プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
映画『ブルーイマジン』をクラウドファンディングで実現!
性暴力やDV、ハラスメントなどで心に深い傷を負った女性たちの信念と連帯と葛藤のドラマを描いた青春群像劇『ブルーイマジン』応援プロジェクトです。宣伝費支援をお願いしたく、立ち上げました。
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
1993年3月13日東京都出身。長編映画『1+1=11』(12/矢崎仁司監督)で女優デビューして以来、東京国際映画祭やロッテルダム国際映画祭など著名な映画祭に出品された『飢えたライオン』(17/緒方貴臣監督)の主人公を演じるなど、数多くの作品で様々なキャラクターを演じている。 2020年には、映画界におけるセクシャルハラスメントに立ち向かう長編映画『蒲田前奏曲』を製作し、自ら#MeToo運動を開始。同作品は大阪アジアン映画祭のクロージング作品に選ばれた。国際コンペティション部門の審査員も務める。近年の作品では、映画『緑のざわめき』(22/夏都愛未監督) コプロデューサー、出演として参加。
性暴力やDV、ハラスメントなどで心に深い傷を負った女性たちの信念と連帯と葛藤のドラマを描いた青春群像劇『ブルーイマジン』応援プロジェクトです。宣伝費支援をお願いしたく、立ち上げました。
★★ストレッチゴール挑戦中★★
皆様、温かいご支援、応援メッセージをありがとうございます。
劇場公開に向け、映画を1人でも多くの方へ届けるための宣伝費を集めるために立ち上げたプロジェクトですが、お陰様で、目標としていた150万円を達成することができました。
これもひとえにお力添えを頂いたお一人お一人のお気持ちの賜物です。
心より感謝申し上げます!!
そして、私たちは次なる目標としてストレッチゴール200万円を目指すことにしました!!
達成の目的としては、1人でも多くの方に映画『ブルーイマジン』の仲間、ファンになっていただくこと、
そして具体的なステップとして、
”キャストの舞台挨拶稼働を増やすこと”です。
それは、より広く、全国の劇場での公開に向けて進むため…メインキャストの皆さんと一緒により多くの地域で舞台挨拶ができるように、沢山の方々へ笑顔や救いが届くように、この映画をさらに幅広い方々に広めてまいります。
引き続きのご支援、どうぞ宜しくお願い致します!!
https://motion-gallery.net/projects/blueimagine/updates/49354映画『ブルーイマジン』は、現代の東京・巣鴨を舞台に、女性たちの信念と連帯と葛藤のドラマを描いた、青春群像劇です。タイトルの「ブルーイマジン」は、劇中に登場する架空のシェアハウスの名前。ここは、さまざまな形の性暴力、DV、ハラスメントに悩まされる女性たちに寄り添い、トラウマを救済するための駆け込み寺。この場所に集った女性たちが、勇気をふりしぼって連帯し、沈黙を破り、世界を変えるために声をあげようと葛藤する物語が展開します。
監督は、本作がオリジナル長編映画初監督となる松林麗(俳優名:松林うらら)。俳優として、主演映画『飢えたライオン』(2017年)がロッテルダム国際映画祭、東京国際映画祭などで上映され、映画界のセクシャルハラスメントに立ち向かう長編オムニバス映画『蒲田前奏曲』(2020年)では初プロデュース兼出演を務めました。脚本は、短編映画『ブレイカーズ』(2017年)や『蜘蛛』(2020年)などで映画監督としても注目を集めている俊英・後藤美波。第53回ロッテルダム国際映画祭Bright Future部門に正式招待された本作は、気鋭の女性映画作家たちが連帯して未来の世界に向けて問いを投げかける、意欲作です。
2017年に、米国・ハリウッドで女性俳優たちが性被害を明るみにした #MeToo運動から7年余りが経過した現在、日本でもエンタテインメント業界だけでなく、一般企業や自衛隊など、さまざまなフィールドで過去の性暴力被害のカミングアウトが増え続けています。
