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大正時代の映画館『旭館』存続をクラウドファンディングで実現!
大正時代に建てられた映画館「旭館」。
老朽化により存続の危機にあるこの建物の魅力を、
建築家や役者など関わってきた人たちの言葉を通して
新聞という形で可視化し、100周年に向けて仲間を増やすプロジェクトです。
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愛媛県内子町でゲストハウス「内子晴れ」をやっています。 日々の暮らしから町の風景を作ることを楽しみつつ、山の保全や大正時代の映画館『旭館』の活動にも関わっています。
大正時代に建てられた映画館「旭館」。
老朽化により存続の危機にあるこの建物の魅力を、
建築家や役者など関わってきた人たちの言葉を通して
新聞という形で可視化し、100周年に向けて仲間を増やすプロジェクトです。
初めてこの建物を見たとき、驚きとワクワクがありました。でも、それをうまく言葉にすることができませんでした。何がこんなに惹かれるのだろう。
その理由を、旭館に関わってきた人たちの言葉の中に、探してみることにしました。
こんにちは!愛媛県内子町で「内子晴れ」というゲストハウスを営んでいる山内大輔です。僕の住むまちには、大正時代に建てられた『旭館』という古い映画館があります。国の登録有形文化財にも指定される大変貴重な建築物で、圧倒的な存在感を誇る存在です。
しかし『旭館』建設100周年目前の今、老朽化に加え、所有者の高齢化といった理由から、この大正時代の姿を残す映画館がいよいよなくなってしまう可能性が高くなっています。
大正時代の姿をそのまま残す映画館は、全国でもほとんど残っていません。僕は奇跡的に現存する、ユニークでアングラ感のある唯一無二のこの建物を守っていきたいです。この映画館のことをもっと多くの人に知って頂くために、地域のみんなで『旭館』の新聞を作ることにしました。
少し長くなりますが、僕と旭館の出会いから、読んでいただけると嬉しいです。
愛媛県の中腹に位置する内子町は、かつて木蝋産業で栄えた町で、その時栄えた商家が残り重要伝統的建造物群保存地区にも指定された綺麗で整った町並みがあります。時代に流されず、ちゃんと意思を持ってまちづくりをしてきた町です。
通学路になっており、暮らしに馴染んでいる町並み
旭館はそのメイン通りから一本脇に入った静かな場所に位置します。
観光で来る人たちにはなかなか気づかれない
木造二階建てで白いドイツ壁と格子窓が和洋折衷な独自の存在感を放つ外観。正面には映画館らしい大きな看板スペースが設けられており、屋根には避雷針がついているのも特徴的です。
旭館は大正15年(1926年)に「映画館」として建てられ、昭和43年(1968年)に閉館しました。その後は壊されることなく近隣の家具屋の倉庫利用などの様々な変遷を経て、なんとか今日まで残ってきたのです。
ある時は家具屋の展示場として使われていた時代
この建物を映画館として再び使えるようにしたのが、この建物の所有者でもある 森文醸造株式会社の森秀夫さん。内子で130年も存続する醸造所の代表です。14年ほど前、約30ヶ所あった雨漏りを修繕したことをきっかけに、映画会社からスクリーンやポスターなどの寄贈もあり、再び映画を上映できる環境になりました。2013年には登録有形文化財にも登録されました。
旭館のオーナー森秀夫さん
しかし、森さんももう80歳も近く、維持管理は大変難しい状況となっていました。そこで2024年4月より、僕が旭館の管理をすることとなりました。
ここで少し僕の自己紹介をさせてください。僕は、2014年に横浜市からお遍路をきっかけに愛媛県の内子町に引っ越してきました。地域おこし協力隊を3年経験した後に、町並み保存地区内にある古民家と出会い、2017年に「 内子晴れ」というゲストハウスをオープン。それ以来、海外や県外の旅人と地域を繋ぐような活動を行ってきました。
旭館と出会った瞬間のことは良く覚えています。「なんだこの建物は!?」建物の醸し出すなんともいえない雰囲気にときめいてました。こんな雰囲気の場所で何かしてみたいなと漠然と思っていましたが、ご縁あって2018年に一度イベントで使わせていただきました。当日は県内のミュージシャンを招きサイケデリックな照明とライブで旭館がとてもいい雰囲気に包まれました。
