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子どもたちのための移動映画館プロジェクト「アフリカ星空映画館 cinema stars」をクラウドファンディングで実現!
アフリカでの移動映画館プロジェクトです。
アフリカの村落部では、ほとんどの子どもが映画を観たことがありません。映画館がどんな場所なのかも知りません。子どもたちに「はじめての映画体験」を届けたい!
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非営利団体「cinema stars アフリカ星空映画館」は、アフリカでの移動映画館プロジェクトです。アフリカの村落部では、ほとんどの子どもが映画を観たことがありません。映画館がどんな場所なのかも知りません。子どもたちに「はじめての映画体験」を届けます。
アフリカでの移動映画館プロジェクトです。
アフリカの村落部では、ほとんどの子どもが映画を観たことがありません。映画館がどんな場所なのかも知りません。子どもたちに「はじめての映画体験」を届けたい!
「cinema stars アフリカ星空映画館」は、アフリカでの移動映画館プロジェクトです。
アフリカの村落部では、ほとんどの子どもが映画を観たことがありません。映画館がどんな場所なのかも知りません。
アフリカの子どもたちに「はじめての映画体験」を届けたい!
きっかけは、ウガンダで初めて映画を観た少年が、その10年後にわたしに言った言葉でした。
「星空の下でみんなで観た映画が、大人になった今でも、忘れられない」
彼の中に、楽しい思い出が残ったことをとても嬉しく思いました。なぜなら、それは内戦中のことだったからです。
まずは、ウガンダのご紹介と、当時の内戦についてお話ししたいと思います。
ウガンダは東アフリカに位置していて、面積は日本の本州ほど。「アフリカの真珠」とよばれる緑豊かな美しい国です。首都カンパラを中心とした都市部は急速に発展しており、高層ビルが立ち並び、車も人もにぎやかに行き交っています。
一方で地方は、まだまだその恩恵を受けられず、経済格差は広がるばかりです。
ウガンダは世界で最も若年層の割合が高い国です。全人口約4,032万人(日本の約3分の1)のうち、なんと半分以上が15歳以下の子どもです。日本の子どもの数は全人口約1.3億人に対して1,617万人であることと比較すると、ウガンダがいかに「若者の国」かということがわかります。ウガンダの子どもたちは、まさにウガンダの未来そのもの。
でも、こうした子どもたちのなかには、厳しい環境で辛い経験をした子どもたちがいます。それが、今回、移動映画館を開催する地域の子どもたちです。
わたしは2001年からウガンダ北部のグルという町に通っています。初めて行ったとき、グルはすでに内戦状態でした。
「戦争」を目の当たりにして、大きなショックを受けました。それはあまりにも厳しい現実で、わたしはどうしていいかわからず、途方に暮れていました。
「とにかく僕たちのことを日本の人たちに伝えて」というウガンダの友人たちの声に背中を押されて、写真や文章、講演会や写真展で内戦のことを伝える活動をしてきました。
ウガンダで取材をしながら、子どもたちの命を守るための「避難シェルター」建設のコーディネートや運営のお手伝いをしてたのですが、子どもたちと一緒に寝泊まりしているときに、気がつきました。
「この子たちは、深刻なトラウマを抱えている」
ゲリラ軍に誘拐された経験を持つ子ども、目の前で親を殺された子ども、自分自身が戦った子ども、人を殺した経験がある子ども、レイプされた子ども・・・
想像を絶するような辛い経験をした子どもたちは、夜中になると悪夢にうなされ、泣き叫びながら起きてくるのです。わたしは、子どもたちの背中をさすることしかできませんでした。
眠れないことに苛立ち、奇行を繰り返す子どももいました。まるで兵士のように、こん棒を持って他の子を挑発したり、そのことによって、ゲリラ軍が来た恐怖体験を思い出してガタガタ震える他の子どもがいたり、恐怖と不安が高まり、毎日ピリピリと緊張状態が続きました。