今回、私たちは『ブルーイマジン』という作品で、そんな普遍的な世界情勢をいち早く映画という芸術に昇華したい。そして、長らく沈黙の壁に閉ざされ、未来の自分を人質に取られ、声をあげることすら封じ込まれてきた“性被害者の抱える真実の葛藤”を描くという本作のステイトメントを伝えたい。そのことを通じて、世界に勇気を与えたいと心から願っています。女たちの聖戦は、まだ始まったばかりなのですから――。
黙ってちゃ、ダメだ――
霧のなかから 青空のほうへ
傷痕のない 世界がほしい
「なんであのとき、ちゃんと言えなかったんだろう……」
俳優志望の斉藤乃愛(のえる=山口まゆ)は、かつて映画監督から受けた性暴力の被害者だったが、過去の自分のトラウマを誰にも話せずにいた。乃愛は、性暴力やDV、ハラスメント被害を受けた女性たちを救済するためのシェアハウス「ブルーイマジン」に入居する。巣鴨三千代(松林うらら)が相談役を務める「ブルーイマジン」は、住人たち皆が心の傷みを知っている場所だった。
乃愛は、親友の佳代(川床明日香)、俳優志望の凛(新谷ゆづみ)、兄で人権派弁護士の俊太(細田善彦)、フィリピンからやってきたジェシカ(イアナ・ベルナルデス)ら、「ブルーイマジン」に集う個性あふれる面々との交流を通じて、初めて自身の心の傷と向き合えるようになっていく。やがて乃愛は、「ブルーイマジン」の人々との連帯を深め、さまざまな葛藤を積み重ねながら、勇気をふりしぼって“声をあげるための行動”を起こす決意をする――。いっぽうそのころ、佳代と音楽ユニットを組んでいる「ブルーイマジン」の住人・友梨奈(北村優衣)はある晩、自らの葛藤を込めた自作の歌詞を、ひとり口ずさむのだった。彼女たちにかすかな希望の灯りがともる未来は、やってくるのだろうか――?
霧のなか何処へ 哀しみはつづく
夜空にも届かぬ 今は私だけ……
毎年1月の終わりにオランダのロッテルダムで開催される映画祭。長篇映画のコンペティション部門であるタイガーアワードは長篇2作目以内に限っているため、新人監督を発掘する映画祭と言われています。ヨーロッパでは、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭、ロカルノ国際映画祭などと並び、最も重要な国際映画祭のひとつと言われています。
監督:松林麗(俳優名:松林うらら)
日本の俳優、プロデューサー。長編映画『1+1=11』(2012年/矢崎仁司監督)で俳優デビューして以来、東京国際映画祭やロッテルダム国際映画祭など著名な映画祭に出品された『飢えたライオン』(2017年/緒方貴臣監督)の主人公を務めるなど、数多くの作品でさまざまなキャラクターを演じている。2020年には、映画界におけるセクシャルハラスメントに立ち向かう長編映画『蒲田前奏曲』を製作。同作品は大阪アジアン映画祭のクロージング作品に選ばれ、国際コンペティション部門の審査員も務めた。2021年には映画『愛のまなざしを』(万田邦敏監督)でアシスタント・プロデューサーも務めた。近年の作品では、映画『緑のざわめき』(2023年/夏都愛未監督) でコプロデューサー、出演として参加。『ブルーイマジン』が長編映画監督デビュー作となる。
この業界に16歳で入ってから。ただこの14年間を手探りで歩んできたように思います。童話で有名な、「不思議の国のアリス」は、甘い誘惑につられ、迷宮に入り込み、さまざまなキャラクター達と出逢い、自分の居場所を見つけてゆく...ただそれは目覚めたら夢だった...というお話。そんなアリスに小さい頃、不思議なくらい憧れていました。人前に立つなんて、幼少期の私からしたら、予想もしていませんでした。どちらかといえば内気な性格で運動が苦手なコミュ障の部類でした。考古学者になって盲目に、発掘した石器を研究したいと思っていたし、ましてや演技なんて、自分には到底場違いだとも思っていました。