ミュージシャンの皆様からのコメントが届きました!(vol.2)
vol. 10 2015-05-12 0
皆さま、こんにちは。プロジェクトメンバーの林口です。
クラウドファンディング期間、残すところ11日となり、92%まで達成することができました!皆さまからのご支援、あらためて感謝申し上げます。引き続き、プロジェクト実現に向け、頑張って参ります。
本日は、Throwing a spoon(トウヤマタケオ×徳澤青弦)さん、梅林太郎さんからお寄せいただいたコメントをお届けいたします!
◎トウヤマタケオ(Throwing a spoon)
視覚、聴覚という人間の感覚とは、対象物や音源から距離があって成立するということ、つまり時間も伴うということを、今回のプロジェクトは改めて考えさせてくれます。950年前にちょうこくしつ座R星から発せられた情報を2015年の僕らが受け取る。おそらく、人間は(その他の)動植物が獲得しえなかった視覚を得てるのだと思います。感覚を肥大させれば時間も遡れるという不思議な感覚に。
時間は音楽の心臓です。音楽は耳で感じる芸術でしたが、じつは聴覚と視覚は同じ感覚器官であるということ。そんなことを考えながら作りたいです。
◎徳澤青弦(Throwing a spoon)
未知の世界を探訪することは、ふとした瞬間に、己を探すことと背中合わせになることがあります。
117億光年という途方もなく遠い場所で見つけたものは、もしかしたら自分の肩の上に乗っかっている何か…あるいは体内のどこかにあるものと似通ったものかもしれません。
思いもよらない出来事に遭遇することは、生物にとって新たな一歩を踏み出すきっかけになるでしょう。そこから何を感じてどこに向かうか、答えを出すことを急がずに、じっくり考えなければいけない。そのぐらい大事な発見が日々アルマ望遠鏡で起こっていると思います。
そしてそれらは科学的に立証していくよりも、あるいは音楽で表した方が解読しやすい可能性が大いにある気がしてなりません。
オルゴールの音は、意識のない音ととらえることもできるし、安直だけども地球外生物の「声」ととらえることもできます。
ヒトの精神世界をくぐり抜けた時、それはヒトの音楽へと変貌してゆくでしょう。
どんなことでも当てはめられる事かもしれませんが、感じたものは常に慈しみをもって呼応していきたいものです。
何にせよ、またトウヤマさんと音を作ることが楽しみ!
◎梅林太郎 a.k.a milk
アルマ望遠鏡という物を音楽を通してより多くの人に知ってもらえたら、という点に共感しました。
また、星が生み出すメロディをアレンジするという機会自体、大変光栄に思い参加させて頂きました。
今でも持っている、僕が子供の頃にプレゼントでもらった小型望遠鏡。
当然アルマ望遠鏡とは違う天体望遠鏡ですが、小さい頃に星を見ていたあの頃の気持ち、天体の無限の可能性、それを変奏曲に置き換えて音楽に出来たらと考えています。