活動写真弁士大森くみこさんより応援メッセージをいただきました
vol. 8 2026-01-20 0
旭館に初めて出会ったのは2019年の暮れ。
出会ったその瞬間に、華やかなりし活弁時代へとタイムスリップ。
まさか、内子町にかつての映画館がそのままの姿で残っていたなんて!
モダンでノスタルジックな唯一無二の立ち姿・・・その風貌に心奪われ大興奮。
勢いで、偶然にも中におられたオーナーの森さんに「いつか必ずここで活弁させて下さい」と鼻息荒く宣言して帰りました。
コロナ禍を経て、2025年初夏。やっと念願叶い旭館にて活弁上映。沢山の笑い声が響く中、旭館の壁や屋根、建物には、開館から今日までここに集った人たちの笑いや涙、暮らし、歴史が染み込み、醸造され熟成しているのではなかろうかと感じました。
全国でも稀有な大正時代の活動写真館が、ここまで生きながらえた希少さはもちろんのこと、内子町に生きる建物としてまだまだ熟成を続けてほしいと願います。
それはきっと未来の人たちにとってかけがえのない大切な財産となるに違いありません。そうして熟成したその先には、全国、世界から旭館目指して人が集まる場所にきっとなるのではないでしょうか。
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活動写真弁士(かつどうしゃしんべんし)とは、音声のない無声映画(活動写真)の上映中に、スクリーンの横で登場人物のセリフや状況を肉声で語り、物語を解説する日本の伝統的な職業・芸能者です。活弁(かつべん)とも呼ばれ、映像と字幕に加えて弁士の語りと楽士の生演奏が一体となり、観客を物語の世界へ引き込みました。日本では明治〜昭和初期に隆盛し、弁士は映画スターのように人気を集めましたが、トーキー(発声映画)の登場で衰退し、現在は継承者が少ないながらも現代に復活し、新たなエンターテインメントとして注目されています。
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大森くみこ
2012年弁士デビュー。関西をはじめ全国各地での無声映画上映会、国内外の映画祭等に多数出演。2024年春にはアメリカ4都市活弁ツアー「The Art of the Benshi」に出演。寄席(繁昌亭・喜楽館昼席)にも色物定期出演。新作無声映画「I AM JAM ピザの惑星危機一髪」(2022)では出演と活弁を担当。関西弁も駆使したコメディポップな作品は子供たちにも大好評。大人向けのシリアス作品まで硬軟問わずの語りが持ち味。ラジオパーソナリティー、ナレーターとしても活躍。ラジオ関西「田辺眞人のラジオレクチャー」レギュラー出演中。
公式サイト:omorikumiko.world
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