けれどいつの間にか、この世界に飛び込んでいて、アイドルグループに加入しかけたり…モデル業をしたり…演技に目覚めたり…芸能界という名の一般社会からは少し離れた境界線をくぐり抜け、エンタテインメントとは何か、芝居とは何か、あらゆる場面において、奮闘してきました。その当時から、自分が想像していた華やかで、鮮やかな、虹色な世界よりも、そのセカイは曖昧なルールと、恐ろしい出来事も多々。アリスも直面したであろう悪い敵にも騙されてきた。私は時折、頭の悪いフリをして、日本における「タレント」というカテゴライズされた存在を、そのセカイに合わせて生きてきたのだと思います。謎の風習で塗り固められた悪しき定めは、自分自身を酷く傷めつける事となり、その「フツウ」が普通でないと、ようやく眠りから目覚めた時には、心が酷く傷んでおりました。後戻りできない怖さを知りました。
この現状をどうにかできないかと思い、初プロデュースを務めた映画『蒲田前奏曲』を2020年に創りました。自分に起きた、見てきた、私の半径5メートルの話から、それぞれの4人の監督へ委ね、蒲田マチ子という存在から派生してゆく物語。「女性である事」とは何か、この世の中に蔓延る疑問…権力に屈せず、媚びることができない人間、マチ子はいま、どうしているだろう...。
映画『蒲田前奏曲』は4人の監督がそれぞれに”蒲田マチ子”と”蒲田”をベースとした4つの短編オムニバスです。今をときめく伊藤沙莉さん、古川琴音さん等が出演、監督は中川龍太郎監督、穐山茉由監督、安川有果監督、渡辺紘文監督と異色なメンバーながら、見事にそれぞれの色を醸し出した作品となりました。『蒲田前奏曲』を企画した最初のきっかけは今の自分自身の状況に重ねた想いと、女性の立場、映画界に蔓延る古い悪習を訴えるべく、直接的な表現ではなくとも要素として作品に昇華させました。特に第3編ではマチ子と、瀧内公美さん演じる黒川とのオーディションで、セクハラオーディションのようになってしまう、そして過去の被害を体現しました。当時はこの問題に真っ向から表現する人は日本では少なく、”ようやく日本でも#MeToo運動を起こした映画”、ということで注目されましたが、大きな変化は起きませんでした。しかし、今でもなお配信含め、発見してくださる方がいて、有り難く思います。『蒲田前奏曲』の監督達から受け取ったバトンを引き継いで、今度は私が監督を務めたい、そう強く思いました。
その節は、たくさんのご支援、応援をいただき、誠に有難う御座いました。
https://motion-gallery.net/projects/kamatapreludefilm
かつて映画の主演を演じる事となった『飢えたライオン』は理不尽で可哀想な主人公の少女が世界に飛び立つきっかけともなりました。日本の閉ざされた閉鎖的な社会から一歩世界に目を向け、ヨーロッパから日本を眺めてみると、あらゆる滑稽なさまに違和感を覚えました。
韓国で行われた映画祭では、ティーチインがありました。監督が不在の中、主演である私が1人で登壇する事となり、韓国の方々の目の前でQ&Aに答えました。当時、キム・ギドク監督が性犯罪の告発で騒がれていた真っ只中でした。私はあまりにも無知すぎたようです。「主演の松林うららさんは、今後、どのようなキャリアを築いていきたいか」私は、咄嗟に「映画監督になりたい」と答えていたようです。「映画監督で尊敬する監督はどなたですか」この場では普段、友人や知人達と好きな映画を語らう場所ではないのです。しかし私は「キム・ギドク監督の 『嘆きのピエタ』を観て深く感銘しました」と答えていました。観客席がざわつきました。ブーイングが起きました。通訳で司会の方が「あまり今、言ってはいけない人物です」とこっそり日本語で伝えてくださったので「すみません...イ・チャンドン監督でした」と、とぼけたようにいうと、ああ、よかったとばかりに安堵した空気となった事を今でもよく思い出します。