どうすれば子どもたちが安心して夜をすごせるのか、わたしは現地スタッフたちと毎日話し合っていました。そんな時、一緒に働いていたあるウガンダ人スタッフが提案しました。
「ぼくたちにとって、“たき火”は特別な文化だ。長老が民話を語り、みんなで歌って踊って演劇をする。それは娯楽であり、たくさんの物語を学ぶ場所だった。今は、戦争のせいでそれができなくなったけど、ここ(避難所)なら安全だ。今夜からたき火をしてみないか」
わたしたちは翌日さっそく、薪を買い、長老を招き、地元のミュージシャンを呼び、みんなでたき火のまわりに集まりました。歌って踊って、たくさん笑い、語りました。その夜、子どもたちはぐっすり眠りました。
電気のない、アフリカの真っ暗な夜。星空とたき火と蛍の光がとても印象的でした。子どもたちの瞳もきらきら輝いていました。
みんなでたき火を見つめているだけで、心が満たされました。それは子どもたちも同じだったようです。毎晩のたき火を半年ぐらい続けると、悪夢にうなされる子どもの数はぐっと減りました。親元を離れて避難している子どもたちはそのストレスやトラウマを忘れる瞬間が必要だったのかもしれません。
ある夜、わたしはふと「みんなで映画を観てみたいな」と思いました。
たき火をしているとき、みんなでひとつの光を見つめる一体感が「なんだか映画館みたいだなあ」と感じたからです。
当時、現地の人たちが「シネマ」とよんでいたのは、古いブラウン管のテレビ(よく壊れる)が置いてあるだけの、祖末な小屋。でもそこに入るのはお金が必要で、子どもたちはこっそり壁のすきまからいつも中をのぞいていたのです(大人たちが観ていたのは、古いカンフー映画でした)。
できれば、大人向けの映画じゃなくて、子ども向けの「夢があってわくわくする作品」を観せてあげたい。日本に帰国して、どの作品にするか迷った結果「天空の城ラピュタ」の英語版DVDを買ってウガンダに戻りました。そしてある夜、みんなで観ました。
と言っても、わたしの小さなノートパソコンの画面を100人ほどでのぞきこんでの鑑賞です。それでも「はじめての映画」にみんな夢中になりました。現地の友人に、英語→アチョリ語(現地の言葉)のライブ吹き替えをやってもらいました。
その日から、子どもたちは空を見上げては「ラピュータ!」「あそこにある!」「どこどこ」「ほらあそこの雲の中!」と楽しそうに言い合っていました。
その10年後・・・
そこにいた少年のひとりに再会しました(彼はもう立派な青年になっていました)。彼は当時を振り返って言いました。
「星空の下でみんなで観た映画が、大人になった今でも、忘れられない」
内戦が長く続き、両親と離れてすごした辛い時期に、子どもたちの心の中に楽しい思い出が残ったことはまるで奇跡のようだと思いました。
「あの夜は本当に楽しかったなあ」と、ぱっと輝くような彼の笑顔を見たとき、あらためて「映画が持つ力」を感じました。
これまでの10年間、わたしたちはウガンダで「NEST」という子どもたちのための奨学金プロジェクトを行ってきました。4人の子どもの学費や寮での生活費、ノートや衣類を支援して、全員が高校を卒業し、そのうち3人は大学に進学しました。そのうちの1人は東アフリカ随一の大学と言われる、マケレレ大学で講師をしています。そして彼女は現在、自発的にかつての自分と同じような境遇の子どもに、学費支援をしています。「わたしは教育を受けることによって人生が変わったから、次は誰かの人生を変える番なの」と言っていました。
NESTは少人数を対象としたプロジェクトで、1人の子どもと深く関わりじっくりと時間とお金をかけてサポートしてきました。
それがひと段落した今年、「よりたくさんの子どもたちにチャンスを与えられるような活動がしたい」と思いました。「教育」が大切だということはNESTの経験から十分理解していますが、もう少し、「楽しい」がベースにあって、でも「学び」を柱とした活動を。