2018年に開催したイベント「旭館で会いましょう」
旭館には、長い時間をかけて人に使われ続けてきたことで生まれた空気感があります。
綺麗に整えられた場所ではなく、だからこそ残る、少し荒くて粋な佇まい。
旭館には他の場所にない魅力がある。この時、改めて旭館が気になる存在になりました。
オーナーさんの年齢がもう80歳近くで今後の維持管理はできない。町もここを購入することは難しいとのことで、「壊さざるをえない」という話を聞いたのは2022年。以前から 「旭館のこれからのことが全く見えていない状態」であるということは話で聞いていました。
ここで 自分が「借りる」と言わなければいけないと直感で思いました。借りてどう残すかというよりも、まずはこの物件をもっと開放していかないといけない。この物件にときめく、そんな人が絶対にいっぱいいると思ったんです。
友人には 「とんでもないモンスターに手を出したね」と言われました。それくらい大正時代からの傷みがあり、そして当時700人を超える人を収容してきた大きな建物です。
建物の所々に傷みが生じている
その管理・運営には難しさがあり、どこまで手をかける必要があるのか、まだ測りきれていない重さも一緒に引き継ぐことになりました。
だからこそ、自分ひとりで抱えるのではなく、 いろいろな人と一緒に、この場所の大きさを測っていきたいと思っています。
ところが、旭館は約60年前に閉館されているため、町外はもとより、地域の人でさえほぼ入ったことがなく、その存在は実はあまり知られてはいませんでした。 町内町外の人が出入りするゲストハウス「内子晴れ」を窓口にすれば、残す残さないの前に、多くの人にこの場所を知ってもらい、開放することができるんじゃないか、と思いました。
そこで今回、旭館にゆかりのある方達に取材をし、新聞の形にまとめることにしました。
あの看板建築でも有名な 建築家藤森照信さんにも、「素晴らしい!」と言わせた旭館。『藤森照信のクラシック映画館』の表紙にも使ってくれるほど。
先日旭館で開催された無声映画のイベントに出演してくれた活動弁士の 片岡一郎さんは、旭館に楽屋が存在するのを見て、「これは弁士や奏者のための楽屋ですよ!まだそんなところがあるなんて!!」と驚かれていました。
昔この場所で活躍していた人たちを想像しながら、その 活動の積み重ねの延長線上に自分が今いることに感動してくれていました。
こんなふうに、僕自身、旭館を通じていろいろな人と関わるうちに、人それぞれの視点で旭館の価値が存在するということが見えてきました。
その価値を、自分だけじゃなく、様々な人と共有するために取材をしてまわっています。
藤森さんの話は発想がユーモアで貴重な体験でした
閉館前の旭館で映画をみたことのある地域のおばちゃんと取材する高校生旭館で芝居をしてくれたイワントモリの岩渕さん
町にとっても唯一無二
町並み保存や内子座の再生など地域の文化を守ってきた内子町にとっても、
当時のまま残るこの大衆的な文化施設はとても貴重な存在です。
この場所があるから生まれた文化
演劇、ライブ、無声映画イベント、映画祭、旭館縁日、旭館喫茶……など
「どこでもいい」ではなく、
「この建物だからやりたい!」という人が全国から来てくれます。
イワントモリさんの演劇
活動弁士さんと楽士の方々による無声映画イベント
イベントをきっかけに仲間が生まれ、
文化を
“体験する”だけでなく“文化をつくる”動きも広がりました。
地域の有志で縁日のイベントが生まれたり、映画を見る会が生まれたり、映画祭も開催されました。みんなで綺麗にしようと大掃除もしました。小学校では「地域の絵を描く」という授業の中で、旭館の絵を書いてくれた子も出てきました。
小学生が「今日なにかやってないの?」と遊びに来るほど、
旭館は地域の一部になりつつあります。
地域の有志で旭館縁日を開催
内子で初めての芸術祭と内子旭館映画祭が開催されました
この場所は、人の心を惹きつける力があります。そして世界的にも稀な価値を持つ建物です。
ただし、“残す”ための課題は山積みです。今のままでは難しいのが現実です。
ですが、 この場所を知り「残したい」と思う人が増え、その一人一人が行動に移すことができれば決して不可能ではないと思います。
建物だけでなく、ここに 関わった人たちの思いや行動も、未来につなげていきたいそう強く思っています。
みんなでやってやりましょう!!