監督として何を表現したいかを考えた末、『ブルーイマジン』が産まれました。『蒲田前奏曲』で力は尽きたはずでした。もう映画創りから離れようと思っていました。あまりにも行き当たりばったりの性格で当たって砕けろ精神で生きてきたせいで、目の前のことに集中すると中々戻ってこられない。私は自分が思っている以上に不器用なのです。
振り返れば、監督の立場となる前に、プロデューサーという立場を経験することができ、良かったと思います。なぜなら、産みの苦しみはプロデューサーの方が大きいです。映画は監督のものだ、と思う人は多くいると思います。もはや監督を崇めすぎる風潮は特に日本では馴染み深いでしょう。プロデューサーという立場だけが現場でもまるで金の亡者とみられたり、やって当たり前だという位置づけをされます。監督は何故か感謝される。プロデューサーという存在があって映画が成り立っているのに、あまりにも理不尽な扱いであると思います。
次は監督を...と考える丁度その頃、栗原康さん著書「村に火をつけ 白痴になれ:伊藤野枝伝」という本に出逢いました。コロナ禍真っ只中の、緊急事態宣言で中々人とのコミュニケーションが取り合えない中、『蒲田前奏曲』エグゼクティブ・プロデューサーの小野さんは、私が今まで読んでこなかった本や映画を沢山与えてくださいました。私は、字を読むことが得意な方ではありません。特にそこまで本への思い入れが少なく、本を読むということは苦痛だと感じるタイプの人間です。それが大きく変化したのは、保坂和志さんの存在が大きいです。私には会うべくして出逢ってきた人たちなのでしょう、何かしらのご縁で繋がります。保坂さんの小説、言葉によって文學界にのめり込む事となったのですが...小野さんは常に本を読んでいて…そんな私へ紹介を受けた本に、じんわり蒼き炎が着火した感覚。深く感銘しました。恥ずかしくも私は伊藤野枝の生き様、存在を知りませんでした。彼女のような人物がこの日本に存在し、女性の権利、自由を訴えてきた。栗原さんの紡ぐ言葉にアツきシンパシーを、強く感じました。
思えば、小学生の頃、社会の授業。教科書に太文字で書かれた「平塚らいてふ」の存在が妙に脳裏に焼き付いていました。彼女達が創り上げたフェミニスト団体「青鞜社」を調べていくと、巣鴨に位置していたようです。本作の舞台ともなる巣鴨には、リョーザンパークという多国籍シェアハウスがあり、「女梁山泊」が昔、そこに位置していたのです。保坂和志さんの「小説的思考塾」で私はたまに受付をしたり椅子を並べたりしているのですが、「小説的思考塾」が行われている巣鴨は私に馴染み深い町で、私の中で(『蒲田前奏曲』で描いた)蒲田の次は、巣鴨だと直感がありました。多国籍コミュニティに被害を受けた人たちが集まる...駆け込み寺のようなお話ができないか。歴史をこのまま映画にしようとも考えましたが、予算がかかるし、(婦人解放活動家の伊藤野枝の生涯を描いた)「風よあらしよ」のようにNHKさんが取り組むだろうし、歴史をそのままなぞっても意味がないので、オリジナルの現代における話ができないかと、その頃から、考案に至りました。
私は、今や日本における#MeToo運動が、どちらかといえば苦手です。勿論、『蒲田前奏曲』は、アメリカで起きたこの運動にシンパシーを受けたのは大きいのですが。ハーヴェイ・ワインスタインによる長年の性暴力が数多くの被害者を生みました。映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』や、『SHE SAID』も記憶に新しい。公表せずとも、私が何かしらの被害当事者であることはお分かりでしょう。もし私がそのような被害に遭っていなければ、きっとこの問題に深く没入することはなかったかもしれません。日本でも、ようやく世間を揺るがす事となった性暴力犯罪者達の数々。そして告発ムーブメントがSNSを通じて今日も繰り広げられています。ネットにはその憶測、情報が無限に蔓延ります。ネットのログは残り続け、個人情報が特定されます。