釜ヶ崎支援機構や釜ヶ崎のまち再生フォーラムにつないで、撮影のためのお手伝いをしました。ロケハンを行い、そしてNPO法人釜ヶ崎支援機構のお仕事支援部に求人をだすということで企画をもちこみました。また撮影当日は、参加者の声を撮りたいということで、森村さんに変わって上田假奈代が撮影直前に参加者にインタビューも行ないました。その後、完成した作品は海外や日本でもいくつかの美術館で展示されましたが、エキストラ出演してくれた釜ヶ崎の人たちは見ることができません。それで、釜ヶ崎にある西成市民館で森村さんをお招きし、作品の上映とトークをおねがいしました。会場ではさまざまな質問に答え、森村さんは「芸術とはなにか、表現とはなにか」ということを丁寧に話してくれました。2010年、NHK「日曜美術館」の撮影のため、姜尚中さんと森村泰昌さんが来釜。ロケ地を懐かしく歩かれました。
釜ヶ崎芸術大学2012のときも、森村さんに「芸術」講座を担当いただきました。森村さんが「表現」を語ることばは、釜ヶ崎のおじさんたちに届くことば。人生をおおきく含み、世界と距離感を保つまなざしはひとりで生きる人々に重なるように思いました。
これまで助成金をいただき事業運営をしてきましたが、2014年はじゅうぶんな額の助成金がとれていません。今年は一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会からの助成が確定しましたが、報告書作成費、広報費、人件費、ヨコハマトリエンナーレ参加のための交通費・制作費・事業費、コーディネート費など合わせて300万円が足りません。
1、釜ヶ崎芸術大学in釜ヶ崎
記録アシスタント費 180,000円
授業ちらし発送費 78,000円
成果発表会ちらし発送費 40,000円
報告書編集費 170,000円
報告書デザイン費 262,000円
報告書印刷費 280,000円
報告書発送費 55,000円
ファイルなど文具代 10,000円
成果発表会お弁当代 25,000円
人件費 200,000円 1,300,000円
2、釜ヶ崎芸術大学in横浜トリエンナーレ
交通費 317,000円
映像制作 200,000円
書道制作 90,000円
書割制作 20,000円
ぽえ犬通信 150,000円
おっちゃんたちの食費 129,000円
炊き出し材料費 60,000円
炊き出し人件費 54,000円
コーディネート費 80,000円 1,100,000円
3、引換券(特典に必要なお金) 300,000円
4、モーションギャラリー手数料10% 300,000円 合計 3,000,000円
1 釜ヶ崎芸術大学2014の開催:今年は年間通じて地域内で60講座程を予定。講座、ワークショップ、部活動、成果発表会を行ないます。
2 ヨコハマトリエンナーレ2014に釜ヶ崎芸術大学が出場:8月から3ヶ月余り開催されるなか、展示、オープンキャンパス、炊き出しオリエンテーションを行ないます。
500円の応援→A
3,000円の応援→A,B,C
6,000円の応援→A,B,C,D
10,000円の応援→A,B,C,D,E
30,000円の応援→(ヨコトリに行きたい方!5名限定)→A,B,C,D,E+F
30,000円の応援→(釜ヶ崎に来たい方!5名限定)→A,B,C,D,E+H
30,000円の応援→(詩を読みたい方!)A,B,C,D,E+J
50,000円の応援→(ヨコトリに行きたい方!15名限定)→A,B,C,D,E+G
50,000円の応援→(釜ヶ崎に来たい方!5名限定)→A,B,C,D,E+H,I
50,000円の応援→(詩を読みたい方!)A,B,C,D,E+K
100,000円の応援→A,B,C,D,E,G,H,I,J,K,L
A. 上田假奈代のサンクス詩葉書
(当法人代表・上田假奈代(詩人)の詩を葉書に)
B. ココルームのフリーペーパー・ぽえ犬通信
(毎回テーマに沿って発行しているココルームの機関誌)
C. 森村泰昌「釜ヶ崎のレーニン」の絵葉書
(森村さんが釜ヶ崎で作った作品の絵葉書)
D. 釜ヶ崎芸術大学2013報告書
(二年目の釜ヶ崎芸術大学の詳細な記録集)
E. 釜ヶ崎芸術大学詩集
(2012~14にココルーム周辺で作られた約260作品を掲載)
F. ヨコハマトリエンナーレ2014単体券1,800円相当
(一会場一日有効 http://bit.ly/1mtCHI4 ※こちらは応援いただき次第できるだけ早くお送りします)
G. ヨコハマトリエンナーレ連携セット券2,400円相当
(ヨコトリ+創造界隈拠点連携プログラム http://bit.ly/1mtCHI4 ※こちらは応援いただき次第できるだけ早くお送りします)
H. 釜ヶ崎のドヤ(簡易宿泊所)一泊宿泊手配1,800円相当
(一人一泊/2014年度中のご希望の日程でドヤ宿泊の手配をします)
I. ココルームカフェまかないチケット3,000円相当(5食)
(毎日お昼と夜にココルームカフェのちゃぶ台を囲んで食べるご飯です)
J. 文庫本『こころのたねとして 第三版』1,200円相当
(ココルームのあゆみや詩が掲載された本です http://bit.ly/1mtFwZJ )
K. ココルーム10周年記念本
(ココルームのいろいろが詰まった最新の渾身作です)
L. ココルームカフェの天井にお名前を習字で書いて貼ります(希望者のみ)
(いろんな言葉が並ぶなかにあなたのお名前もどうですか)
ココルームの活動では、「支援する人/支援される人」「教える人/教わる人」といったような関係が固定化されないことを大切にしています。人と人とがお互いに励ましたり励まされたり、それが循環してゆくことを、おもしろいと感じています。なので、インターネットにアクセスできる人が少ない地域のなかで、クラウドファンディングに取り組むことは、「この地域を支援する人/される人」といった関係の固定化につながってしまうのではないかという懸念もあります。それでも釜ヶ崎芸術大学を今年も開校したいという思いと、この資金調達そのものについて考えられる機会になるのではということを考え、挑戦してみようと決断しました。
プロジェクトの事業計画、ちらしは仮の状態で作成したいと考えています。資金が集まりきらなかった場合には、事業を縮小してできる限りの規模で行なうことになります。また、(万が一!)予定より多く集まった場合には、来年度以降の釜ヶ崎芸術大学の運営費にさせていただきます。ご了承ください。
釜ヶ崎に暮らす人たちに先生になってもらい授業をもってもらうこと、アートマネジメント学科を開設し、釜ヶ崎芸術大学をつくるところからみんなで関われるようにすることなどが当面の目標です。規模を大きくすることよりも、その時々の街の状況、出会う人々とのていねいな対話のなかで、どんな形が一番よいのか考えながら事業を展開してゆきたいです。
ココルームでは釜ヶ崎芸術大学第二期のすべての講座を終了したあと、講師の推薦図書をみんなで読む「自主ゼミ」を継続し、参加者からのカンパの運用で合唱部を続けています。釜ヶ崎芸術大学を、人生の学びあいの場としてつなぎたいと思っています。
そして、ココルームカフェはほぼ年中無休で営業しています。おじさんたちが新しい作品をみせにきてくれたり、顔をだしてくれています。ぜひ様子を見に来てください。カフェでお金を払ってコーヒーを注文いただくことも、うれしい応援です。
では、応援のほどどうぞよろしくお願いします!
500 円
3000 円
6000 円
10000 円
30000 円
残り12枚
30000 円
残り3枚
30000 円
50000 円
残り4枚
50000 円
残り3枚
50000 円
100000 円