上映作品紹介 その4
vol. 21 2016-08-03 0
「風の又三郎」 制作会社:株式会社武右ェ門
あらすじ
父の仕事の都合で一時的に都会から山の学校に転校してきた女の子。
クラスの子供たちから”風の子”と勘違いされ、ちょっと遠巻きな扱いを受けます。少女に興味を抱く男の子は仲良くなりたいのですが気になりながらもなかなか近づけません。女の子は田舎暮らしはあまり気に入らず、早く帰りたいと思っていますが偶然に本物の風神様に出会ってしまったことで周りとの微妙な距離感を取りつつも和に加わっていきます。子供たちの持つ畏怖と柔軟さ、恋愛以前、といった風景を童話を通して短く、儚く描ければと思います。
© 武右ェ門/文化庁 あにめたまご2016
http://animetamago.jp/2016/piece/buemon/
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cinema stars スタッフのコメント
この作品を観たら、なぜか涙が出てきました。
映像、音楽の美しさ。繊細なタッチで描かれる子どもの世界。わたしたちもかつては、この世界に生きていたことを思い出しました。「失われた何か」に気づいたから、わたしは涙を流したのかもしれません。でも悲しいというきもちではなく、あたたかいものが心の中に残りました。
ウガンダでも、子だけではなく大人にも観てほしい。親子で観てほしいです!
時間の経過によって変化する空模様、そして風。わたしたちはその大きな自然の中に生かされているということを改めて感じます。生きていること、いのちの素晴らしさ、この作品のすべての瞬間にそれが詰まっています。
そして、登場する動物たちが本当にかわいくて、みんなぎゅってしたくなります!