過去に旭館を使ってくれた人や、この建物が好きな人、足を運んでくれたお客さん、旭館存続の活動に関わる人や映画関係者、建築家それぞれが取材の対象です。
国際なかなか遺産を立ち上げた日本の建築史学者の村松伸さん
(旭館はなかなか遺産第2号に選ばれています)
紙フィルム無声映画のイベントを企画していただいた柳井イニシアティブマイケルエメリックさん
松山市の自主上映団体マネキネマを立ち上げ、映写技師でもある石川誠二さん
内子町を拠点として活動する映像作家の烏谷恒希さん 写真は烏谷さんの映画作品「暮夏」トークイベントにて
これを私たち地域の有志メンバーで作成しています。デザインや編集には、愛媛県の襟巻編集室に協力いただき作成いたします。
内子高校の生徒や地域で活動するメンバー
今回作成する新聞を中心にみなさんにお届けできたらと思います。
A −1:旭館のこれからを応援① 5,000円
・サンクスメール×1
・旭館の新聞をお届けします×1
・旭館内に設置予定の新聞紹介パネルに、支援者としてお名前を掲載します×1
A −2:旭館のこれからを応援② 10,000円
・サンクスメール×1
・旭館の新聞をお届けします×1
・旭館内に設置予定の新聞紹介パネルに、支援者としてお名前を掲載します×1
・旭館ステッカー×1
A −3:旭館のこれからをいっぱい応援③ 20,000円
・サンクスメール×1
・旭館の新聞をお届けします×1
・旭館内に設置予定の新聞紹介パネルに、支援者としてお名前を掲載します×1
・旭館ステッカー×1
・旭館コースター×1
■ B:旭館施設案内&宿泊付き 15000円
旭館にまだ入ったことのない方や、建物そのものに興味のある方向けの、
内子に滞在しながら旭館に触れる、気軽な体験プランです。
・サンクスメール×1
・旭館の新聞をお届けします×1
・旭館内に設置予定の新聞紹介パネルに、支援者としてお名前を掲載します×1
・内子晴れ宿泊券5000円分(1年間有効)×1
・旭館案内×1
■ C:旭館プライベート利用(30,000円)※10組限定・1年間有効
旭館を“完全貸切”でご利用いただけます。
プロジェクター・スクリーンを使って、映画・映像鑑賞で旭館を贅沢に独り占めできます。
・サンクスメール×1
・旭館の新聞をお届けします×1
・旭館内に設置予定の新聞紹介パネルに、支援者としてお名前を掲載します×1
・旭館プライベート利用券(1年有効)×1
※利用日時は支援後に個別にご相談の上、決定します。
※本リターンは個人利用に限ります。
※イベント利用・商用利用は対象外となります。
旭館オリジナルコースター【活版印刷】作成:
ゆるやか文庫
旭館オリジナルステッカー 作成:ゆるやか文庫
築180年の古民家を活用したゲストハウス「内子晴れ」
交通費など取材費用:45,000円
編集とデザイン、印刷費用:400,000円
手数料 55,000円
今回集める50万円は、上記の形で使わせていただきます。
2025年12月:取材・記事執筆 完了
2026年1月:最終校正・デザイン
2026年2月:印刷・完成
※本プロジェクトは、旭館の使用可否の問題により一時中断していましたが、 2025年11月の協議を経て再開しました。現在は取材は完了執筆最終工程に進んでいます。
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金はチームで補填し、新聞の制作を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
2026年、旭館は100周年を迎えます。
旭館という建物が100年生きてきた在り様を、関わってくれた人、これから関わってくれる人みなさんと祝いたい。そしてみなさんと一緒にこれからの旭館をどうしていくのか考えていきたいと思います。
どうか皆様よろしくお願いいたします!
5000 円
10000 円
15000 円
20000 円
残り10枚
30000 円