働く=出来たらいいなを実現していく行為 by 小野裕之
vol. 13 2015-11-02 0
いま東京で ”働くとは何か” を考える本」取材10/100
「ほしい未来”をつくるためのヒントを発信する」をテーマにしたWEBマガジンgreenz.jpの小野裕之さんへのインタビュー。みどり荘メンバーではないももの、その周囲でいつも何らかの形でつながっている方です。
肩書きはプロデューサー。この肩書きは大学時代からうってきた点がようやく線になった結果だ。大学時代から持ち続けていたメディアづくりに関わりたいという思い。ではどのように関わっていくのか。書き手なのか編集者なのか。自分の気持ちに正直に、興味のあること、面白いことに真っ向から挑み、探求しながらたどり着いたのは「プロデューサー」という肩書きだった。
「究極的に言うと自分にやりたいことはない。でもやりたいことがあるのに実現できない人たちを応援するのが好き」。プレイヤーではないことに悩むこともあったけど、今はこれが自分らしいポジションだと開き直れる。 メディアにはジャーナリズムに終わらない方向性もある。greenz.jpは伝えるだけではなくて、書き手や読者が思い描く未来をつくるために、何かを形にすることができるメディアでありたい。最近は企業や行政と地方創生をテーマに協働することも多い。ただクライアントの希望にこたえるだけではなくて、みんなにいいものをつくることを大切にしている。
今年でメディアとして10年目。大きな組織からも信頼されるメディアへと成長してきた。取材先、クライアント、greenzのスクールを受講してくれる読者、それにgreenzを一緒につくるスタッフ。小野さんの目は周囲にいる人のやりたいことに向いている。「あの人はもっとやれる」。その思いは広がって、やがて社会を変えるうねりになるかもしれない。彼の頭は常に社会を変える道筋を描いている。