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「cinema stars アフリカ星空映画館」2年目の新しい挑戦をクラウドファンディングで実現!

2年目の新しい挑戦!「cinema stars アフリカ星空映画館」子どもたちにはじめての映画体験を届けたい

前回は、約600人以上のアフリカの子どもたちに星空の下での「はじめての映画体験」を届けました。2年目の今年は、映画を通して子どもたちの夢を後押しする活動をアフリカ各地に広げるため、新しい挑戦をします!

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このプロジェクトは、2017年7月28日23:59に終了しました。

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このプロジェクトは、2017年7月28日23:59に終了しました。

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非営利団体「cinema stars アフリカ星空映画館」は、アフリカでの移動映画館プロジェクトです。アフリカの村落部では、ほとんどの子どもが映画を観たことがありません。映画館がどんな場所なのかも知りません。子どもたちに「はじめての映画体験」を届けます。

アフリカの夜

vol. 15 2017-07-05 0

みなさま、こんばんは。

いつも応援ありがとうございます。

今夜は、なぜこのプロジェクトに「アフリカ星空映画館」という名前をつけたのかについて書きたいと思います。一緒にアフリカの夜に思いを馳せてもらえたらうれしいです。

初めてウガンダ北部の町グルに着いた夜のことを、今でもはっきりと覚えています。2001年のことでした。

首都のカンパラからバスに揺られて6時間。

内戦中だということをきいていて、道中には戦車が転がっていたり「ここで虐殺があったんだ」という友人の説明があったりして、だいぶ身構えて到着しました。

グルのバス・ステーションに到着し、暗闇の喧騒の中、緊張してバスを降りました。

日本の明るい夜に慣れている私には、暗すぎるアフリカの夜。「闇」という言葉がぴったりでした。

そのまま友人たちと食堂に行き、聴きなれないアチョリ語の会話をききながら、ろうそくの明かりで食事をしました。

不思議と、知らないはずのアチョリ語が心地よく、初めてのアチョリフードはなつかしい味がして、緊張と旅の疲れがするすると溶けました。

食事を終えて外に出ると、頭上には満天の星空。

思わず「わーー!」と声をあげる私に、友人たちはびっくりしていました。

「なぜそんなに喜んでるの?」

「だって、こんなにたくさんの星を見たことがないから!」

みんなで手をつないで帰りました。たくさんの星が夜を明るく照らしてくれて、明るく感じました。

この時の友人のひとりはこのあとエイズを発症し、今から数年前に失明してしまいました。もう星空を見ることができません。

でも、今でも会うたびに「あのとき、アベー(私のアチョリネーム)は、星空を見て大声をあげたよね」と笑います。そして「私も星空をもう一度見たいな」といつも言います。

また、子どもたちと避難シェルターですごしていた時期は、毎晩、子どもたちと星の数を数えていました。

時々ホタルが飛んできて、星とまちがって数える子がいてみんなで笑ったり。

「アチェル、アリヨ、アデック(1、2、3)…」とアチョリ語の数の数え方を私が覚えたのも、この頃でした。

子どもたちが寝たあと、私はいつも眠れなくて、門番をしている友人と熱い紅茶を飲みながら話をしました。

本当は、私もこわかったのです。内戦も夜の闇も。

でも、彼といろんな話をすることで、恐怖を忘れることができました。

彼は学校に通ったことがないまま大人になったので、英語が話せません。だから彼は、私のアチョリ語の先生でした。

「コツ・ティエカ・ビノ…(雨が来るね)」

「ヤム・ティ・マテック(風が強いね)」

など、目に見えるものをぜんぶアチョリ語にして教えてもらいました。

私の大切な友人だった彼は、今は、この世にいません。

彼もエイズで亡くなりました。

去年、映画を上映しながら、子どもが大好きだった彼がここにいたらすごく喜んだだろうな、と思いました。

ここには書ききれないほど、アフリカの夜には、たくさんの思い出があります。

楽しい思い出もあるけれど、やっぱり内戦中は、夜の闇はこわいものでした。

だから、平和になったから今だからこそ、星空の下で楽しいことをたくさんしたい!と思いました。

暗闇で、みんなでひとつの光を見つめること。

生きているからこそ見られる光を、みんなで共有したい。

「星空映画館」にはそんな思いが込められています。

桜木奈央子

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