私が主演した『飢えたライオン』でも、デマ、報道の危うさ、二次加害の恐ろしさを描いています。日本では、告発をしてもアメリカやヨーロッパのようにカウンセリングやサバイバーの施設が充実していません。それは「ブルーイマジン」のような施設があっても法の然るべき定めがなければ解決しえない問題であるでしょう。PTSDも悪化します。私自身がその一人です。ネットに書き込むそれぞれの正義と、自身に起こった負の感情が文字となり叫びとなり、集団ヒステリーとなり、誰しもが、私も!という感情のオンパレードです。私はこの群衆にはのまれたくありませんでした。この中に飲み込まれてしまったら、自分自身を見失うと恐怖を感じました。何かが違う。交わっていない連帯を…。
告発ムーブメントにおける美しい連帯の姿も知っています。そしてSNSで訴え続ける人々の存在は被害を受けた身として、とても救いのある存在でもある事は分かります。
もしも、映画にするとしたら、私が克服をする事ができるなら、当事者からみた世界でどう訴えてゆくべきか。彼女、彼らが行ってきたアクションは間違えていない。正しいことをした誇るべき功績です。その功績を記録として映画に残したかった。そして、誰かを救うことよりも、先ずは自分自身の手で、自分を救う事を訴えたかったのです。
ただ、自分自身の経験を物語にしてエンタメに昇華する事は到底むずかしかったです。なぜなら、自分が被害者だという意識が強く根付いていたからです。プロットを書き進め、自分にはできないと逃げてしまいました。そんな中、東京フィルメックスでとある女性と出逢います。彼女の振る舞いにうっとり…なんて秀才な方なのだろう…私と同い年で誕生月も近い…そんな彼女は、のちに本作の脚本を手掛け、プロデューサーとして参加いただくこととなる、後藤美波さんでした。当初、美波さんとは、お互いに挨拶を交わした程度でありました。美波さんの清らかな振る舞いに私は圧倒され、彼女の監督作である短編映画『ブレイカーズ』を拝見しました。この映画に託された若者たちへの希望に深く感銘し、この人になら頼める…と確信します。まるで『蒲田前奏曲』でそれぞれの監督にオファーした時のように…ぜひ、ご一緒してくださいと…。美波さんへ現状のプロットを渡し、先ずは自由に書いてくださいと頼みました。とても俊敏に返ってきた第1稿…私自身が救われる思いでした。そうだ…私達の起こした事は間違いじゃない。そして、この映画『ブルーイマジン』を必ず画に残さなければと、奮い立ちました。
脚本の第1稿から約10ヶ月をかけ、美波さんと小野さんとほぼ毎日のように連絡を取り合い、それぞれのキャラクター達の造形を創り上げてきました。
スタッフの選定は、ギリギリまで試行錯誤の末、プロフェッショナルなチームが結成されました。特に、撮影の石井勲さんと照明の大坂章夫さんは私が映画の世界に入ったきっかけであるデビュー作でご一緒した方々です。私が監督するなら石井さん、大坂さんにお願いしたいとずっと願っておりましたので、大変恐縮ながら、石井さんと繋がっていたInstagramのDMからメッセージするという何ともフランクな形からご依頼をしてしまったのですが、石井さんからお返事があり...有り難いことにご承諾してくださりました。石井さんと再会して、脚本について細かなところからご感想とご意見をくださって、脚本に足りない部分を一緒に考えてくださりました。その後、ロケハン、衣裳合わせ、本読みなど常にご一緒してくださって...大先輩として厳しいご指摘も多々いただき、本当に勉強になる日々で御座いました。ベテランのスタッフ陣に加えて、デジタルハリウッド大学の学生の皆さまにも大変助けられました。アシスタントプロデューサー、美術に小道具に何から何までご協力してくださったケイさんや撮影アシスタントとして佐古くんが日々奮闘してくださいました。その他、一人ひとりのお名前をあげているとキリがないのでこちらでは割愛させていただきますが、心強いスタッフの皆さま、素晴らしいキャストの皆さまが集結。2023年の2月14日から撮影が豊島区の巣鴨、池袋を中心に行われました。