そのとき、内戦中にみんなでかこんだ「たき火」を思い出しました。「むかし、村ではたき火のまわりが学校だったんだ。僕たちはそこでたくさん楽しみながら、たくさんのことを学んだ」という友人の言葉を思い出しました。娯楽であり、学びである「たき火」。
暗がりの中で、ひとつの光(炎)を見つめること。
そこで、物語に耳をすますこと、語ること。表現すること。
別の生き方の可能性を感じ、未来を夢見ること。
それはまるで、映画のようだと思いました。
これまでの活動から、「学ぶ、知る」ということで広がる可能性を感じました。次の10年間はそれをより多くの子どもに届けられる「移動映画館」に挑戦したい!と考えました。
また、映画体験を「与える」だけでなく、なにかを自らの手で「つくる」喜びも伝えたいと考えて、ワークショップを企画しました。アフリカの子どもたちの創造性は、今のままでも十分すごいと感じます。そこに「こんな方法もあるよ」ということを伝えられたら、もっと彼らの可能性は広がります。
cinema starsは2016年、ウガンダのいくつかの村で、映画上映とワークショップを実施するプロジェクトです。
(2017年はエチオピアの予定。年に一度、アフリカのどこかで移動映画館を実施します)
映画上映は、日本からプロジェクターを持参し、スピーカーや発電機は現地でレンタルします。現地の俳優やミュージシャン、ラジオDJなどに協力してもらい、現地の言葉(アチョリ語など)でライブ吹き替えをします。
映画を鑑賞するだけではなく、映画に関わるワークショップも考えています。たとえば、子どもたち数人で「制作チーム」を組み、監督、脚本、撮影、俳優などの役割分担をします。そして、制作した映像をプロジェクト期間中に編集し、完成版の上映会を開きます。
アフリカの人たちにとって「ドラマ(演劇)」は娯楽のひとつで、村で人が集まったときには子どもたちも演者として参加します。また、歌やダンスが生活の中にあり、子どもたちの中にはびっくりするぐらいの才能を持つ子もいます。
それらを「どういう風に見せたいか」「どんなストーリーにするのか」から考え、編集したものをまずは現地で上映して、「映像をつくる」「物語をつくる」ということについて考える機会にします。ウガンダの映像クリエイターにも講師として参加してもらう予定です。
さらに、帰国後には、その様子を日本の小学校などで子どもたちに紹介し(できたら日本の子どもたちも自分たちのことを映像で伝えるものを制作して)、ウガンダの子どもたちとの交流を続ける「アフリカのともだち」というプロジェクトも始めたいと思っています。
【代表】桜木奈央子(さくらぎなおこ):フォトグラファー。 2001年からウガンダを中心とするアフリカ各地に通い、取材を続ける。著書『かぼちゃの下で ウガンダ戦争を生きる子どもたち』(春風社)、『世界のともだち8 ケニア 大地をかけるアティエノ』(偕成社)。
【監修・交流プログラム】山﨑瑛莉(やまざきえり):教育学研究者。アフリカ14カ国の渡航経験をもとに、「アフリカを学ぶ、アフリカから学ぶ」をテーマにした教育内容やカリキュラムについて研究を進めている。
【上映&ワークショップ】小松智幸(こまつともゆき):ショートムービー制作において、撮影・録音・編集までの幅広い経験を持つ。今回は現地での上映オペレーションとワークショップのディレクションを担当。2014年にウガンダなど東アフリカに渡航した経験がある。
【お礼メール&現地写真データ】
上映のご報告とともに心を込めて直接お礼メールをお送りいたします。また、その際に現地の様子を撮影したデータをお送りいたします。
【cinema stars 報告会ご参加チケット】
帰国後には、みなさまの大切なお金の使途とともに、上映会の様子や子どもたちの声、今後の計画についてご報告する会を設けます。ウガンダの子どもたちのワークショップ映像作品も上映予定。アフリカを感じられる音楽や映像を交えて、みなさまをcinema starsの旅にお連れするような臨場感あふれる報告会を開催します。開催予定日10月9日はウガンダの独立記念日です。
【サンクス・ムービー】
上映会参加の子どもたちからの、お礼のメッセージをお届けします。また、上映時の様子とともにまとめたサンクス・ムービーを作成し、エンドロールにはご希望のお名前を掲載させていただきます。
【cinema stars オリジナルフォトアルバム】
ウガンダの風景や子どもたち、上映会の様子を一冊にまとめたフォトストーリー。撮り下ろしのオリジナルのフォトアルバムを作成し、お送りいたします。サポートしてくださった星空映画館を、いつまでも皆様のお手元においてください。
【ウガンダのおみやげ】
日本ではなかなか見られないめずらしい工芸品やアクセサリーなど、ウガンダのすてきなおみやげを現地でじっくりと選ばせていただきます。プレゼントにも最適です。(現地の品揃え、状況によりすべてのご希望に応えられない場合がございます。ご了承くださいませ)
【ウガンダのおみやげ豪華版】
ご希望を伺い、現地でじっくりと選ばせていただきます。プレゼントにも最適です。(現地の品揃え、状況によりすべてのご希望に応えられない場合がございます。ご了承くださいませ)
【報告書】
cinema stars 企画の報告書原本をお届けいたします。プロジェクト制作の経緯や実施時の裏話、関係者の声など、プロジェクトのすべてをお伝えいたします。
【サッカーウガンダ代表チームのユニフォーム】
ウガンダで大人気のおみやげです。日本では見ることのないめずらしいユニフォームです。(モデルによってデザインが変わります。写真のものとは異なるデザインになる可能性もございます。また、サイズなどできる限り対応させていただきますが、現地の品揃え、状況によりすべてのご希望に応えられない場合がございます。ご了承くださいませ)
【アフリカの布で仕立てたオーダーメイドの洋服】
ウガンダのプロのテイラーによる、世界で一着の洋服をお仕立てします。出発前にメールにてご希望をお打ち合わせできればと思います。(サイズなどできる限り対応させていただきますが、現地の品揃え、状況によりすべてのご希望に応えられない場合がございます。ご了承くださいませ)
今年はウガンダで実施して、その後、来年の上映予定地であるエチオピアまで足をのばす予定です。その翌年は西アフリカ、その翌年は南アフリカ・・・というように、アフリカ各地で移動映画館を実施したいと考えています。いつか「星空保護区」がある世界最古のナミブ砂漠で星空の下、子どもたちと映画を観られたら最高です。
映像を通して自分たちを紹介すること、声を発することはとても大事なことだと思います。彼らのクリエイティビティが刺激されて、cinema starsから未来のスターや映画監督が誕生したら、素敵です。
ウガンダで移動映画館上映会をスタート。ツアー後半は来年の移動映画館を開催するための準備も行います。
【日時】
2016年8月16日〜 25日 移動映画館実施、ワークショップ開催(ウガンダ)
2016年8月26日〜 31日 2017年移動映画館プロジェクトのための視察・準備(エチオピア)
* 現地状況により日程が変更になる場合があります。
【おもな上映場所】
ウガンダ共和国・グル県およびリラ県
今回挑戦する金額の用途は、下記の通りです。
【想定されるリスクへの対応】
治安が比較的良い村落部での活動にとどめます。また、世界情勢など、活動を続けるには危険だと判断した場合は、延期もしくは中止することがあります。
【チャレンジ】
今回はウガンダでの上映が主な活動ですが、来年の上映に向けてエチオピアにも滞在し、調査や準備を進めてきます。
小さな鳥の歌
ノラばあちゃんは、わたしが初めてウガンダに滞在したときからずっと、わたしを「アベー」というアチョリ・ネームで呼び、まるで本当の孫のようにかわいがってくれました。この写真は、2013年に撮影したもの。わたしが妊娠・出産を経て3年ぶりにウガンダを訪れたときの、再会の喜びに満ちた写真です。「アベーが母親になった!」とすごく喜んでくれました。
ノラばあちゃんは2016年1月、88歳で亡くなりました。4度の戦争を経験し、波乱に満ちた人生でしたが、いつもたくさんの子どもたちに囲まれてにぎやかに暮らしていました。