山口まゆ |主人公・斉藤乃愛 役
2000年11月20日生まれ、東京都出身。2014年「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」でドラマ初出演。2015年ドラマ「アイムホーム」で木村拓哉演じる主人公の義理の娘役に起用され、同年、ドラマ「コウノドリ」で中学2年生の妊婦役を演じて話題に。近作にドラマ「シジュウカラ」「未来への10カウント」「めんつゆひとり飯」、映画「くちびるに歌を」「相棒 -劇場版IV-」「樹海村」「軍艦少年」などがある。
川床明日香 |東 佳代 役
2002年7月10日生まれ。福岡県出身。2014年「第18回ニコラモデルオーディション」にて総勢11,256名の中からグランプリを受賞。CM「積水ハウス」で注目を集め、映画やドラマ・CMなどに多数出演。2021年はサカナクション「SAKANAQUARIUM アダプトTOUR」に出演。2022年は映画「沈黙のパレード」で並木佐織を演じ、注目を集める。2024年はドラマ・映画など待機作品が多数控えている。
北村優衣|西 友梨奈 役
1999年9月10日生まれ、神奈川県出身。2013年から芸能活動を開始し、映画「シグナル100」「13月の女の子」、テレビドラマ「SEDAI WARS」「女子グルメバーガー部」などに出演。「かくも長き道のり」で映画初主演、「ビリーバーズ」で注目を集め、最新出演作に「コーポ・ア・コーポ」がある。タレントとしても活動しており、「日立 世界ふしぎ発見!」ではミステリーハンターも務めた。
新谷ゆづみ|真木 凛 役
2003年7月20日生まれ、和歌山県出身。2014年に「ちゃおガール2014☆オーディション」で準グランプリ。2016年より成長期限定ユニット・さくら学院で活動し、2019年に卒業。同年に映画『さよならくちびる』で女優デビュー。主な出演作は映画『麻希のいる世界』、『マイスモールランド』、『わたしの見ている世界が全て』、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、『ゆとりですがなにか インターナショナル』、ドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』、『警視庁・捜査一課長』など。
☆巣鴨 Ryozan Park
RYOZAN PARKは巣鴨に位置する新しい時代を切り開く意欲のある人を応援する多国籍シェアハウス。プライバシーが守られた日当りの良い個室があり、約50畳の広々とした清潔感のあふれるダイニングキッチンは『ブルーイマジン』劇中でも度々登場するスペース。35畳のラグジュリアスなリビング&ライブラリーも使用可能。そこは世界の仲間が集い、多様なコミュニケーションが図れる空間です。
☆池袋大橋
品川駅開業時からあったと思われる 「第二鎌倉踏切」、通称「池袋大踏切」 を立体交差化した稲妻形の大きな橋です。劇中では象徴的なシーンに登場します。
☆東池袋 KAKULULU
カクルルは東池袋にある、一軒丸ごと使用したミュージックギャラリーカフェです。
池袋から少し離れているので、喧騒から外れとてもゆったりした時間を過ごすことができます。
2Fにはピアノや、ずらりと並ぶ本とレコード、地下1Fにはギャラリー。高頻度では無いですが、音楽イベントも開催しておりお酒を飲みながら楽しめます。劇中では回想シーンの、主人公の乃愛と兄の俊太が会話するシーンに登場します。
☆ラーショマルミャー
ラーメンショップの赤い看板をもじった黄色の看板。左右の「うまい」に挟まれるのは看板メニューのネギラーメン。劇中では、週刊誌記者達が張り込み中に美味しそうにラーメンを啜ります。池袋近くの要町駅。
☆茅ヶ崎
1912年頃平塚らいてふ等は茅ヶ崎に集い、1913年〜1914年頃、青鞜社は巣鴨にありました。巣鴨今人、というアイデアから構想をたて、ブルーイマジンの世界がうまれました。乃愛が海辺に立つ姿は、とても凛々しく、美しい。伊藤野枝の名前からくずして、乃愛(ノエル)と名付けました。
実のところ、正解は分かりません。このテーマを取り扱う事で、様々な人から腫れ物を扱うような眼で見られてきたようにおもいます。性被害者は、どこか世間では未だ恥ずかしい存在として捉えられている事には、疑念を抱いています。世間が、「性」についてあらゆる意味で受け止めきれないのでしょうか。しかし、今この問題に真正面から受け止め、正直に向き合う作品を届けたい。映画というエンタメが、綺麗事に見えるかもしれない。けれど、私があの時、救われたように、きっと誰かの一筋の光、支えにはなるはずです。そう自信をもって言える作品になりました。
誰もが傷つき、傷つき合う、そして誰しもが被害者になりうるし、加害者にもなりうる。自分自身のトラウマから逃げずに、向き合い過去と対峙すること、それは一歩先に進めるきっかけの一つなのかもしれません。そして、今、目の前に形となり見えている物、事は、誰かが積み上げてきたエネルギーの結晶です。その誰かの存在を想像し、創造する一筋の光になれたらとおもいます。
皆様のご支援により集まった資金は、本作の劇場公開に向けての宣伝費として充当いたします。
など、本作を広く世に宣伝するために使用させて頂きます。
・お近くの劇場では上映されない可能性があります。
・各リターンメニューが予定している期日から遅れてしまったり、早めにお渡しができることになったり、ご支援者様のご希望に添えない場合がございますが、できるだけ皆様のご希望に添えられるよう力を尽くして参ります。
・目標金額を達成できなかった場合でも自己資金で補い、映画製作・公開いたしますし、ご支援頂いた皆様へ、リターンもお届けいたしますのでご安心ください。
※尚、ご希望の座席に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
2023年
11月〜12月 海外版DCP作成 完パケ、劇場版チラシ、 リリース発表、
劇場版ポスタービジュアル、パンフレットの考案、宣伝活動始動
2024年
1月初旬 関係者試写会
1月25日〜 ロッテルダム国際映画祭 ワールドプレミア
1月31日 クラウドファンディング終了
2月初旬 国内版DCP完成
2月中旬 マスコミ向け試写会
3月上旬(予定) クラウドファンディングご支援者様へのオンライン試写リンク送付
3月中旬〜 新宿K's cinema他、全国順次劇場公開予定
以降 他海外映画祭や国内映画祭に出品予定
今後も未発表の海外の映画祭、国内の映画祭に訪れる予定ですので、クラウドファンディングにご支援くださった皆さま限定に映画祭日誌も記していければと思っております。
最後までお付き合いをいただき、有難う御座いました。本作は既に撮影は終え、完成しています。映画創りは、1人では到底できません。監督はいわゆる、はい、いいえ、をジャッジするような存在であって(勿論、悩みに悩みますが…)創り上げるにあたって様々な技術者の皆様、俳優の力、無くしては映画は完成できません。数多くの人間が関わって、共同作業をする…そして多大なる時間と労力を要します。ただ創って終わりでは勿論ありません。映画は映画館で上映されて初めて"映画"になります。お客様に観ていただかなければ完成ではありません。1人1人に届けるまで、多額の労力と費用が必要です。そして文化・芸術の存在は私達の心の豊かさに繋がります。これからの若者達が新しい時代を形成していくには、あらゆる意味で多種多様な連帯が必要だと私は思います。
今後の私達の活動を含め、本作の宣伝・配給活動、まだまだ長い道のりではありますがより多くの皆様へ『ブルーイマジン』の輪が広がりますよう、ご支援、応援を頂けましたら幸いです。
宜しくお願い致します。
松林 麗
5000 円
10000 円
30000 円
SOLDOUT
50000 円
残り3枚
50000 円
残り1枚
200000 円