ノラばあちゃんはずっとウガンダ北部の小さな村に住み、毎日せっせと畑仕事をし、水をくみ、洗濯物をごしごしこすり、料理をして、たくさんの子ども、孫、ひ孫を育てました。優しくて強くて明るくて、村のみんなのお母さんのような存在でした。チャーミングなノラばあちゃんは、わたしにとっても憧れの女性でした。
わたしがひょっこり村を現れると、ノラばあちゃんはいつも「アベー!」と大きな声をあげてぎゅっと抱きしめてくれました。「日本はどう?家族は元気?いつまでいる?」と早口のアチョリ語でひとしきり質問したあとで「アベーが帰ってきた」とハミングし、肩を前後に揺らして踊りながら、チャイの準備をしてくれました。
そしてチャイを飲みながらわたしの顔をじっと見て、「アベー・ルガルガ、よく帰ってきたね」と目を細めてなんどもつぶやきました。「ルガルガ」はおばあちゃんだけが呼ぶ、わたしの秘密の名前です。今はその名前で呼んでくれる人が誰もいないのを淋しく感じます。
ノラばあちゃんは、肌の色も、育った環境もちがうわたしをすんなりと受け入れてくれました。マンゴーの木の下で、台所で、たき火のそばで、アチョリの歌や料理、女性としてのふるまいや生き方を、たくさんおしえてくれました。
みんなでたき火をかこんだ星夜、ノラばあちゃんはこんな歌を歌ってくれました。
Wini ma tidi kok ningo?(ウィニ・マティディ・コク・ニンゴ?)(小さい鳥はどう鳴くの?)
歌い終わったあと、「この村には昔から、とても美しい鳥がいる。ただ、その鳥はとても小さくて」と、ノラばあちゃんは手のひらに鳥を包むようなしぐさをして、この歌の意味について語り始めました。
「鳴き声もとても小さい。だからその声はなかなか聞こえない。でもじっと耳をすませてその声を聞くことができたら、その鳥の居場所がわかるだろう。見たこともないような、とても美しい鳥だよ」そう言ってノラばあちゃんは、喉の奥から絞り出すような高い声を出して、鳥の声を真似ました。
「ノラばあちゃんはその鳥を見たことあるの?」ひ孫たちがたずねました。
「ずうっと昔、おばあちゃんがまだ娘だったころ、いちどだけ見たことあるよ。それはそれはきれいな鳥だった」ノラばあちゃんはそう言って、うっとり目を閉じました。鳥のすがたかたちを思い出していたのかもしれません。「つらいときも悲しいときも、その鳥のことを思い出すと、いつでも楽しいきもちになる。それぐらい、美しい鳥なんだよ」
ひ孫たちはぎゅっと目をつぶって、その鳥のすがたを想像しました。わたしも一緒に想像しました。みんなが目をあけると、ノラばあちゃんは言いました。
「おまえたちも、いつもちゃんと耳をすませていなさい。村の音や、たくさんの物語を聞きなさい。そうすれば、美しい鳥に出会うことができるから」
わたしも、いつかその鳥に出会いたい。そのためには耳をよくすませておこう、と思いました。
今思えば、「小さな鳥」は、もしかしたら「夢」や「希望」のことだったのかもしれません。
ノラばあちゃんは「物語を語る」のがすごく上手な人でした。声を小さくしたり大きくしたり、歌やしぐさをまじえて語るので、つい何時間でも夢中で聞いたものでした。シンプルな物語の中に、複雑な意味が隠されているような話が得意でした。
わたしにはノラばあちゃんみたいな才能はありません。でも映画なら、ノラばあちゃんの語りにかなうかもしれない、と思っています。わたしは映画をつくることはできないけれど、それを子どもたちに観せるきっかけをつくることはできるかもしれない。
ノラばあちゃんがいなくなった今、子どもにいろんな物語を伝えることは、わたしたち世代の役割だと思います。
ひとりでも多くのアフリカの子どもが「小さな鳥」に出会えますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
cinema stars 代表 桜木奈央子
cinema stars ホームページ https://peraichi.com/landing_pages/view/cinemastars
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